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赤い髪飾り

沖縄の慰霊の日でしたね。

今日は一日中、沖縄の人々や、沖縄の美しい自然と・・・

大好きな義父さんのことを、考えてました。



なので、今日は、・・・

空や雲や、遠くの山や、家の前のいちょうの木も・・・

何かを語っているようでした。



空を見る

白い雲がもくもくと 青い空に泳ぐ

いちょうの木には マスカットのような若い実が たくさんぶら下がってる

一番太い幹の周りにぶら下がる 若いマスカットたちは 

その周りを包む 多くの葉っぱに 温かく抱っこされているようだ


斜め上を見る

緑のいちょうの葉っぱと 青い空と 白い雲が うまい具合に重なる

おやっ? 

葉っぱの上のほうに 赤い葉っぱがチラッと見えた

あれっ? 

秋になって 紅葉したとしても 赤くはならないのに


よく見ると 葉っぱが一部枯れて 日の光で真っ赤に見えたよう

それはまるで 子どもたちを抱っこする お母さんのいちょうの木が 

赤くてきれいな 髪飾りをしているようだった


「子育てですべての力を 赤ちゃんにたちに 費やしたの

 たまには きれいな赤い髪飾りを してもいいかしらね 」 


なぜか そんな声が 聞こえてきた  


命のつながりを守る お母さんのいちょうの木

今日は 赤い髪飾りが よく似合いますね



令和元年 6月23日  

(沖縄戦で犠牲になられた方々と、大好きなお義父さんに捧げます。)  



拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡