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「中国を考える」&「悠久の大地と歴史がダメにした、とても不幸な中国人」を読んで。

司馬遼太郎/陳舜臣&邱海涛著

題名長くてすみません!!

とにかく、最近特にわからない「中国」を少しでも知るために・・・前から買っておいた関連書籍が~まだ5冊ほど待機しております(笑)

しかし読めば読むほど、実は「韓国」も理解できるから一石二鳥ってます。

特にこの2冊の共通の内容の中で、私もうすうす感じていたことが「確信」に変わったことが・・・

それは~~なんと、儒教がヤバかったということなのです~!!!


司馬:日本の近代化はうまくいったが、ただ日本の転換が早くできたのは、国の小ささだけではないでしょうね。儒教の影響を薄くしか受けなかった。社会体制として受け入れていなかったということがなんといっても大きいでしょう。(略)漢民族は・・・2000年かかって「論語」ひとつ読んできた。(略)つまり、孝の問題一つにしても中国の人は全身的に教えられているんですね。中国の場合、儒教の影響は非常に濃いんだな。(「中国を考える」から)

社会体制としての「儒教」って、主権からすれば「統制しやすい」ありがたい思想ですもんねぇ。


孔子の辞書には「懐疑」と「平等」という二つの文字は載っていない。(略)上の人間の言うことは絶対に正しく、下の人間は疑いをかけてはならないのだ。だから、中国人には「なに」「なぜ」「どうする」という正しい思考法が生まれてこなかった。(「悠久の大地~」から)

いや~、それはまずいっしょ・・・


さらに孔子は生涯の中で「自然界の神秘現象」を語ることは一度もなかったと言い伝えらえている。また、誰でも直面する生と死を語ろうとしないし、農作業や鳥・花などについて全く関心を示そうとしなかったという。(略)このような教育では、自然界と人間社会における規制と真理を発見することはあり得ないのだ。(同上)

え~~そんな~びっくり~~!!!


孔子の4つの「してはならない」と3つの「畏敬」に触れたが、科挙制度と含めてこれらの儒教文化は中国人の道徳と性格を大きく歪めた。その中の一つは、中国人が正直に、真実を言えなくなってしまうことだ。(略)中国人が生まれて物事を知る幼い時から嘘ばかりの世界に包囲されているということである。(同上)

著者が中国の方ですが・・・

ここまで言い切られてしまうと、なんとも・・・

よく考えてみると、共産化されても「儒教思想」が残ってるということは、確かに・・・


まずはお隣さんを、正確に知ること。

それが「愛」かも知れません。

地理的にも歴史的にも、あぁ~ならざるを得なかった事実を知って、「なるほど」と受け止めること・・・とても重要ですよね。


そんなところから、始めていきたいと思います~(*^-^*)


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