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私は今、夜明けを待ちながら。〈長文noteシーズン1〉

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作家になるには文芸誌の新人賞をとってデビューするしかないのだろうか――? 賞レースに敗れ続け、自費出版の可能性も金銭的に難しいと知り、あとはもう小説投稿サイトで奇跡を夢みるしかな… もっと読む
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2019年8月の記事一覧

2019雨の季節の映画メモ(『海獣の子供』と『天気の子』が今の私に与えてくれたもの)。

映画や本には、観終わったあと/読み終わったあとに、「もうなんにも語りたくない(言葉が追いつかない、この体験は自分だけのもの)」みたいな気持ちになるものと「なんでもいいから(?)とにかく熱く語らせて!(ほかの人の感想も読んでみたい♪)」みたいな気持ちになるものの2種類が(ざっくり言うと)あると思う。「深まっていく(静かなる)熱狂・興奮」と、「広がっていく(明るい感じの)熱狂・興奮」とでも言えばいいだろうか。 私の場合、最近の映画体験でいうと前者は『海獣の子供』だったし、後者は

全部叶うなら、今、どう生きる?

「とにかく今日は、これだけ覚えて帰ってください☺︎/*」って言いたいくらい、今日はもう、このタイトルを記しただけで、ある意味満足。 “ねぇ。全部叶うなら、今、今日、明日、あさって、どう生きる? 何を選ぶ/選ばない?? 何をする/しない/続ける/やめる???” 叶うってわかっていたら、もっとこんなふうに過ごすのに。 叶うってわかっていたら、きっとこんなふうには過ごさない。 「だったらもう“全部叶う”ってことにして、それ前提の生き方をすればいい。そういう『現実』が、未来を

『天気の子』の、こぼれ話ぽろぽろ。

まだ書いていないことがある。 本当は(?)楽しみにし過ぎていて、夢を見たのだ。 映画『天気の子』を観に行く前、しっかりと座席を確保し、確か……その日の夜~朝に。 目が覚めたとき、「これは予知夢か……?!(ドキドキ☆)」「私、もう見ちゃったんじゃない? 物語の核心?秘密?的なやつ……(ドキドキ☆)」と寝ぼけた頭で悟った(まさに“悟った”感じだったんだよー)。そして遠のいていくイメージを引き寄せるように反芻しながら、じわじわと興奮していた。 映画館に着いて、物語がはじまって、

現実に負けそうなときは。

現実に負けそうなときは「負けてるな〜、負けてきてるなぁ〜」とただただ見つめる。一歩離れて眺める。負けているので「いや、がんばれ私‼︎」とかは思わない、思えない。その代わり、静かに「負け」を受け入れる。受け流す。“そのうちまた流れは変わる……”と、心のどこかでは知っている。結局、なるようにしかならないのだ。それらのことを、思い出せるようであれば、感じてみる。思い出せないようであれば、、、、、休もう。眠ろう。自分のための時間(「なんにもしない」とか「好きなことに没頭する」とか「ひ