見出し画像

もし行きつけのレストランの味が毎日変わったら、、、 No.318

あなたは自分の基準はしっかりとしていますか?

先日衝撃の事実に気が付きました!!なんとたまに行くタイ料理屋が毎回味が違うんです。
私も妻もタイ料理が好きで、週末にテイクアウトで利用するお店があるのですが、たまたま短期間に2回続けて利用しました。

2週間前の事なのでまだ前回の記憶も明確で注文した料理も同じでしたので家に持ち帰って開けてみると
「ん、前回となんか具の切り方違わない?」
と、二人で目を見合わせました。

さらに私の好物カイジャオ・ムーサップ(豚肉入りのオムレツ)には前回入っていないトマトの姿も見えました。
「ちょっと前回と違うね~」
「まあタイ料理だからこんなもんか」
食べてみると味は前回より私達好みでおいしかったので問題なかったのですが、明らかにシェフが違うという事がわかり、味も違いがありました。日本で食べるタイ料理なのでこんなもんかなとも思いましたが、日本の基準で考えればあり得ないな~と思いました。

タイも日本と同じように南北に国土が広く、地域によって味付けが違うというのはよくわかります。日本でも関東と関西では食材が同じでも味付けはかなり差がありますが、同じ店で昨日まで関西風だった味付けが今日だけ関東風だとお客様もびっくりしてしまうと思います。

私もオーストラリアで日本食の店をやっていた経験があるので、外国で食材を揃えるのは大変なのはわかりますが、やはり味は均一にしていました。

このお店にも一応レシピがあるのでしょうが、その日のシェフによって自分の作りたい方法で作るのでこういったことが起きるのだと思います。
オーナーの理念が明確で、自分の出身の地方の味を提供するなどの想いがあればこんなことにはならないのでしょうが、とりあえず料理を出せればよいという思いなのでしょう。

これはレストランの話なので笑い話で済みますが、皆さんの会社でもこんなことが起きてはいないでしょうか。
・ある方はサービスが良いが、ある方はサービスが悪いとか
・全く仕事内容は同じだが、愛想のよい方とそうでない方がいる、もしくはお客様を不機嫌にするレベルの対応をする人がいる
・その日の働いているメンバーで品質にむらが出来る

その会社の理念が明確に伝わっていて、働いている皆さんの意識が統一されていればそんなことは起きませんが、実際には起こりうる問題です。

こういったムラを起こさないために大切なのが経営理念です。
経営理念が社内に浸透し、働いている皆さんが同じ思いで仕事をしていればこういったことは起こりません。

もちろんその前にシステムとしてクォリティーを均一にするというステップが入ったうえで進めなければ、ブレが出たかどうかのチェックが出来ませんのでシステム化や見える化も大切ですが、その基本は経営理念です。

皆さんの会社も毎日味の変わるレストランのようにならないように、理念を明確にし働いている皆さんに共感していただき、浸透していきましょう。

今日の一言
働いている皆さんの意識をまとめ、仕事のクォリティーを均一化するのが経営理念

経営理念クリエイターとして理念の策定や浸透のサポートしています。
いつでもお問い合わせください。


よろしければサポートお願いいたします。サポートいただいたお金は日々のビールやおつまみにありがたく使わせていただきます。間違っても募金箱や賽銭箱に入れませんのでご安心ください。