「一寸の虫にも五分の魂」という言葉はご存じですよね。
そうです。「どんなに小さくて弱いものにも、それ相応の意地や考えがあるので侮ってはいけないということのたとえ」という意味の故事成語です。この言葉のポイントはなんといっても「五分の魂」でしょう。「四分の魂」ではなんともカッコが付きません。

「五十歩百歩」という言葉も皆さんなじみ深いですよね。
でもこれを「ごじゅっぽひゃっぽ」と読んでいないでしょうか？「五十歩百歩」の正式な読み方は「ごじっぽひゃっぽ」です。くれぐれも「ごじゅっぽ」と読まないようにお気を付けくださいね。そしてこの言葉のポイントも言わずもがな「五十歩」でしょう。これを「ごじゅっぽ」と読まず「ごじっぽ」と読むところにすべてが凝縮されています。

では「五臓六腑に沁みわたる」はどうでしょう？
皆さんも一日の疲れを癒すためにお酒を呑んだらまず「くぅぅぅ！五臓六腑に沁みわたるぅぅぅ！」と毎回叫びますよね。この「五臓六腑」、「五臓」は心臓・肝臓・肺臓・脾臓・腎臓、「六腑」は胃・胆・大腸・小腸・膀胱・三焦を指しています。これが「四臓六腑」とかだったらエライことになりますよね。なのでこの言葉で最も重要なのは「五」という漢数字であることがわかります。

また「四の五の言う」という言葉も日常的に使いますよね。
「あれやこれやと不平や不満などの文句を言うこと」の意味ですが、もしこれが「四の四の言う」だったらなんのことやらさっぱりわからなくなってしまいます。やはりここでも「四」ではなく「五」でなければなりません。

以上のように、故事成語を少し眺めるだけでもいかに「四」よりも「五」の方が大切であり、重要であるかがお分かりいただけるかと思います。

今年1月にテレビ大阪「それ行け電波塔！かんおんちゅ～ん！」へ初登場し、これまで四回に渡り登場を果たしたカナシバリですが、本日五回目の登場です。四回では到底ダメなのです。五回でなければ。
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テレビ大阪 7ch
3/26 26:55～（毎週土曜日）
「それ行け電波塔！かんおんちゅ～ん！」（最終回）
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なんと5曲入り！やはり4曲ではダメなんだ…

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