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森の映画祭でレコメンドした音楽 #1

はじめに

 この度、「夜空と交差する森の映画祭」というイベントで 「きみのためのレコード&映画レコメンド」というワークショップに縁あって出演させていただきました。

参加者の悩みに対して、それを解決する音楽や映画を提案するというワークショップで、自分は音楽を紹介しました。

 非常に充実した楽しいワークショップだったのですが、時間内では語りきれない話もあったので、備忘録がてらnoteで補完しようという試みです。

選んだ音楽 #1

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Double Fantasy / John Lenon & Ono Yoko

1980年発表のこのアルバムは、ジョン・レノンにとって5年ぶりのスタジオアルバムであり、世界で一番偉大なバカップル、ジョン&ヨーコのアルバムです。そして、天才がこの世に最後に産み落としたアルバムでもあります。

どういうことでしょう?
実は、このアルバムのリリース三週間後にジョンレノンは暗殺されているんですね。

アルバムジャケットは日本の写真家・篠山紀信が撮影しています。
本来はカラーで発売する予定だったらしいんですが、何故か白黒で発売されてしまい、篠山紀信は「嫌な予感がした」と語っています。

さて、アルバムの中身はというと、ジョンとヨーコの楽曲が交互に並ぶような構成で、「男女の会話」といった趣になっている、とのことなんですが…



これのどこが会話じゃ!!!!!笑



もうね、二曲目からオノ・ヨーコが「抱いてぇ…♡」と呟きながら喘ぎまくる音声が入ってるんです…。
会話というよりは、夫婦のセックスをそのまま閉じ込めたみたいな、もう、「なに見せつけられてんだこれ…」みたいなアルバムな訳です。

ジョンの天才的な曲があるから成立してるようなものですよ、これは笑 


なぜこの音楽をレコメンドしたのか

このアルバム、正直、オノヨーコの曲は全体的に微妙なんですね。
(ジョン・レノンに比べられたら誰でもそうなるだろうけど…)

まぁ、オノ・ヨーコも頑張っている感じはあって、ニューウェーブ・テイストの曲とかは、ヨーコのまだ少し日本語訛りな英語がいい感じにマッチしてます。

ですが、やっぱり微妙な出来…。
ビートルズ好きでオノヨーコ嫌いな人とかは、ジョンの曲だけにしてくれ!!!って思ったでしょうね…。

しかし、ジョンは二人の曲を別々のアルバムに収録しなかったんです。

なぜかって…?

ジョンはこう答えてます




「そうしちゃうとみんなヨーコの曲聴かなくなっちゃうかもでしょ…?」




なんという愛!!!!





甘やかしすぎです!ジョンさん!!

相談者さんは恋愛でなかなか行動に起こせないというのが悩みだったので

こんな世界で一番偉大なバカップルの世界一甘々なアルバムを聴いたら、
行動とかの次元で悩んでるのがバカバカしくなっちゃって行動できるようになるかなー、と思って選ばせていただきました


それにしてもジョンの曲良すぎるなぁ…


Double Fantasy / John Lenon & Ono Yoko

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