主体性を育成するために見守る No.220

あなたは周りの方が自発的に行動するまで見守る事って出来ていますか?

昨日は感動創庫®LFCで初めての課単位の会社を良くするためのミーティングを行いました。

お題は「会社を良くするためのアイデア」を皆さんから募集し、そのアイデアを進めるためにどうするかを決めるというミーティングです。
今までの打ち合わせは課長と社員が中心となり、朝のミーティングで伝達するか、ちょっとした立ち話的に物事を進める程度でしたが、今回は初めてスタッフ(パート)さんも全員参加で行いました。

部長以上も参加していますが、最後に発言をするだけで進行は課長に任せ話を進めていただきます。
今回は初めてという事で、まずは課長がどれくらいの進行が出来るか、普段スタッフさんとどのようなコミュニケーションが出来ているかという事と、参加者が一言でも発言できるようにという点に集中して行いました。

課長にもタイプがあり、積極的に進行をされる方もいれば、リーダーに任せる方、あまりうまく進行が出来ていない方もありました。
中にはスタッフさんに意見は募集しているのですが、そのほとんどを自分がまとめて進行してしまう課長もありました。

折角良いアイデアをスタッフさんが出してくれているので、その意見を尊重し、その方に責任者でやってもらえればそのスタッフさんもやる気になってやっていただけるのですが、自分がやったほうが早いとか、完成度が高くなるとか、つい自分のエゴが出てその方のやる気をそいでしまいます。

実は私もそんな経験が多くあり、自分でやったほうが早いからという理由で自分で抱え込んでしまったり、迷っている方がいるとすぐにゴールを示してしまい、その方にやりがいが無かったり、相手のレベルに合わせた話が出来ず理解されなかったりと散々なリーダーだったと思います。

今回は私自身も見守ることに徹し、皆さんの意見や言動が理念から外れている時だけ指摘をするようにしました。

それが結果としてメンバーの成長につながる事をようやく理解する事が出来ました。

子育ても同じように子どもを見守るというのは、けがをしないようにすべての危険を排除する事ではなく、万が一の事が無いように見守るだけで、何をするとケガをするのか、けがをするとどんなことになるのかを体験させてあげることが見守る事ではないでしょうか。

相手の成長を考えれば、こちらが見守れる力を持つことが一番大切なのが良くわかります。
感動創庫®LFCでも見守るマネジメントを続け、社内に広げていきます。


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