まんなかを知ること

土曜日、びゅうおお、という強い風の音で目が覚めた。

首を右に傾け、空いた目と目線そのものを側にある窓に移してみる。今日も仕事だから、天気悪いとやだなあ。

カーテンの間から見えたのは立体感のある雲と青々とした空だった。布団の外側に待ち受けるひんやりとした空気を顔に感じながら、もぞもぞと這い出て、机に向かう。

お気に入りのRollbahnのメモ帳を開いて、さて今日はなにを書こうかなと考えた。

ふと頭に浮かんだのは、「まんなかを知る」ということだ。

・水野学さんの「センスは知識からはじまる」にこんなことが書いてあった。

「センスを磨くには、普通を知ること。古くからの王道も体験し、最近の流行りものも体験することで、「良い◯◯」という普通の基準を知れる。」

「普通の感覚でいう良いデニム」を知るには、リーバイス501を知り、なぜこの商品が王道なのか?を調べ、取捨選択してみる。

一方で、最近の流行りのデニムもたくさんあたってみる。挑戦的なカタチのデニム、裾がやけに短くてかわいいデニム。

そこから自分なりの「良いデニム」を見つけられれば、「こういう年齢で、こういう場所で、こういう印象与えるなら、このデニム」と最適化できるそうだ。

たしかに、ファッションでいえば、「センスの良いひと」はTPO(自分の年齢や印象すらそう)に応じて最適化できるひとだ。

会社の偉い人に会うときにはちゃんとしたスーツ姿でいて、原宿に繰り出す時は遊び心のあるオシャレさを出し、家にいるときは家着のスタンダードを守る。そんなひとは、センスがいい気がする。

センスの良い人は決して、どこへでもスティーブ・ジョブズのように同じ服を着ていく人、ではない。

・とあるビジネスマンの方がこんなことを話していた。

「組織における評価制度は、ある意味で点取りゲームである。ここまではまず期待しているよ、という基準を設ける。その上で、どこまでチャレンジして結果を出したのか、という視点で加点していく。

なんとなく仕事をふって、誰も目標設定せずに走り、蓋を開けてみたらあんまり期待値に届いてなかったから、評価しない...という減点方式だと心が死ぬ。」

ああ、そうだなと単純に思った。組織の評価制度は、基準がまず必要なのだ。基準を設定するからこそ、評価ができる。

評価というのは、良し悪しを判断することだ。良し悪しを判断するには、基準を知らなければならない。

*  *  *

まんなかを知ることは、良し悪しの判断が適切にできるようになること。

良し悪しが判断できるようになれば、ファッションであっても、仕事のやり方であっても、「良いファッション」「良い仕事(評価される仕事)」に振れる。

すごい単純なことかもしれないけど、妙に納得したのだった。

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引用した本を改めて貼っておきます。

センスは知識からはじまる(水野学著)

あともう一冊、こちらもおなじように「センス」を扱ったもの。

高橋宣行の発想筋トレ

「百貨店ウォッチング」「タウンウォッチング」など、知識を貯めていく手法も掲載されています。この本を読んでから、オフィス近くの伊勢丹によく行くようになりました。なかなか楽しい。

まんなかを知るには、なにはともあれ、インプット、とのこと。


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神農亮

感じる、思う、考える。 (2017)

日々の生活の中で、感じ、思い、考えたことを格納する公開メモ帳のようなもの。2017年に書いたものがまとめられています。
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