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たった1人のMen's

去年、自分の出身サークルである「Dance Company BAKU」の第50回日芸祭公演『with ME』にて、Men'sという演目を振り付けました。

Men'sというのはその名の通り男だけで踊るナンバーで、もちろん自分も現役時代4年間踊りました。


ダンスを始めた1年生の「Flame」

なかなかに苦戦した2年生の「The beginning of us」

めちゃくちゃ頑張った3年生の「flare」

まじで命削ってた4年生の「Ashura」


それぞれの思い出が今でも鮮明に蘇るほどですが、そこには必ず、頼れる先輩、信頼できる同期、任せれる後輩が居ました。
人数にして、Flameは9人、The beginning of usは8人、flareは10人、自分の作ったAshura Men'sですら5人でした。


今年度の Men'sはというと、動画を見てもらった方には既知かもしれませんが、たったの1人。


天野航征という男が、Men'sをたった1人で踊ったのです。


正直、自分が1人だとしたら、舞台を一曲分1人で埋めれるかと言われたら難しいし、そもそも全てちゃんと踊り切れるかあやしいと思います。

Men'sというのは色々と重みがあるものでして、それなりにプレッシャーもあったと思います。

そんなMen'sを1人で踊った航征は会長でもあり、BAKUを背負ってる子でもあります。

色々な責任や重圧のなか彼はその全てを成し遂げてくれました。
ほんとすごいよ!!!

今回の Men'sでは
PENGUIN RESEARCHさんの「ゴールドフィラメント」という曲を使ったのですが、まじで歌詞を見てほしいと思ってます。

『泣いて征け 闇を征け』


まず航征の名前の文字が使われている!
これ大事!笑

『地獄よりもっと下で 始まった冀望の旅「最悪」なら超えてきた ほらまだ居るぜ』
『立ち続ける勇気をくれ そこにいると教えてくれ 強くなんてなれなかった でもまだ居るぜ』


たった1人で Men's繋いでくれている彼のことでしかない!
まだ居るぜ!!!


『残された僕ら 確かめるすべもなく 
眩しいのはいつだって 先を歩いた人達だ』


数々の先輩たちが卒業していった。

『消えかけても今日まで消えなかった』


消えかけても今日まで消えなかった。


数々の歌詞が今の Men's、航征に当てはまってると思いました。

こんな歌詞もありました。

『独りぼっちにさせんなよ』


稽古中にどれだけ頑張っても1人で踊ることには変わりないので、何か自分にできることはないか。

そう考えたときに結果こうなりました。



 こちらはMen's深夜練をした際、今まで航征が関わったことのある先輩方を呼んで励まそうとしているところです。

自分がオーダーしたのは、「航征を励ましに来てほしい」ということだけ。
そしたら当日こんなにも人数が深夜に駆けつけてくれてなんなら急に踊り出し(今回の Men'sの振りを笑)、なんだか自分が励まされました。笑

最高の深夜練でしたね!!

ということもありましたが、本命はこちら。


これこそ一昨年に行われた
ダンス公演『#000』にてAll Men'sという演目に出演したOBを含めた男のみのナンバーで集った人達からのメッセージです。

決して1人で踊ってるわけではないと伝えたいと考えた時に浮かんだ案がこれでした。

本当は本番日にサプライズで航征に舞台上でご対面してほしいかったんだけど、諸事情によりそれは叶わず、本番ではメッセージの内容は知ってたけどそれでも励みになってたらよかったなと思います。

航征、本当にお疲れ様でした!

まだまだ語るべくはたくさんありますが、この辺で終わりにしようと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

動画の方も是非見てください!


 Men's 2021『BRAVE』振付 田中幸介

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