カナザワ
2017年夏に行った原付旅の当時つけていた日記を、原文ママで公開しています。
ボトルメールを知っていますか? 書いた手紙を瓶の中に入れて海に流して、名前も顔も知らない誰かに届ける遊びです。映画なんかで見たことがあるかもしませんね。 そのボトルメールを、僕の家を海としてやってみたいと思います。 ーーーー まず手紙を書いて(はがきでも便箋でもかまいません)、僕の家に送ってください。 受け取った手紙は、あなた以外の手紙を送ってくれた人のもとに送ります。 ただ、AさんとBさんの手紙が、それぞれの元に届くということはありません。あくまで一方通行で手紙
というと、こんな夜中なのにまだ仕事をしている、もしくはまだこの会社で仕事が続いているといった意味合いになるが、今回は後者の方。(どちらの意味でもあるのだが。) いまの会社に入って、驚くことにもうすぐ2年が経とうとしている。おおよそ80歳で死ぬとすれば、人生の1/40をこの会社で過ごしたということになる。掛け替えのない人生の1/40だ。大分価値深い月日をここで過ごした。 僕に足りないものは何かを、入社してからというものよく考えさせられる。それは、圧倒的にマインドやメンタルの
28年間生きてきて、特別に「この人がすきだ!」といえるアイドルや芸能人に出会うことがなかった。なんとなく乃木坂が好きだとか、蒼井優っていいよねとか思ってはいたけれど、最近ある女優さんを知って好きが浅かったのだなあと気付かされた。 YouTubeの自動再生をしていて、森川葵という女優があらゆるチャレンジにトライする映像に出会った。(それって!?実際どうなの課というテレビ番組の企画らしい。) 僕がみたのが、ダーツ・スポーツスタッキング・ロックバランシング・ビリヤードなどで、他
ニュートリノに負けず劣らず、すごい速さで日々が進んでいく。(ニュートリノのことは何一つ知らないが、とにかく速いものだと思っている僕は。) 昨年の6月から某企業に契約社員として入社して、営業職となって早くも1年の月日が経ってしまった。何事も長続きしない、納得できないことがあればすぐに撤退してしまう僕からすると、1年も楽しくもないことを続けられたのは快挙といえるではないだろうか。 1年経って気づいたことはたくさんある。あまりネガティブなことは言いたくないのだが、最近僕を構成す
カネコアヤノさんの音楽が好きです。 きっかけは覚えてないのだけれど、かれこれ2年くらい聴いてるのかしら、僕は好きになったアーティストを延々と聴いてしまう人間なので、本当に、ほとんど毎日聴いています。 1月中旬にワンマンライブに運良く行くことができ、何曲か新曲を聴いて、その新曲たちが収録された「タオルケットは穏やかな」というアルバムが1月下旬に発売されました。 発売日の夜、会社からの帰りながらspotifyで聴いて、いや〜やっぱり最高だなあと、ふんわりとした感想を抱いたので
「コンビニ行くけどなんか欲しいもんある?」 「えー、ビール!あとアイス」 「ぶっとびカード使えよ」 「タバコ欲しいかもやから俺も行くよ」 「使うわけないやろあほか」 「あれ欲しい、あの、あれ。あの」 「どれ」 「羊羹?」 「いやつかえって」 「一番違う。思い出したらラインするわ」 「うい〜いてくる〜」 「つかわん」 「いってらっしゃい〜」 「寒いはよしめて、あとお菓子も買ってきて」 「うるさおけい」 「ありがとー」 「ぶっとびカード使えって!!公平性保てって!!」 「このゲー
こんばんは、私です。お久しぶりです。 はやいもので、6月から働きはじめて6ヶ月目に突入しました。 この半年は本当にあっという間で、経験したことのないあらゆる喜びや苦しみと遭遇しながらなんとかやってきました。 そして6ヶ月に入った今、なかなかストレスが溜まっていて、改めて自身のストレス耐性のなさを実感しております。 営業職というのは面白いもので、特に新規営業に関して、なのかもしれないけれど、自らのモチベーションやスタンスによってかなり仕事の辛さが左右されます。 今の私のモ
お世話になっております、金澤です。おひさしぶりです。 ツイッターとかではぽろぽろ言ってましたけど、実は僕、働き始めまして、まあ、契約社員なんですけど、ともかく職につきまして、今はとある会社でとあるサービスを売る仕事をしています。 なんだかんだ、入社して3ヶ月経つんだけれど、いやもう3ヶ月経ってることに驚きを隠せないのだけれど、いろいろと気づくことがあったなあと思う。 まず一番大きなことが、ものを売るってめちゃくそ難しいということ。 正直、僕は営業職というものを舐めてい
最近の私、6月から契約社員として某大きめの企業にてひたすら営業、営業、営業、をしている毎日です。 月曜日を憂う気持ち、退勤後飲みに行きたい気持ち、土日は大切な人とデートに行きたい気持ち、靴下をリビングで脱いじゃう気持ち、色々な気持ちを新しく理解して、日々新鮮な毎日を送っています。 僕が働く日が来るなんてと、僕自身が一番驚いている。 これまで頑なに、きちんと働くこと、社員になることを敬遠してきたけれども、いざなってみると、ただ少し忙しくなって、わがままも言えなくなって、自分だ
例えば、いつもより早い時間にバイトが終わって、それは15時とか16時とかそういった、季節というものを最も敏感に感じられる時間、にバイトが終わって、僕が働いている場所は地下にあるから、数時間ぶりに外の様子を知ることができて、朝くる時に降っていた雨はいつの間にか止んでいて、その代わりに道端にはほんの少し雪が積もっていたりした時に、なんとなく泣きそうになる気持ちを、誰がわかってくれるのだろうと。 言いようがない気持ちが湧くことがあって、それはおそらく誰にでもあって、ただ僕はあなた
母を呼ぶ携帯電話のコール音がやけに鋭く耳に刺さる。 月末になり、クレジットカードの利用額が引き落とされた口座には、わずか2000円しか残っていなかった。 財布にも札はなく、とうとうここまできてしまったと、ATMを前に金澤の体はずっしりと重くなった。 どうにか歩きながら、アルバイト先の学童保育クラブに向かった。 クラブには同じくアルバイトとして勤めている同僚が数名いて、皆大学生くらいの年齢で身なりもよく、この世界に淀みなく溶け込んでいた。 金澤は、自分の生き方に甚だ疑
「詰んでるよ」 今日、アルバイト先の小学生に告げられた言葉に対して、過剰に反応してしまう僕がいた。 単純に彼は、二人で指していた将棋の局面について言っていた訳だけれど、近頃自らの生活に限界を感じている金澤にとってはあまりにも生々しい言葉だった。 ヒロキは将棋が大変うまく、小学2年生にして大人など軽々と負かしてしまうほどの実力を持っている。対する金澤は、将棋はルールがわかる程度で、その癖きちんと考えながらゲームを運ぼうとするため、考える時間を大幅にとってしまう。 金澤の
一緒に住んでいる彼女が今日はいない。 そのせいで僕は今日食パンを一袋、食事とは別で食べてしまった。それも全てピーナツクリームを塗って。 タバコもまるまる一箱吸ってしまったし、バイトにも遅刻しかけた。朝食の時に使ったお皿とコップがまだテーブル上にある。 テレビでは永遠にライバロリのポケモン実況が1.25倍速で流れており、暖房は部屋の温度を25度に保ち続けている。 風呂を洗う気にもなれず、久しぶりにシャワーだけ浴びることになった。 僕は一人でいることが好きだと前々から思
ノートパソコンを持って外出するなんていつぶりでしょうか。 大学に通っていた頃は、とにかくパソコン、なによりもパソコンを持って出歩いていたけれど、そういったこともなくなってしまった。 というのも、外でパソコンを開く用がないということもあるし、そもそも外に出ていないということがある。今の僕の状態は、主に後者だ。 とにかく、バイトに入れない日々が続いていて、正直な話今月末のクレジット代が半分も払えそうにない。 そういった状況をパートナーはひどく憂いでいて、その憂いが僕の心にずっ
僕はよく夢を見る方だ。と勝手ながら思っている。僕以外の人が夢を見る頻度なんてものは知らないし、なんなら自分自身のことすら正確には分からない。 とにかく、昨夜から今朝にかけて夢を見たことは間違いない。 僕は実家の近くで車を走らせている。なにか、大きな机のようなものを運んでいるらしい。そして助手席には高校時代の同級生がいた。 彼のことをT君と呼ぶことにする。T君とは、2年間同じクラスになったのだけれど、特段仲が良いい訳ではなかった。 寧ろ彼は、僕とは正反対の性格で、闊達で
一番直近の僕はというと、お風呂に入ってタオルを用意し忘れたことに気づいて、手拭き用に洗面台横にかかっていたタオルの匂いを3回くらい嗅ぎ、それを(セーフ)として体を拭いた。 最近、バイトをやめた。11月いっぱいでやめた。 大体3年?もっと長いかもしれない。いつ始めたか覚えていないくらい長く勤めたので、なんだか生活がガラッと変わったような気がする。 今まで家を出ていた時間までぐっすりと眠り、彼女が出社したガランとした家に一人、起きる。ブランチのようなものを食べて、大体はゲー