金沢のこの時期と言えば

こんにちは。板屋の四代目です。
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今回は金沢の風物詩を一つご紹介します。

毎年6月の第1金曜日~日曜日までの3日間、金沢では「金沢百万石まつり」というお祭りが開催されます。加賀藩祖前田利家公が天正11年(1583年)6月14日に金沢城へ入場したことを記念したお祭りで、金沢市と金沢市商工会議所が力を合わせて行う一大イベントです。今年は明日からの3日間開催されます。

特に土曜日に行われるパレード「百万石行列」では、毎年有名な俳優さんと女優さんが前田利家公とその妻お松の方に扮して金沢城へ入城するのが最大の見どころとなっています。

パレードではそれ以外にも学校のブラスバンド部による演奏や各地区毎に行っている獅子舞、消防団による加賀鳶はしご登りなどが披露され、地元の人はもちろん観光客の方々にもとても好評なイベントです。

そんな百万石まつりに合わせて金沢の和菓子屋が一同に作るお菓子がこちらの「珠姫(たまひめ)てまり」です。

これは手鞠麩と金箔をあしらった上用饅頭で、前田利常公の娘である珠姫様が手鞠麩で遊んでいるところを模した可愛らしいお菓子です。1994年に金沢で「全国菓子大博覧会」が開かれたのを記念して創作され、以降毎年この時期に金沢の和菓子屋が作る季節の和菓子として定着しました。

上用饅頭は通常シンプルな見た目ではありますが、鮮やかな手鞠麩と金箔が乗ることでとても華やかに見えますね。お店によっては白だけでなくピンクの生地のものを作ったり、金沢の特産品である金時草を練り込んだりするところもあったりして各店ごとにアレンジしたりします。

板屋の珠姫てまり、というよりも板屋の上用饅頭の特徴についてですが、まず上用饅頭は通常生地に山芋を使います。これによりしっとりとした生地になりますが、板屋では普通の山芋ではなく加賀の特産品である丸芋を使っています。加賀の丸芋はとても強い粘りが特徴(すりおろして箸で持ち上げても"たれる"ことがありません)で、それを使うことで他のお店よりもしっとりもっちりとした生地に仕上がっています。

先代の社長が配合を考えたのですが、「金沢の菓子屋で一番美味いと思う」と豪語していたほどの出来です。確かにその通り、どこに出しても恥ずかしくないくらい本当に美味しいと感じます。上用饅頭は慶弔関係でご注文をいただくケースが大半ですが、ご好評をいただいています。

板屋の珠姫てまりは金沢百番街板屋あんと店にて、3個入648円(税込)で販売しております。無くなり次第終了となりますので、ご興味のある方はお早めにお求めください。

いよいよ明日から百万石まつり。天気も良さそうなので盛り上がることを期待しています。

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板屋四代目のブログ

石川県金沢市にある和菓子店の四代目です。当店は観光名所尾山神社の傍で手作りの美味しさを大切に和菓子作りを続けております。本ブログでは商品の紹介や日々の光景、金沢の風物詩などをご案内できたらと思っています。
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