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超展開力!?春化精スクラップ解説

《1. はじめに》

いつも記事を読んでくださっている方々ありがとうございます。いつも沢山の感想やお褒めの言葉もいただき、皆様のお陰で記事を書くことが趣味になりつつあります。

今回のテーマになりますが、春化精スクラップというデッキについての解説になります。
最近、地属性GSと呼ばれるデッキを大会で見かけることがあります。スクラップは入ってなさそうなので、別物ではございますが、性質的には、そのデッキに似ているのかなと思っています。

最近、私自身、面白そうなデッキはないかなとよく模索しており、その中で面白そうだし大会で使ってみようかなと組んでみたデッキになります。もし、ご興味があれば使ってみてはいかがでしょうか。

無料部分には
・デッキ紹介
・軸となるカード紹介
・採用するか迷っていたが不採用としたカード
・このデッキを考案した意図

有料部分には
・展開パターンと展開方法
を記載しようと思います。

《2. デッキ・カード紹介》

私が組んだ春化精スクラップのデッキは下記画像になります。環境デッキに対する回答を入れたり、引きたくないカードの考慮などをしたら60枚デッキになりました。

今回の私の組んだ構築ですと、基本的には先行でバロネス+ナチュルビースト+αを狙いに行きます。しかし、もう一つの型として、先行で相手の手札全ハンデスを狙いに行く構築もあります。最初は全ハンデス狙いの構築だったのですが、強い制圧力なので無理に全ハンデスしなくても良いかなと思い、上記のような構築にしました。

では、カード紹介をしていこうと思います。
"知ってるよ"という方もいらっしゃるかも知れないのですが、メジャーなのかマイナーなのかわからないようなカードも多々採用しているので、主要なカードのみご紹介させていただけたらと思います。

《2-1. 春化精》

画像のように何種類かいますが、共通効果として自身+モンスターor春化精カードを捨てて発動する効果を持ってます。墓地から地属性を特殊召喚する効果があり、召喚権を使わずにモンスターを場に出せるのが強みです。縛りとして、このターン、自分は地属性以外のモンスター効果を発動できないとありますが、春化精の効果を使用する前は地属性以外のモンスターの効果も使えます。例えば、春化精効果にチェーンして発動してきた増殖するGに対して、灰流うららを発動することも可能です。

《2-2. スクラップ》

スクラップは上記の二種類を使用します。
スクラップと聞いて、正直めちゃくちゃ懐かしく感じました。スクラップ・キマイラが登場したのなんて10年以上前で自分が高校生の頃に出てきたカードです。当時、弟がスクラップデッキを組んでて、兄弟で遊戯王したのを思い出しました。

そんなスクラップですが、私が6年間くらい遊戯王を休止している間に壊れカードが新規で登場していました。

そのカードがスクラップ・ラプターですが、自分フィールドのモンスターを対象として破壊して、スクラップの召喚権を増やすという効果です。自身も破壊対象にできる為、自身を破壊しつつ、自身の効果でキマイラをサーチして、そのまま増えた召喚権でキマイラを召喚できるので、一枚からランク4 or スクラップシンクロモンスター or リンク2にできます。

恐竜族ってのが、更に強みで化石調査からのサーチにも対応します。それだけではなく、スクラップにはスクラップエリアというサーチカードもある為、サーチ手段がめちゃくちゃ多いカードになります。今回は採用してませんが、魂喰いオヴィラプターからもサーチできます。

《2-3. ブロックドラゴン》

アダマシアっていうデッキがある為、ブロックドラゴンの存在はメジャーかとは思うのですが、この一枚でとてつも無いアドバンテージを得る最強カードです。御影志士からのサーチが可能なのと、1ターンに何回でも蘇生できます。そして、何といっても最大の強みは②のサーチ効果です。これによって岩石族をサーチしつつ、更なる展開を狙います。

サーチ対象のカードは今回のデッキですとアダマシア系のカードとギガンテス、そして状況に応じたロックとしてフォッシルダイナパキケファロになります。

単純にアダマシアのチューナーとブロックドラゴンでバロネスになれるのは強いです。

今回は採用してないのですが、全ハンデスする場合は、メタモルポットを採用してブロックドラゴンでサーチします。

《2-4. リ・バイブル》

サイキック族なので緊急テレポートに対応しつつ、地属性だから春化精とも噛み合います。このデッキだとエクストラのカード5枚以上使用するのは簡単なので、第2のグローアップ・バルブとして使えます。

《3. 採用するか迷っていたカード》

《3-1. ライティ・ドライバー+レフティ・ドライバー》

春化粧展開をする場合、召喚権を余らせることができるので、ライティ・ドライバーとレフティ・ドライバーのセットを入れようか迷っていました。

このセットを入れておくと、ライティ・ドライバーの召喚だけでレベル3のシンクロをすることができます。

レベル3シンクロではゴヨウ・ディフェンダーを出そうと思っていました。

ゴヨウ・ディフェンダーで、ゴヨウディフェンダーを特殊召喚。ターン制限がないので、追加で出したゴヨウ・ディフェンダーで更にゴヨウ・ディフェンダーを特殊召喚することができます。

これでランク3のモンスターを出そうと考えていました。
出そうと考えていたランク3のモンスターはどちらも地属性の亜種羅王orメリアスの小霊です。

亜種羅王を立てれば、春化精等への手札誘発のケアになりつつ、メリアスの木霊であれば、グローアップ・バルブを落とせるので、展開例を後述しようと思うのですが、森と目覚の春化精
でグローアップ・バルブを落とす必要がなくなる為、ブロックドラゴンを御影志士で持ってこなくても森と目覚の春化精で墓地に送ることができるなと考えていました。

めちゃくちゃ強そうに思えるプランではありますが、採用をやめた理由としてはエクストラの枠を、ゴヨウ・ディフェンダー×3、亜種羅王、メリアスの木霊で5枠割かなくてはいけないことです。なかなか今回のデッキにおいて、エクストラのデッキを5枠空けるのが難しかったので、とても採用したかったのですが不採用としました。

《3-2. 超重武者》

正直なところ流行りすぎてて認知度も高いと思うので、あまり語ることはないのですが、超獣武者を入れておくだけで簡単にバロネスやランク4を立てることができる為、採用に悩みました。しかし、魔法カードも複数枚採用したかったことと、バロネスを出しても、春化精の効果後は自分のターンは無効になってしまい強く使えないので不採用にしました。

《3-3. 墓穴ホール》

フレシアの蟲惑魔自体は採用しているのですが、妨害として採用しているだけであり、手札誘発のケアとしては採用していませんでした。

墓穴ホールを入れることにより春化精等に受ける手札誘発をケアできると考えはしたのですが、フレシアの蟲惑魔を展開前に立てる良い方法が思いつかなかった為、不採用としました。

《3-4. セリオンズ》

超重武者など最近採用されているデッキも環境で見かけることがあるのでメジャーなカードになってきているセリオンズになります。

ライティ・ドライバー、レフティ・ドライバーのセットや超重武者を採用する場合、機械族モンスターの為、セリオンズと相性が良く採用したいなと考えていました。セリオンズを入れるだけで手札誘発への対策にもなるので考えてはいましたが、今回、前述した各項目へ記載したような理由でライティ・ドライバー、レフティドライバーのセットや超重武者の採用をしていない為、不採用としました。

《4. このデッキを考案した意図》

2023年4月時点の環境トップのデッキがピュアリィであり、魔法カードを多用するデッキであった為、環境的にもナチュルビーストが強いと思いました。

また、ナチュルビーストを無効化できる冥王結界派も最近は環境デッキから採用が減りつつある為、尚更、ナチュルビーストが強いと思いました。

ナチュルビーストを守る為に、素引きのクシャトリラやピュアリィなどのカードを妨害することが大切である為、ナチュルビースト+α(バロネスやフレシアの蟲惑魔など)の妨害を作れるデッキは何かないかなと模索した結果、今回のデッキに辿り着きました。

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