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「旅」と「わたし」、そして沖縄。

「旅」って、人生を変える場合がありますよね。

私は若い時、日本が嫌いで脱出作戦として考えていたところが、イギリスでした。そんな中、母が癌になり看病をしながら、少し具合が良くなった時に2人で初めて行った海外旅行が、韓国でした。

その時に出会った韓国が、私にとってはとても新鮮だったので、母の死後イギリスではなく韓国に留学することになったのです。

もしもあの時、韓国ではなく違う国に行っていたら、私は今ここにいるかどうか分かりません。


もう一人、会社の後輩の女の子も、そのケースです。

仕事で一緒に行った沖縄を通して、あの子の人生は180度変わったといっています。ミス・コリアにも地方代表で選ばれ、ギラギラした「成功」を夢見ていた子が、現在ソウルの小さな町で本屋さんを経営することになったのは、沖縄の大自然に触れて「生きる」こととは何かを、真剣に考えたからだといいます。その内容は、以前書いたこの記事にあります。


また私は、noteの一部をこちらのブログに翻訳して載せているのですが・・

今回そこにコメントを下さった若い女の子も、彼女と同じように沖縄に何かを感じたようで、現在「沖縄」で生活し、私の記事を通して沖縄の歴史に関心を持つようになったと書いて下さいました。(その記事は、これ☟です。)


コメントの内容は、以下です。

沖縄が好きで、昨年から沖縄に住んでいる韓国人です(笑)沖縄の歴史を検索したらみえさんのブログに出会い、この文章に惹かれ、約半日かけてエッセイや日常生活などをほぼ全部読ませて頂きました。穏やかで響きのある文章ですね。歴史にはほとんど関心がなかったのですが、今日から沖縄の歴史について、自分から学んでみたくなりました(笑)みえさんの素敵な文章に励まされたので、私もみえさんの力になれたらいいなと思い、こうしてコメントを残すことにしました、ありがとうございます。


それに対するお返事は、こう書きました。

ダヤンさん!とても心温かいコメント、ありがとうございます。現在、沖縄に住んでいらっしゃるんですね。沖縄は、本当に美しい島ですよね・・・
たぶん、ダヤンさんが美しく繊細なお心を持っておられるから、その自然に何かを感じられたのだと思います。私も沖縄と韓国が大好きですよ。歴史的にも、少し似ている部分がありますよね。ダヤンさん!どうぞ、くれぐれもお体に気を付けて・・・美しい沖縄で、素敵な思い出をたくさんつくって下さいね〜♡


自分の生活範囲ではない「旅行」での出会いを通して、新たに人は何かが開かれるようです。


ここである本の一節が、思い出されました。

意味に直面する経験は、もちろん芸術や哲学でしか得られないわけではありません。そのような経験の巨大な宝庫として、旅行があります。(マルクス・ガブリエル著「なぜ世界は存在しないのか」P255 Ⅵ芸術の意味から)

芸術や哲学のように、意味に直面する経験の巨大な宝庫が「旅行」だと、ドイツの若い哲学者はいっています。

それはちょうど、会社の後輩の女の子が「沖縄の大自然に触れて、生きることとは何かを真剣に考えた」ように、ですよね。


旅行とは、人生の起爆剤かも知れません。


そろそろ、また、どこかに行きたくなりました。

息子の受験が終わったら、もう一度、やっぱり沖縄に行きたいな・・・

拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡