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考えていること

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。
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2018年9月の記事一覧

おさまらない怒りについて、目覚ましのアラームは必要だけど起きたのにアラームを鳴らし続ける必要はないということ。

おさまらない怒りについて、目覚ましのアラームは必要だけど起きたのにアラームを鳴らし続ける必要はないということ。

痛みや疲労は脳が体を守るために発するシグナルだ。もし、足を怪我したのに痛みを感じなければ、足が折れて取り返しがつかなくなるまで酷使してしまうし、疲れを感じなかったら死んでしまうまで動き続けるかもしれない。

痛みや疲労が体を守るためのシグナル、ということは体感的に理解しやすいと思う。

感情も同じだと言うと意外に思うだろうか。
感情は主に脳内ホルモンが分泌されることで発生する。
危険な可能性が

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その気になれば名など簡単に捨てられるこの世界で

その気になれば名など簡単に捨てられるこの世界で

空が秋の色だった。ハンバーガーを買って、わざわざ外に出てベンチで食べた。日差しはまだ暑かったけれど、風は冷たかった。

最近ずっとがんじがらめで身動きが取れなくなっていたのに、昨日のnoteで書いたことがわたしを解放してくれた。

理系ライターとしての仕事はある。講師としてもある。でも小説家としては世間に求められていない。いっそ小説家であることをやめれば、わたしはもっと自由になるのではないかとさえ

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優劣をつけようとする自分を消すことができれば劣等感も消滅する

優劣をつけようとする自分を消すことができれば劣等感も消滅する

以前は、仕事に追われて忙しいときは終わって暇になったらあれをやるこれをやると考え続けていたけれど、最近はやりたいことが思いつかなくなった。たぶん、「終わって暇になる」ことがあまりにも訪れなさすぎて絶望しているのだと思う。

何かを思ったり考えたりするためには、空白の時間が必要だけど、待っていても訪れることはないから、自分で能動的に確保するしかない。空白だけだと押しつぶされるから、たとえばこんなふう

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名に縛られていた

名に縛られていた

一般文芸もライトノベルも官能小説も漫画原作も理系ライターも大学講師もすべて同じ名前でやってきた。仕事ごとに名前を変えるという選択肢もあったのだけど、なんだかそれは無責任なような気がして、すべて寒竹泉美の名前を背負って責任持ってやらなければいけない、と思っていた。

でも冷静に考えてみれば、理系ライターが女子向けの恋愛小説を書いているのは面白いけどメリットになるわけでもなし、なんだか訳がわからない(

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孤独から抜け出す方法は、自分の状態を正しく説明できるようになることである。

孤独から抜け出す方法は、自分の状態を正しく説明できるようになることである。

狭井さんのnoteを見て、ひさしぶりにここに書きたくなった。血のにじむような想いでフリーランスをやっているのに、気楽でいいよな、自分もなろうかななんて簡単に言うやつがいて…という話(詳細はリンク先)。

そういえばわたしも、昔、小説家をしてるというと「僕もなろうかな」とか気楽に言ってくる人が多くて、いちいち腹を立てていたときがあった、と思い出した。

小説なんて一文字も書いたことがない。それな

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