見出し画像

トークイベントレポート:前編【研修中作家の裏側】

こんにちは!
鼻からノドに来るタイプの花粉症患者です、遠山です!
(どうでもいい情報を一緒に伝えるあいさつのやめ時がわからない)

さて、来たる2024年3月20日(水・祝)、
地元・小田原市の小田原駅東口図書館にて
トークイベントを開催させてもらいました!!

当初予定していた人数を大幅に越え、30人以上の方にお越しいただいたようです。
ご来場のみなさま、ほんっとうにありがとうございました!!!!!

さて、個人的にもおもしろかったこと(ツッコミポイント)がたくさんあったので、こちらではわたくし遠山視点からイベントをふり返ってみたいと思います。


① 悪ノリ同級生コンビ

当日、朝。
東口図書館さんの投稿の通り、会場のある小田原市では花粉をまき散らしながら強風が吹き荒れておりました。
「みなさん無事に来られるかしら」と不安になりつつ、遠山は車で無事小田原駅に到着!

会場の「小田原駅東口図書館」さんは、まさに名前の通り、小田原駅東口から直結する建物の6階にあります。
ちなみにこの建物・「ミナカ小田原」は、できたてホヤホヤの商業施設。
見た目が忍者屋敷みたいで、とってもカッコいいのです!!
(ちなみに中身も忍者屋敷なので、地元民でも普通に迷う)
「せっかく来てくださったなら下のお店も楽しんでもらえるといいなー」なて思いながら、たまーにバズるローソンをぱしゃり。

そして、予定よりもだいぶ前乗りして図書館に到着。
ご担当の図書館スタッフ・Wさんがニコニコ笑顔で声をかけてくれました。

「なんかすっごく久しぶり~!!」

……あれ?先月打ち合わせして、なんなら昨日も電話してたよね??
つい戸惑っていると、「髪切ったよね?その短さ、高校時代を思い出して『久しぶり~』と思っちゃった」とのこと。
なにを隠そう、彼女はわたしの高校時代の同級生。そしてこの第一声でおわかりの通り、とってもチャーミングな子なのです。

さて、Wさん……もといWちゃんの案内で会場入りさせてもらうと、プロジェクターと著作のパネル、そして扇形に並べられた椅子の数々……!

「本当は実物を並べようと思ってたけど、全部借りられちゃってたから急きょ作ってみた!」ということでWちゃんが作ってくれたパネル。色々うれしくて持って帰りたかった。笑

いよいよ緊張してきたわたしは、Wちゃんに
「わたし緊張すると余計なことまでペラペラ喋ってスベるクセがあるんだよね(※くわしくは相方4巻あとがきにて)。今日もスベったらどうしよう」
と話すと、
「じゃあそうなったら『ワッハッハー!!』って笑い声の効果音を入れてあげる!」
とスマホで効果音を探し始めるWちゃん。
本当にチャーミングな子です。

さらに打ち合わせで、
「客入れの時間は客席に紛れ込んでもらって、あとで司会の私が『遠山さーん』って呼んだら登場してもらうのどうかな」
「いやもうそれならスタッフとして案内係させてください!座ってるだけなんて緊張で耐えられないから少しでも働かせて!」
「あっ、それいいかも~」

なんて話を軽くしていたわたしたち。
当日、「はい、これ!」とWちゃんに渡された紙袋の中には、
小田原駅東口図書館スタッフさんがつけている緑のエプロンと、
いかにもそれっぽい「研修中」のネームプレート……。

Wちゃん、本当に本当にチャーミングな子です!!

ということで、悪ノリに悪ノリを重ねた同級生コンビによるイベントが始まることになりました。ふふふ。

② 彼方遠山のスベらない話

さて、あっという間に準備の時間は過ぎ去り、図書館の館長さん御自らが受付に立ってくださって受付スタート!
もはや完全に自分のイベントだということを忘れてお客様の誘導に徹するエプロン研修中遠山、ついついやっちゃう大げさボディランゲージ!(観光施設でバイトしていた時の血が騒いだ)
なお、「メガネ外しといたほうがいいかな」と無駄な小細工も試みたせいで、自分も自分でいらっしゃった方の顔が判別できないという残念さ。そのせいで顔見知りの方もチラホラ来てくださったのにスルーしてしまう始末。(ごめんなさい)
ただ、会場の後ろから少しずつ席が埋まっていくのを実感して、「わたしみたいなド新人のためにこんなにもたくさんの人が集まってくれている」としきりに感激しておりました。

そんなこんなで、トークイベントは種明かしから開始!
イタズラに付き合ってくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!!!!(なお、このイタズラは後々しっぺ返しをくらいます)

イベントはまず、わたしのトークパートから始まります。
持ち時間は30分。上述の通りわたしは緊張すると余計なことまでペラペラしゃべる悪いクセがあるので、30分のタイマーを持っていっておりました……が、緊張のせいで起動を忘れました。

ごめんよタイマー。(通称ちくわ)(Wちゃん命名)

緊張でなにを話していたかは正直あんまり覚えてないんですが、
やっぱり案の定ウケを狙いにいこうとする自分。

「シーン……」となる前に、
すかさずWちゃん愛用のBluetoothスピーカーが火を吹きます。(?)

『ワッハッハー!!』
『へぇ~』
『パチパチパチ……』

そんなバラエティ番組顔負けのSEが流れる度、
会場から聞こえるクスクスという笑い声……。

ありがとう、Wちゃん。
Wちゃんのお陰でスベらずに済んだよ、わたしっ……!!

会場の奥でニコニコしながらスマホを操作しているWちゃんが仏に見えた瞬間でした。

なお、会場のみなさんも温かい方ばっかりで、
子どもも大人もみーんな優しい笑顔で、
うんうんうなずきながらわたしの話を聞いてくださっていました。
おかげで、とってもとっても話しやすかったです!!
ちなみにお話ししたのは、

・簡単な自己紹介と作品の紹介
⇒ちょっと変わったテーマで児童文庫を書いてます!
・小田原とのつながりや、小田原の話
⇒出身地です!ちなみに小田原の好きな名物はあんこのお菓子です!
・1日のルーティーン(※繁忙日)や仕事机&本棚の話
⇒基本平日の日中しか活動しません!
⇒仕事机にはいただいたイラストを貼りつけてテンション上げてます!
⇒本棚は児童書でいっぱいです!
・どうやって小説家になったのか
⇒小説投稿サイトに投稿していたものを拾ってもらいました!
・1冊の本ができるまで
⇒思ったより大変です!
・今後の目標
⇒児童文庫でもほかのジャンルでも、とにかく色んな人を「笑顔にできる」物語をもっとたくさん作りたいです!

などなど……。
やっぱり緊張で余計なことも喋りましたが、逆に緊張ですっとばしたセリフもあったので、プラマイゼロでほぼ予定通りにトークコーナーが終了しました。
つたない話だったと思いますが、ご清聴、まことにありがとうございました!!

そしてそのあとは、Wちゃんとのトークコーナー。
「ある程度はちゃんとするために敬語でいこうね」
とふわっと約束していたものの、たまーについくだける2人(というか主に自分)。
結果的に「仲良さそうなのが良かった」と言ってもらえて安心しました……!

こちらでは、

・子ども時代のこと
⇒自分ではマジメだと思ってたけどそう見られてなかったらしい!
・ペンネームの由来や小説を書くことについて
⇒「彼方」は想像上の弟の名前です!
⇒書きたいキャラクターを最初に考えることが多いです!
・図書館について
⇒とにかくこの東口図書館が好きです!
(「言わせてないですよー」byWちゃん)

みたいな話をしました。
イマジナリー弟の件は引かれるかと思いましたが、Wちゃんが楽しそうに聞いてくれたおかげでそんなに引かれずに済みました。
やっぱりありがとうWちゃん!!笑
(「遠山」も「彼方」も学生時代のあだ名なんですが、「彼方」は友人たちが生み出した架空の弟の名前でもあるのです。)

③ ポンコツ質問コーナー

長丁場なこともあり、10分ほどの休憩タイムを挟みまして……。
最初に配っておいた質問用紙を回収しまして、その中からいくつかの質問に答える質問コーナーをもうけてもらいました!

小学校低学年のお子さんも多かったので、
「好きな食べ物は?」とか、「好きなポケモンは?」とか、
そういう質問を予想しつつゆるーく構えていたら……。

飛び出すのは、割と専門的な質問ばかり!笑

・自分とは違う性格のキャラクターはどう書いてますか
・作家になるために必要な勉強はなんですか
・タイトルはどう決めていますか
・ネタが思いつかない時はどうしてますか

などなど……思わず「わたしも知りたぁい!」って叫んでました。笑
ちゃんとお答え出来ていたかは定かではありません。Chu!ポンコツでごめん。
(ちなみにタイトルはあんまり自分で考えてません。編集さんからのご提案に「いいですね!」と言うことがほとんどなので本当にわたしも知りたい。)

予想をはるかに上回るほどたくさんのご質問をいただいたとのことで、
このコーナーでお答えしたのはほんの一部……。
つきましては、noteの別記事(後編)にて、
お答えできなかった質問に答えていけたらと思います。
少々お待ちくださいませ!
(プライベートなお話や、刊行予定のお話なんかは割愛させてもらっちゃうと思います。ごめんなさい!)

④ アリガトウゴザイマスロボット降臨

さて、あらかじめ図書館さんのほうで、
「本を持ってきてくれたら遠山さんがサインしてくれるよ~!」
とアナウンスをしてくださっていまして……。

本当にありがたいことに、イベント終了後は本や色紙を持ってきてくれた方々で長蛇の列ができておりました!!

「何度も読みました」と伝えてくれた子、
「懸賞で当たってから読み始めました」という子(かつて地元紙でプレゼント企画をしていたのです)、
昨年11月に同じ小田原の平井書店さんで行われたイベントにも来てくれたみなさん、
わざわざ前泊までして来てくださった方や「渡会くん」への熱い思いを語ってくださった方、
お手紙やイラスト、お花・お菓子の差し入れをくださった方々……。

ありがとう~~~~~!!!!!

みなさんのお気持ちで胸がいっぱいになって、
ただただ「アリガトウゴザイマス」としか言えませんでした。
(遠山は胸がいっぱいになると「アリガトウゴザイマス」しか言えないロボットになります)

いただいた質問のひとつに、
「小説家をしていてうれしかったことはなんですか?」
というものがありましたが、
「今~!!!!」
と心の中で叫んでいました。
たくさん、たくさん、がんばるパワーをみなさんにもらいました。
本っっっ当にありがとうございました!!!!

……ちなみに。
お客さんとして来てくれていた友人が、わたしが最初につけていた「研修中」の札を、机の上に立てかけていきまして……。
「なにをしているんだろう」と思いつつもすっかりそのことを忘れていたわたしは、しばらく机の上に「研修中」を立てたまま、他のみなさんとお写真を撮るなどしておりました。
イタズラをしかけたものはイタズラをしかけられる。これが因果応報ってやつですね。
したがって、研修中作家が爆誕しました。早く時給が上がるよう、がんばっていきたいと思います。

……ちなみに、ちなみに。
色々ありまして、実は会場に両親も来てくれておりました。
お客様のなかには、わたしと話をしている最中、突然隣にスススッと現れては
「いつもお世話になってます~!!」
と頭を下げる謎の派手髪おばちゃんに遭遇したという方もいらっしゃったと思います。
あれ、母です。母がどうも失礼しました。

⑤ きっと明日は、いい天気

そんなこんなで、イベントは無事に滞りなく終了しました!

わざわざ足を運んでくださったみなさま、
X(旧ツイッター)やインスタのリポスト&いいねでイベントを盛り上げてくださったみなさま、
Wちゃんや館長さんをはじめ図書館スタッフのみなさま、
本当にありがとうございました!!!!

読者さんを身近に感じられて、遠山は本当に幸せでございました。
おもてなしをするつもりが、もらってばっかりのイベントとなりました。感謝すぎる……!

なお、小田原駅に向かうべく図書館を出てエスカレーターで降りてきたら、
世界的アスリートの某女の子と、
今勢いのある男性アイドルと言えばこの人たち!という某お2人が、
彼らの冠バラエティ番組の撮影をされておりました……!
(「なんか似てる人撮影してる……いやでもまさかさすがにねぇ……いや本物、本物だ!!あの番組だぁ!!」とパニックになるレベル)

そして、名残惜しみつつも小田原駅に向けて歩き出したとき、
空に虹がかかっているのを見つけました!

イベント中、市内某所ではまさかの雷雪にもなっていたらしいです。
(小田原駅前はおそらく天気雨止まりでした)

作家業、ぺーぺーながらもいろんなことがありますが、
前向きにがんばっていこうとあたらめて思えるそんな1日になりました。とさ。


【後編につづく】
※後編では、前述のとおりいただいた質問に答えていきたいと思います!


《追記》
お待たせしました!後編の質問コーナー延長戦です!
数えたら65問もありとんでもない量になってしまったのでふたつに分けました。お暇なときにどうぞ!


この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?