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第二回VTuber最協決定戦は生放送VTuber文化の到達点だ!!

僕は活動形態を基準としてVTuberが生放送勢動画勢の二つに分けられると思う。そのどちらが良い悪いを論じるつもりはなく、今回のVTuber最協決定戦は生放送文化を熟成してきたVTuberだからこそできたイベントであったと断言できる。

第二回VTuber最協決定戦とは

2019年4月14日、渋谷ハル氏主催の第二回VTuber最協決定戦が開催された。今回のイベントは実質的な一回目であるVTuber最強決定戦から数えて三回目の大型PUBG大会となった。

特に今回はスポンサーMetaReal株式会社様の協力のもと、秋葉原エンタスをお借りしてオフライン同時開催が行われた。さらに、現地で会場限定グッズが販売、Alt‼によるタイアップソング「たのしむーぶ」の提供など大会を盛り上げる施策が数多く実施された。僕も現地に行ってみたかった……

なぜVTuber最協決定戦が生放送VTuber文化の到達点と言えるのか

生放送中心のVTuberで行われることのほとんどはパターン化していて、主に雑談生放送、ゲーム実況、歌だ。まずはなぜこれらのジャンルがよく行われているのかを考えていく。

まず、これらのジャンルの共通点として、双方向性が挙げられる。そもそもVTuber文化は二次元キャラクターとコミュニケーションができるという大きなアドバンテージがあり、それを生かした配信こそが他のコンテンツとの差別化となる。雑談生放送、ゲーム実況は双方向性を最も生かすことができるコンテンツであると言えよう。

次にキャラクター性だ。動画は製作者が望む部分のみがファンに対して伝わるため、生放送よりもキャラクターが発見されにくい。一方で生放送はを視聴者と相互コミュニケーションを通じて魅力を発掘していく。ジョハリの窓でいう盲点の窓だ。

実際に、にじさんじはファンとのコミュニケーションを通じて清楚から「清楚」に変化することによって人気を得てきた。生放送はキャラクター性を確立するのに最も良い手段なのだろう。

そして、最後に連帯感だ。生放送は同じコメント欄やハッシュタグを使用することによって連帯感を高めることができる。また、ファンに名前を付ける文化はVTuber特有のものだ。有名なので言えば、シロ組やそらともなど。僕たちは名付けられることによって一つの連帯感をもって推しを応援することができる。もちろん、その箱には推しも含まれるため、推しの成長を共に喜び、推しの感動が自身の喜びとなるのだ。

そして、その感動のゴール設定としての歌がある。推しの成長を感じるためにオリジナルソングは多大な効果を発揮するし、タイアップならばなおさらだろう。
似たような例として3D 化が挙げられる。(アイドル部やホロライブ)グループとしてこのようなゴールを定めることも連帯感を高める方策として有効だろう。

もちろん、単純に生放送ならではの熱狂アクシデントも生放送勢の特徴だ。これは企画物が主に生放送主体で行われることを考えれば妥当であろう。(テレビでも大型企画は生放送で行われる。それだけ、生放送の熱狂は格別なものなのだ)

改めてVTuber最協決定戦を振り返ってみよう

このようなことを踏まえるとVTuber最協決定戦は完璧であった!
双方向性はオフラインイベントを行うことで限界まで近づけることを可能にし、一方で会場内の連帯感を生むことにも成功している。インターネット上で視聴する人々も、生放送が故の熱狂と連帯感がtwitterやYoutubeのコメント欄を通して伝わる。

キャラクター性に関しても、生放送中心のVTuberが主体であったため、ゲームの腕も含めて各々のキャラクター性が認知されており、チーム内での戦力や役割がはっきりとわかる。僕はキス部の立ち回りがとても好きだった!
他にも、チーム戦にすることで応援している人を含めた連帯感を生んでいるし、コラボによるキャラクター性の輝きにも成功している。
また、ゴール設定はもちろん、ドン勝(もちろん、トロフィーも)という分かりやすいものが与えられているし、またVTuber最協決定戦の一つのゴールとして、MetaReal株式会社のスポンサー就任、Alt‼の「たのしむーぶ」の提供も忘れてはならない。

つまり、最高のイベントだったんだよ!!!
ありがとうございました!!!

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