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2023年 ジュビロ磐田 ベストゴール投票 結果発表!

今年も「2023年ジュビロ磐田ベストゴール投票」を行いました。

Xのアンケート機能を使い、投票総数1,331票という多くの投票を頂きました(投票期間:2023年11月16日~18日)。
多くのご参加、本当にありがとうございました。

ちなみに昨年2022年のベストゴールは、J1リーグ第10節 ホームヤマハスタジアムでの名古屋戦、大津祐樹 「電光石火の逆転弾!」でした。

悩みに悩んで、独断と偏見で選んだ2023年 至高の4ゴール。

結果発表です!


第4位

ドゥドゥ : 超絶ミドルシュート
5月21日 第17節 vs いわきFC @ヤマハスタジアム
(得票率:5.6%)

まさにゴラッソ!!!

後半36分、古川陽介が左サイドからの仕掛け。一旦はGK高木和徹選手に弾かれますが、ジャーメイン良が後ろに戻したところにドゥドゥが右脚一閃。

ボールは地面を這うように一直線にゴールネットに突き刺さりました。
ドゥドゥの真骨頂ともいうべきミドルシュート炸裂。

当時の振り返り記事を読み返すと、私は嬉しさのあまりスタンドでメチャクチャなことやってますね(苦笑)

ただ残念だったのは、この試合に勝てなかった事。

あと10分少々耐えられればジュビロの勝利でした。そして間違いなくドゥドゥがMOMに選ばれていたと思うのですが、シーズン序盤のジュビロは試合終了間際に勝負弱さが露呈することがあり、この試合も後半45分に同点ゴールを決められ、残念ながらドロー決着に終わりました。



第3位

後藤啓介 : 開始2分のゴール!
3月18日 第5節 vs 清水エスパルス @エコパスタジアム
(得票率:11.6%)

ホームエコパスタジアムでの静岡ダービーで魅せてくれたのがルーキー後藤啓介

試合開始早々の2分。ジャーメイン良のロングパスに抜け出した後藤啓介がGK権田修一選手と一対一。左脚で蹴り込んだシュートは一直線にゴールへ。

相手がワールドカップカタール大会で日本のゴールマウスを守っていた権田修一選手ですからね。そこに、現役高校生ルーキー後藤啓介がゴールを決めたとあって、序盤から最高潮となった静岡ダービー。

開幕の岡山戦でも見せたスタンドを煽る様子に、底知れない実力とオーラを感じました。



第2位

藤原健介:「まるでクロース!」
6月3日 第19節 vs ブラウブリッツ秋田 @ヤマハスタジアム
(得票率:23.2%)

何度見ても美しい軌道!

後半21分、こぼれ球に対しミドルレンジから蹴り込んだ藤原健介。そのダイレクトで蹴り込まれたボールの軌道は地を這うがごとく。ゴール右隅に突き刺さりました。

「まるでクロース!?」

とJリーグ公式YouTubeチャンネルでも称賛をもって紹介されました。

私はこのゴールがきっかけでトニ・クロース選手の事を恥ずかしながら初めて知り、note記事を1本書きました(苦笑)。

これが藤原健介にとって記念すべきリーグ戦初ゴールとなりました。

このゴールをきっかけにスタメン定着するかに思えましたが、残念ながらアウェイ仙台戦後に負傷のため戦線離脱。第39節アウェイ徳島戦でようやく復帰しました。



第1位

リカルドグラッサ:劇的ATの逆転弾!
9月9日 第34節 vs 大宮アルディージャ @ヤマハスタジアム
(得票率:59.7%)

文句無し!ダントツの得票率!
2023年ジュビロ磐田ベストゴールに決定!

今シーズン最も劇的な大逆転。

相手は大宮アルディージャ。アウェイゲームとなった第4節では試合終了間際に失点し、本当に悔しい敗戦を喫してしまった相手。

アウェイ大宮戦は遠征したんですが、あまりに悔しくて、振り返りnoteを読み返すと悲惨な内容になってますね。

アウェイでは悔しすぎる負け方でしたので、ホームヤマハスタジアムでは絶対にリベンジを果たしたかったのですが、前半18分に大宮に先制されるという、がっかりな序盤。

しかし、そこからは両チーム点の取り合いとなるシーソーゲームに。

磐田は伊藤槙人藤川虎太朗のゴールで2-2の同点に追いつきます。

とうとう後半アディショナルタイムに入り、恐らくラストプレーと思われた磐田のコーナーキック。リカルドグラッサが左足を振り抜いて逆転!

喜びのあまりリカルドグラッサは、ユニフォームを全て投げ捨ててしまいました。選手達はリカルドグラッサに折り重なるように祝福。

バックスタンドで観戦していた私も大絶叫!

その直後に試合終了。
大興奮の大逆転勝利でした。


ジュビロサポーター推薦

ここからは、ジュビロサポーターさんがXのリプ欄に推薦してくれたゴールを紹介します。

金子翔太:第9節 vs町田(H)

後半乱闘騒ぎになって、荒れに荒れたホーム町田戦。

しかし、当時の振り返り記事でも書いたのですが、堅守の町田に対し開始早々の失点が本当に痛かった。

それだけに前半終了間際の金子翔太の同点弾は非常に価値がありました。


ジャーメイン良:第15節 vs群馬(H)

小学生一斉観戦授業となったホーム群馬戦。子ども達の後押しを受けてゴールラッシュで勝利を飾った磐田。

ジャーメイン良は今季序盤戦は負傷で一時離脱していましたが、群馬戦の直前アウェイ千葉戦で決勝ゴールを決めており復活の兆しを見せていました。

この試合途中出場したジャメはスルーパスにナイストラップを見せてゴール。

この試合を境にジャーメイン良はスタメンに定着しました。


後藤啓介:第32節 vs 千葉(H)(2点目)

このゴールはノミネートに入れようか迷った内の一つ。

今季の千葉は本当に手強い相手でした。ホームヤマハスタジアムでの戦いでは、前半で3失点。更には雷雨で一時中断し、全身ずぶぬれになって観戦した悪夢のような展開となりました。

それでもくじけなかったのは後藤啓介
あの3失点した開幕岡山戦同様に後半に2連続ゴール。

特に2点目は、自ら運びながらボックス外からのミドルシュート。3失点と雷雨に心が折れかけたジュビロサポーターに対し、大きな力をもたらしてくれました。

ゴールを決めて背番号を誇示する後藤啓介

泣く泣く選外のゴール

Xのアンケート機能は4つの選択肢しか設定できないので、泣く泣く選外としたゴールがあります。

4つ選べなかっただけで、どれもこれも素晴らしい。お蔵入りするのも嫌なので、そのいくつかを紹介します。


後藤啓介:第1節 vs岡山(H) 

インパクトではこの2ゴールが今季一番。

2023年の磐田は後藤啓介の鮮烈なデビューで始まりました。

開幕岡山戦は厳しい戦いが予想されましたが、案の定、磐田よりも練度と強度に勝る岡山の一方的な試合になってしまい3失点。

正直この試合だけでなく、長いシーズンに向けて暗澹たる思いになりました。

しかし、そこに光を当ててくれたのが現役高校生ルーキーの後藤啓介。後半44分、47分の試合終了間際の連続2ゴール。

そしてスタンドを煽りに煽りまくる姿に「とんでもない逸材が現れた。」と現地で感動したのを思い出します。


ドゥドゥ:第15節 vs群馬(H) 

ドゥドゥのいわき戦のゴールと最後まで悩んだのがこれです。

いわき戦のシュートと甲乙つけがたいゴラッソ!

小学生一斉観戦授業でのゴールでしたので、これぞプロと思わせる素晴らしいゴールを子供達にプレゼントすることができました。


古川陽介:ルヴァンGS第6節 vs札幌(A)

個人的にはこの試合、今季ベストゲームに挙げてもいいくらい大好きです。

既にルヴァンカップはグループステージ敗退が決定していた磐田。ハッキリ言ってしまえばこの札幌戦は消化試合でした。

しかし、横内監督はJ1チームと戦える貴重な機会でもあり「無駄な試合などひとつも無い」として挑んできました。振り返るとこの試合はチーム一丸となって戦うという今季のスローガンが詰まっていた試合だったと思います。

試合は点の取り合いとなるシーソーゲーム。

最後に逆転ゴール決めてくれた古川陽介。強敵札幌から勝利を奪う素晴らしいシュートでした。

横内監督とハグする写真は今季の名場面の一つだと思います。

御礼と総括・展望

下記が投票最終結果です。
投票頂いた皆さん本当にありがとうございました。

ベストゴールで今季を振り返ってみましたが、やっぱり苦しい年だったなと思います。

終始圧倒して勝った試合は一つもありませんでした。

今季の磐田には絶対的なストライカーはいませんでした。それでもJ2リーグ第3位の74得点です(1位町田:79得点、2位清水:78得点)。補強できない状況だったので、これは誇っていい。本当によくやったと思います。

横内監督が今季監督就任時の記者会見でおしゃっていた以下のコメントがまさに今季の戦いを表現していると言えます。

一人で試合を決定づける選手、一人で10点、20点、30点を取ってくれる選手は正直なところいません。一人で全部を守れる選手もいません。ただ選手がチームとなって、グループとなって戦うことができれば、それに近い成果を挙げられるのではないかということは、まだ映像しか見ていませんが確信しています。チームとして戦う集団を作ることができれば、我々は目標を達成し、しかも次のステージに行ったときに安定した戦いができると思っています。

ジュビロ磐田公式ホームページより

来季、磐田はJ1に復帰します。

しかし、J2で苦しんだこのチーム状況のままでは、J1で再び叩きのめされるでしょう。

ようやく磐田も今オフから選手補強が解禁されます。
既に藤田俊哉SDは今オフの補強に対し、

「まず現場のオーダーを聞く。ポイントは全部。全部をワンランクどころか3ランクくらい上げていく」

報知新聞ホームページより

と語っています。

しかし、それは同時に現メンバーとの別れも意味します。そういった意味ではチーム力向上のためには痛みも伴うことになることを覚悟しなければなりません。

今オフの選手の去就には覚悟をもって見守ろうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。



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