周りとの人間関係に悩む方への処方箋

私の行っているヨガや瞑想クラスにも、しばしば、周囲との人間関係に悩んでいるという方もお見えになります。
最近、人間関係に悩む方が増えているようにも感じますので、今回は、そういったお悩みを持つ方へのヒントとして、ヨガスクールIARPの創始者、本山博氏の書籍から、人間関係について記載された一部をご紹介します。

互いに仲良くできない理由は、人間というのは、感情が一番強くて、この感情のコントロールができないことにあると思うのです。

阪大で教授をしておられた丸山博先生は
「個人の深いところでもっている恨みとか感情の痛手とかいうものが、結局は人間を滅ぼすことになるのだから、それを超えていくことが人間の使命ではないだろうか」とニーチェが語っている」
とよく言われます。

怒りとか恨みの感情が、自分で自分を縛ることになってしまうわけです。

そういうものを超えていくためには、自分を離れて自分を見られるようになり、ある感情が起きたら、それを、第三者の立場で見られるように成長することが大切ですね。
しかし皆なかなかそれができないようですね。
それだけ、男にも、女にも、難しいんですね、感情から離れるということは。

ある感情が起きたら起きたで、それを第三者の目で見られるようになると、その感情はすぐに消えてしまうものなのです。
それなのに、消えてしまわないようにいつまでも大切に持っているから、苦しむことになる。

自分の感情に落ちないようになるには、やっぱり瞑想が大事ですね。
瞑想していると、小さな自分を離れて見られるようになる。
そのためには、まず、何も思わないような状態になれるように瞑想することが大事だと思います。

本山博著:愛と趙作 

自身の感情にこだわり、振り回されるから、周りの人間とうまくいかない。
自身の感情を第三者の視点でみられるようになること、最近の言葉で言うと、メタ認知能力をつけることが有効だとおっしゃられているのだと感じます。
気になりましたら、こちらご一読いただくのもよろしいかと。


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