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私の前に現れる「天使」は、けっこう“おじさん”だったりする。

“『note』をはじめて1ヵ月が過ぎた”――と、食後にお茶を飲みながら今日の書き出しを考えていたら、充電中の電話(後方、少し手を伸ばせば届くような距離にある)が鳴って、それを取ろうとしたのだろう……振り向いたような格好のまま椅子からズリ落ち、左の手首を“ぐねっ”とやってしまった。
地味に、じわじわ痛い。なんだか肩のほうまで広がってきた……などと意識の端で確認しながら、今日も書く。


まずは、「ようやく少し落ち着いた」というのが、この“1ヵ月”を経た今の率直な感想。
とにかく、店をオープンしても商品が並んでいないんじゃ、せっかく足を止めて入ってきてくれたお客さんに“うちはこんな感じのお店です”と知ってもらいようがないじゃないか……と焦っていたし、必死だった。だけどそんな心持ちで書こうとするとなんだか自由になれないし、重さのともなった堅苦しい文章(内容ではなく、リズム感とか雰囲気とかが)は“ここじゃ通用しない”と感じていた。そして、そういう難しさを感じながらも精一杯、今の自分からズレぬよう、探り探りやってきた。――そうだ、ここで探るべきは他人の顔色(反応)ではなく、自分軸。まずは自分の「軸」を立ち上げないことには、“本物の出会い”を引き寄せることなど夢のまた夢――なにも、はじまらない。

店をやったとき(本当の『店』の話。震災前の、まだカラーセラピーを仕事にしていこうとピチピチしていた頃)、お金がないことや商工会議所での反応などを自分のブログで愚痴ってはメラメラと闘志を燃やしていた私に声をかけてくれたのが、起業の先輩――とある不動産屋を営む“おじさん”だった。その出会いをきっかけに、私の夢は一歩一歩現実的に動き出し、結果的に「新事業融資制度(だかなんだか)」を利用して、店をオープンさせるに至れたわけだ(→半年で廃業したけど)。
一軒家の購入を検討したときも(同じように過去の話。自宅兼サロンに憧れていた)、お金がない私たち夫婦のために動き回り「購入を前提に、条件が整うまでは賃貸で、ローンが組めるようになったら買います」を可能にしてくれたのが(上記とは別の)不動産屋の“おじさん”だった(→物件が古すぎ&問題ありすぎて、結局購入は白紙になり、あっという間に引っ越すことになったけど)。

そんなふうに私の「天使」は、けっこう“おじさん”の姿で現れる。
こっちが本気になって魂燃やして生きてるとき、見つけてくれる人は(私の場合)本当に少なくて、現実的にも全然人脈がないし、何度も何度も打ちのめされそうになるし実際に打ちのめされてばかりだけど、そういう姿も全部さらして本音で、本音だけで生きていれば、嘘みたいな、夢みたいな出会いが訪れチャンスが巡ってくることもある――ってこと、私は信じているし、知っている。



だから。今の私は、ここ『note』。
ここで、じたばたと試行錯誤しながら自分をさらして、風の音に耳を澄ませる。もう少し落ち着いて、しっかりと腹から自分と繋がって、丁寧に丁寧に、でも軽やかに、綴りながら。

また、ここから。まだまだ、ここから――磨きます! 磨いていきます!!




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自己紹介

“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆