ハラスメント行為について思ったこと

これを書こうと思ったのがBリーグで起きたこれ。

詳細や経緯などは報道を見てください。

そして、このツイートにたくさんの批判が集中しています。

リプや引用リツイートの多くが「メディアとして知っていたなら報道すべきだった」というのが主な批判・意見でしょうか。自分自身ももちろん心の底からそう思うのだけど、同時にもし自分がメディア、もしくはチーム関係者で暴力行為を知っていたならどう行動しただろうかとも思いました。

勇気をもって告発・行動できただろうか、と。

長い間わたしのTwitterをフォローしてくださってる方なら覚えているかもしれないけど、自分は前々の職場で酷いハラスメントを受け心身ともにボロボロになった経験があります。今も完全に身体は治らず逆流性食道炎は完治には遠く、また軽度なストレスやごく普通の叱責でもすぐに体調が悪くなったりします(3年ぐらい経って回復傾向ではありますが多分治らないでしょう…)。

またその職場では同僚の女性Aさんが男性の上司Bさんからセクハラをされていました。その時、自分は社長に報告すべきだと女性にアドバイスしました。しかしAさんは報復などが怖いからやめてほしいと止められたのです。

Aさんが報告するのではなく自分がセクハラ現場を見たことにして報告しようか?という提案に対しても答えはノーでした。

ハラスメントの問題を解決するのはものすごく勇気がいるし、ものすごく大変なんです。

まず自分に対するハラスメント問題の場合、助けてくれる人はひとりもいませんでした。そもそも録音などしていないし、わたしがされたことは人によっては「叱責」程度だろうと思う人もいます。

その職場を辞める際、「個別労働紛争のあっせん」制度を使いましたが、そのテーブルの場にきていたかつての上司は会社側につき会社側の言い分を言うだけでした。「ハラスメントなんてありません」と。上司は調べもせず、普段から社長がハラスメント行為をやっていることを知っておきながら簡単に否定しました。いざという時、人や組織なんてこんなもんです。当たり前のように隠蔽し保身に走ります。

民事裁判まで考えましたが証拠が乏しいことや裁判が長引けば、その後の就職活動や生活に支障が出るため断念せざるをえませんでした。

ハラスメントや暴力行為はものすごく身近に起きていることなんです。暴力を放置しておくことは許せない、では今後できることはなんでしょう。この暴力を減らしていくにはまず身近に起きている暴力をなくしていくことだと思っています。

しかし、もし身近に起こった場合やあなたに身にふりかかった場合、勇気をもって行動を起こせるでしょうか?ハラスメントや暴力に負けずに立ち向かうことができるでしょうか?

今までハラスメントや暴力にあったことがない人には想像が難しいかもしれません。思っている以上に勇気と行動力が必要です。

ぜひ勇気をもって行動して欲しいです。
(でも行動せずに逃げるのもありだと思います)

こんな機会なんて、ないならないほうが当然いいですが、もし自分や自分の周りに起こったらどうするかを考える機会だと思います。今度こそバスケ界や働く場所から暴力やハラスメントがなくなること、そしてこの暴力にあって苦しい思いをした選手の心の傷が一日でも早く癒えるよう願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?