明治維新後、日本も「近代国家」づくりのために必死になりました。

国家の3要素には、①主権　②領土　③国民　の3つがありますが、中でも「領土」において「開拓」という名のもと命がけで「北海道」をつくり、琉球処分によって500年続いた琉球王国が「沖縄県」となりました。

その後も、日清戦争の結果「台湾」が50年間日本領になり、韓国併合後35年間「朝鮮半島」が日本領になって「領土」とされ「開拓」の対象となり、そこにいる人たちも日本人という「国民」となったのです。

これら「北海道」「沖縄」と「台湾」「朝鮮半島」は、急速に「領土」とされる中それぞれの土地が持つ「痛み」が似ている・・・と、感じざるを得ませんでした。

韓国、北海道、台湾の順で訪れる中、遂に今年の初め「沖縄」と出会うことになったのです。

実は私は、韓国のブログにもハングルに翻訳して、記事を投稿しているんですね。

中でもこの沖縄のエッセイには、感動的なコメントを頂いたので、それをここに紹介させて頂きます。(長く語って下さってます・・)

こんにちは。私の祖父も沖縄に参戦したことを、生前聞きました。このブログに投稿されている「みんな同じ人間なんだよ。」という言葉は、私の祖父も言っていたことと同じだったので、こうしてコメントを書かせて頂きます。私の祖父は沖縄住民のおかげで命拾いをし、沖縄がなかったら今の私もいなかったので、もっと沖縄を知りたいと思っていました。投稿して頂いて、本当にありがとうございます。

もしもnuricoさんの中で、韓国の人たちに申し訳ないと思う気持ちがあるならば、それは必要ないですよ。最終的には、すべて人なんです。韓国もベトナム戦争や琉球皇太子殺人事件（琉球王国が滅びた決定的な原因提供している）、韓国・中国・日本の中でも唯一「奴婢文化」を持ち、本当にひどいことをたくさん犯してきました。何よりも私がどうしても理解できないことは、日本の天皇までも韓国に謝罪をしたり（もちろんお金で命が返ってくることはないですが）ちゃんと補償もしたにもかかわらず、なぜ韓国のマスコミではそれが放送されないのかがまったく分かりません。それ自体私は、同じ韓国人として理解ができないし、朝鮮半島が2つに分かれてしまったことを、なぜ日本のせいにするのかもちっとも分からない。このような、韓国人の被害者意識が本当に恥ずかしいです。もともと真の "愛"の根本は「許し」がベースですよね。だから、大規模な宗教や意識の高い哲学では「人間の世界で、神の愛に一番近い愛は母の愛である。」と定義しますよね。母という存在はなんの条件もなしに与えることが可能で、自分自身を犠牲にしてまでも子どもの命をこの世に誕生させる最も高貴な存在じゃないですか。（それも誰も分かってくれなくても・・）。自分が生死をかけて生んだ赤ちゃんに対しても、その痛みさえも忘れてしまって「許し」という言葉さえも必要としない。このように人類が熱望する神とは、そのような存在はないでしょうか。神は愛であり、愛こそ神なので・・人間である私たちには、そんな神や愛は肉眼で見えないですよね。私はベトナムのお年寄りから大きな恵みを受けたこともあったし、ある沖縄の方からも良くしてもらったこともあって、nuricoさんがもしも心を痛めることがあれば、それは嫌なんです（笑）私は神から愛され続けてたいと思い、他の人からも多くの許しを受けてきたので、私もこれから同じように与えて生きていきたいと思ってます。いつの日か、誰もが（憎しみから）自由になる世の中が来ることを願いながら。どうか、お幸せに・・・・・　　　　　　woneyiam

韓国はキリスト教の方が多いので、この方もそうかもしれませんが、純粋なお心が本当に嬉しかったです。

義理の父と同じように沖縄戦に行かれた方のお孫さんなので、きっと30代か20代の方でしょう。

このような若い方々も、いっぱい居ます。

時代は着実に、変わっている・・・・それを、実感させて頂きました。

最後までお付き合い、ありがとうございました！！