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ポケモンSV レギュD S9 レート2000達成構築 高負荷サイクル(最終順位:321 レート2006)

初めに


この記事を読んでくださっている皆様初めまして、かなたです。
まず初めに軽く自己紹介させてください。(興味なければ、パーティ紹介まで飛ばしてください)
ポケモン対戦自体はの4世代後期(HGSS)から少しずつ触っており、本格的にランクマを始めたのが、6世代(XY)からでした。8世代(剣盾)のタイミングで完全に離れ、別のゲームをメインに活動していました。そんな中ポケモンSVが発売になりました。
テラス環境がダイマックスよりは肌に合っていたため、レギュレーションA S1はそれなりに頑張っておりました。(メイン、サブROMともに2000達成)
SVの環境は短い期間で変わるため、ちゃんと勝とうと思ったら常に環境調査が必須なこともあり、転職してからあまり時間がたっておらず、慣れていなかったことや別ゲー(FEエンゲージ)が予想以上に面白くまた環境から離れてしまいました。
5年ぶりに旧友に連絡したところ、ポケモンSVをプレイしており、再びやりたくなったため、レート2000を目指して再開しました。これがちょうどレギュレーションC S7のタイミングです。
前期については、トリル♀イダイトウ軸でレート1995まで上り詰めましたが、あと一歩届かきませんでした。レート2000を超えてから記事にするつもりだったので断念しました。
今回、レギュレーションD S9にて何とかレート2000を達成することができたので、個人のメモの意味合いと誰かの参考になればと思い、記事を書き残します。

↓2023/08/30 22時時点

主のパーティの組み方について


大前提としてカイリュー、ハバタクカミ、パオジアン、サーフゴー、ディンルーは使いません。理由としましては、自分が面白くないからです。
私が思うに今の環境はこの5体@1の構築もしくはカイリュー、サーフゴー、ハバタクカミ@3のテラスや構成を切り替えながら戦うのが、レートを上げる上で、最も効率的だと感じております。実際に前述した並びの構築は2回に1.3回以上当たる体感がありました。似たような並びを使うことで勝ちやすくなるかもしれませんが、同じ構築を使って勝っているだけと感じてしまうため個人的には面白くないのです。そのため、その並びに極力勝てる構築を作り出すことを念頭にパーティを模索しております。
XY時代から環境頂点にいるポケモンの使用控え、取り組んでいるのでその影響も大きいかもしれません。高順位を目指している方には向かない記事に仕上がっているかもしれませんが、お付き合いいただけたら幸いです。

パーティ紹介(画像のみ)


コンセプトとしてはこだわり系の火力を押し付けつつ、サイクルを回す。

個体紹介


テツノブジン

性格:ひかえめ
能力値:159-135-112-176-82-168
努力値:76-0-12-156-12-252
テラス:どく
特性:クォークチャージ
技:ムーンフォース、10まんボルト、インファイト、トリック
持ち物:こだわりスカーフ
調整内容:
HP 16n-1
C 11n
S ぶっぱ(最速100族抜き)

HB
・A189(いじっぱり)補正なしパオジアンのつららおし+ふいうち確定耐え
>つららおとし+ふいうち
>109 ~ 129 (68.6 ~ 81.2%)+22 ~ 26 (13.9 ~ 16.4%)

・A172(ようき)補正なしパオジアンのつららおし+こおりのつぶて乱数耐え
>つららおとし+こおりのつぶて
>99 ~ 117 (62.3 ~ 73.6%)+48 ~ 57 (30.2 ~ 35.9%)

HD
おくびょう補正なしテツノツツミのハイドロポンプ確定耐え
>133 ~ 157 (83.7 ~ 98.8%) 確定2発

対面でパオジアンに比較的に強めかつ前期あたりから数を増やしているテツノツツミに対して強く戦えるように調整。
どちらもきあいのタスキで耐えられたとしても上から叩けるため、対面したら勝てる。こおりのつぶてを採用しているパオジアンについては、厳しい面もあるものの相手の調整次第では勝てるため、ダメージは見ておくと居座る判断がしやすい。
Sのラインは準速にすること最速イーユイのスカーフの上からインファイトを打ち込むことができるため、準速を採用。
ひかえめにした事で影響した試合は一試合だけでハバタクカミをインファイトで落としきれないことがあった。ほぼインファイトを打つ機会はないので困ることはほとんどなかった。イーユイに打ち込むのとラッキーに対する対策と割り切って使っていた。
どくテラスの採用意図としては、かくとう弱点を隠せることとドヒドイデいりの受けまわしパーティに対して強く出るため。今回使用した構築はドヒドイデをかなり呼ぶような並びになっている。そのため先発で選出し、初手からトリックでこだわりスカーフを押し付け、どくどくのタイミングでテラスを切ることで相手は交換せざるを得ない状況を作り出すことができた。その際に受け取ったくろいヘドロで回復もしくは交換読み再度トリックをすることで受けが成立しない状況を早々と作り出せた。後述するウーラオスと合わせて繰り出すことでドヒドイデ入りの受けまわしを完封することができたため、非常に使い勝手が良かった。
このポケモンについては、徐々にスカーフが認知されつつあるが、ブーストエナジーが発動しない場合、きあいのタスキとの択が発生するため、相手目線はややこしいことこの上ないと思った。
選出機会は多くないものの一番仕事をしてくれたポケモンだと思う。

サンダー

性格:ずぶとい
能力値:191-x-148-146-110-128
努力値:204-0-236-4-0-60
テラス:みず
特性:せいでんき
技:ほうでん、ボルトチェンジ、ぼうふう、はねやすめ
持ち物:オボンのみ
調整内容:
HP 16n-1
B 11n
S 準速ガッサ+6

XY時代に使用していた個体をそのまま流用したので、調整意図については覚えていない。モロバレルを採用しているため準速キノガッサの上からボルトチェンジしモロバレルにつなぐ動きができる。
環境が進んだことにより、上位の方ではランドロスを見る機会が増えた。飛行テラスランドロス、飛行テラスカイリューに対して後出しできるようにしたかったため、水ロトムと選択になったがウーラオスを採用していることもありサンダーを採用することにした。
結果としてはねやすめで回復可能なため、ステルスロック+ドラゴンテールカイリューのような構築に対してTOD勝ちできた。この点においてはこのポケモンを採用してよかったと思う。
テラスについては、送ってきた際にみずテラスへ変更してそのまま使用していたが、最近のパオジアンがくさテラスやでんきテラスになることが多々あるためほかのテラスでもいいかもしれない。ここについては納得がいく答えが出ていないため、何とも言えないのが現状。来期使う機会があったら、また調整を考えたい枠。

ウーラオス

性格:いじっぱり
能力値:175-200-121-74-80-149
努力値:0-252-4-0-0-252
テラス:みず
特性:ふかしのこぶし
技:すいりゅうれんだ、インファイト、とんぼがえり、アクアジェット
持ち物:こだわりハチマキ
調整内容:
ASぶっぱ あまりB

前期の記事を確認している最中に見つけたポケモン。
水テラス込みになるが、テラスを切っていないディンルーをオボンのみ込みで大体ワンパンしてくれる。HB特化にされると耐えることもあるようだが、大体Dにも割いている個体がほとんどなため、現環境ではワンパンだった。HP振りカイリューも後出しで受からない為、ディンルー、カイリュー、サーフゴーの並びに比較的に強く出ることができた。余談にはなるが、対策枠のモロバレルもHB特化でないと大体の場合、受からない。
様子見で初手に出すことが多く、すいりゅうれんだで等倍以上取れるポケモンと対面した場合は雑にテラスを切っていた。テラスを切ることで何も受からない試合を量産でき、easy winできる試合を量産してくれた。特にクエスパトラやオオニューラ、壁貼り展開入りパーティには重宝し、ほとんどなにもさせずに勝利できた。
受けまわし系のパーティ相手には、前述しているテツノブジンとともに繰り出し荒らし後の掃除役を担ってくれた。
HBゴツメカイリューが増え始め、若干使いづらくなってはいたが、通ってしまえば勝てる、そんなポケモンだった。
私が今の環境で一番嫌いなポケモンであるディンルーに対してかなり強く出れたため、今期についてはずっと愛用していた。

デカヌチャン

性格:いじっぱり
能力値:191-132-97-81-125-123
努力値:244-196-0-0-0-68
テラス:みず
特性:かたやぶり
技:デカハンマー、じゃれつく、アイスハンマー、じならし
持ち物:とつげきチョッキ
調整内容:
HP 16n-1
A 11n
S 準速ガッサ+1

今期の中旬あたりからハバタクカミ、テツノツツミの対策枠としていろいろ試しており、一番感触の良かったこのポケモンを採用した。
ジバコイルやヒードランも使用したが、テツノツツミはともかくハバタクカミに関しては、瞑想の起点になってしまい、そのまま負けてしまう試合や急な地面テラスに破壊されるなど安定した対策枠とはならなかった。
そのためハバタクカミに勝てるはがね枠を下記のように定義した。
◆ムーンフォースを半減にでき、瞑想の起点にならない物理技で攻撃できるポケモン
この定義と合致するポケモンはこのポケモンくらいしか思いつかなかったため、最終構築にはデカヌチャンを採用した。前期はこの枠にチョッキ炎ドドゲザンを採用しており、眼鏡でもテラスを切れば無理やりごまかせるようにしてはいたが、ごまかし行動でどうにかならないと前期に痛感しており、本格的な採用枠にした。
Aに努力値を振り切っていない理由としては、もともとじならしを切って猫だましを採用して火力調整していたことが理由。対面であれば、パオジアンにも勝てるようにしていたが、ヒードランやサーフゴーにやることがなさ過ぎたため、じならしにした。結果としてヒードランやサーフゴーへの打点だけでなく、ハバタクカミの素早さを操作して後ろのウーラオスで全抜きするみたいな動きもできたため、じならしを採用してよかったと思う。
Sを準速ガッサ抜きまで調整していることにより、カイリューやSを振ってないウーラオスの上を取れたりとS調整が役に立った場面は多々あった。
テラスについてはイーユイに強くするために水テラスにしていたが、パーティ的に悪ウーラオスが重くなってしまったため、フェアリーの採用でもよかったかもしれない。
ウーラオスと並んで選出機会はかなり多かった。
特性のおかげで、カイリューやミミッキュに強めに選出できたことも好印象。

イーユイ

性格:おくびょう
能力値:161-x-100-157-140-167
努力値:244-0-0-12-0-252
テラス:ゴースト
特性:わざわいのたま
技:あくのはどう、ふんえん、オーバーヒート、サイコキネシス
持ち物:こだわりメガネ
調整内容:
時間がなかったため、たべのこし わるだくみ個体をそのまま流用

環境が終盤に近付くにつれ、上位帯でランドロスが増え始めていると感じており、総じてディンルーの数が減っていると感じていた。
ディンルーがいないのであれば、あくのはどうを比較的に通しやすいポケモンだと感じていたこともあり、モロバレルと一緒に採用した。
今回組んだパーティがサーフゴーに弱めになっていたため、足りない保管枠としての役割を担ってくれた。
カイリュー、サーフゴーの並びであれば、カイリューの後出しが利かないため、あくのはどうだけで一貫を取ることで活躍してくれた。
調整については、時間がなかったため、適当な個体を使用してしまったことが悔やまれる。カイリュー後出しに対してたべのこし込みで2発で倒せるようになっていなかったので、ここは明確な反省点。HSベースにしながら、ひかえめに変更して火力調整するべきだったと後から後悔している。
活躍については、申し分なかったがプレーヤーの事情でちゃんと調整ができなかったことが本当に悔やまれる一匹になってしまった。

モロバレル

性格:ずぶとい
能力値:221-x-134-105-101-55
努力値:252-0-252-0-4-0
テラス:ほのお
特性:さいせいりょく
技:リーフストーム、イカサマ、ヘドロばくだん、キノコのほうし
持ち物:だっしゅつパック
調整内容:
HBぶっぱ あまりD

HBぶっぱに関してはウーラオスの欄にも記載したが、こだわりハチマキ水テラスすいりゅうれんだが受からない為、Dに振る余裕はなかった。刺さっているパーティにはめっぽう強く、テツノブジンと一緒にサーフゴーを呼んでくれたため、イーユイと一緒に選出した試合では、かなり活躍してくれた。イーユイバレルの並びが強いことを改めて実感した。
出せると感じた相手に関しては、初手から出してキノコのほうしで眠らせたり、サーフゴー読みでリーフストーム、イーユイ着地から高火力を押し付けることができ、easy winを後押ししてくれた。
最初は水テラスで採用していたが、イーユイ、パオジアン対面でのせいなるつるぎを読んで後出しする機会やウーラオスに対するテラバーストくさ・でんき・フェアリーに対しても後出しすることが多々あったため、水だと耐性的に受からないことから、炎テラスへ変更した。変更した後はパオジアンへの立ち回りが安定するようになり、かなり活躍するようになった。
イカサマについては、カイリューのりゅうのまいに対しての対抗策として使えるかなと思っていたが、思った以上に微妙だったため、この枠はテラバースト炎にしてサーフゴーに対しても戦えるようにした方が、もっと活躍できそうだな思っている。これについては、環境次第な部分もあるため、諸説あると思う。
ガッサ受けやたまにあたるマスカーニャ受けとして優秀なことやレジエレキ、ドラパルトなど上から制圧してくる高速アタッカーにもそこそこやれたので文句なし。

選出パターン

大体下記のパターンからどれか

ウーラオス、デカヌチャン、@1

ウーラオスの通りがいい時のパターンで相手にハバタクカミ、テツノツツミが入っている場合は、大体この出し方。ウーラオスの欄で記載した通り、水テラスすいりゅうれんだで勝ちを狙う。デカヌチャンはハバタクカミ、テツノツツミに対する受け要員。@1の枠はサンダーかモロバレルになることが多かった。
オオニューラ入りのパーティにもこの出し方をしていた。環境にいるオオニューラはきあいのタスキ、オボンのみ、グラスシード、たまにこだわりスカーフがほとんどで対面させれば、ほぼ負けることはなかった。
ゴリランダー、オオニューラの並びやゴリランダー、フワライドの並びについてはサンダーと一緒に選出することでとんぼがえり、ボルトチェンジから起点になることを避け、立ち回っていた。ウーラオス対オオニューラ、フラライドの対面さえ作ってしまえば高確率で勝てた。

モロバレル、イーユイ、@1

モロバレルのキノコのほうし、リーフストームなどで対面操作をし、イーユイを通していくプラン。明確にモロバレルに対して強いポケモン(おもにヒードラン)が混ざっているときは、ウーラオスを初手にして水テラスすいりゅうれんだで破壊するようにしていた。初手に出てくるヒードランはフェアリーテラスのことが多く、その対面テラスを切らせ、モロバレルとイーユイで通せることが多かった。
@1の枠には相手にパオジアンがいた場合にウーラオスもしくはテツノブジンが入ることがほとんど。

テツノブジン、ウーラオス、@1

ドヒドイデ入り受けまわし系のパーティや純正受けループへの出し方。
細かいことは個体紹介のテツノブジン、ウーラオスの欄で記載しているため、省くがテツノブジンのトリックで荒らし後にウーラオスで全抜きするシンプルなプラン。サーフゴーが混ざっているパターンは少々面倒ではあるが、いない場合はドヒドイデを起点に好き放題させてもらう。

重いポケモン

あくウーラオス

この構築に行きついた段階で完全に切ってしまっていたポケモン。
ウーラオスと言えば、”水”というイメージが先行しすぎた結果、忘れていた。デカヌチャンの枠に少し書いたように誰かにフェアリーテラスを仕込むべきだったかもしれない。出てきた試合ではしっかり負け、要注意ポケモンと再認知。

ガブリアス

今回使用しているパーティのSが100族以下がほとんどで倒すルートがかなり限られていた。モロバレルで対面させ、キノコのほうし+リーフストームからテツノブジンで倒すようにしていたが、これ以外の倒す方法が思いつかなかった。後出しされる分にはなんとなったが、対面を間違うとそれだけで1体もっていかれるパターンはありそうだと感じていた。

イダイトウ♂

雨パ用のイダイトウであれば、モロバレルを選出することで勝てたが、適応力についてはどうしようもなかった。こうそくいどうを積まれたらそれだけでおはかまいりで試合が終了していた。特に上位帯では増え始めていたので、対策するべきなのは分かっていたが、それだけのために対策枠に新しくポケモンを用意することはできなかった。来期はいいようにやられないようにしたい。

所感

今期については、対戦数はかなり多く8/29(火)までレート1900もなかなか乗せることができていない状態だったため、あきらめモードに入りかけてました。それでも環境と向き合い続け、なんとかレート2000までこぎつけることができたのは、我ながら頑張ったなと思います。カイリューやハバタクカミなどの環境トップポケモンを使用すれば、もっと簡単に到達できていたかもしれませんが、自分の主義に反するため、使わずに試行錯誤することを選んだ結果、達成感もあったため、結果としては良かったのかなと思います。
最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます。
今後については、またレート2000を達成するようなことがあれば、記事にしたいと思います。

何か聞きたいことなどあれば、ほぼ運用していないXのアカウント(旧twitter)はあるので、そちらでご連絡いただくかコメント欄などでご質問いただけたらと思います。
@kanata_game01

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