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お参り、お詣り

 2月1〜2日と山梨、長野へ神様仏様にお参り(お詣り?どっち?)してきました。
トップの写真は2日目の諏訪湖畔。日の出前にホテルを抜け出したけど、吐く息が盛大に白い。なんとお天気のサイトではマイナス5℃。
 それでも諏訪湖は凍結しておりませんでした。波しぶきで枯れ草は凍ってましたけどね。

 神奈川の大磯から小田原厚木道路に乗り圏央道・中央高速へ。談合坂サービスエリアで朝蕎麦をして2時間半で山梨県の甲府へ。同行者を拾って向かうは長野県・上田市の別所温泉・北向観音堂です。またまた2時間と少しのドライブ。双葉スマートICから諏訪まで行き、そのあとは大門街道です。白樺湖は凍結していましたね(20年ぶりに来た)。大門峠を越えるや否や渋滞の最後尾に!よーく前を見ると長い直線の下り坂の先に事故処理車両が。10分待っても全く動きが見えないのでUターンをしてビーナスラインへ戻り女神湖〜立科から行くことにしました。
 女神湖辺りから霧が濃くなりフォグライトをつけても車の直前のセンターラインしか見えない状態に。そんな霧の濃さだと対向車も突然現れる感じです。なかなか恐ろしい。雪も降り始めて久しぶりにドキドキしながら運転しました。
 無事に雲の中を抜けて別所温泉・北向観音堂へ。

本堂内部
本堂・外側から
仲見世も水曜日だとお休みが多いかな
仁王堂。草鞋が奉納されています

善光寺が南向きでこちらが北向き、で片詣でにならないようにやって来たわけです。さぁ、もう11時半、朝6時に出てきたのに。まだまだ1時間半近くのドライブが必要です。目的地の善光寺へ向かいます。

仁王門です

13時、大きな仁王門がお迎えしてくれます。25年ぶり2度目。

彫刻とは思えない、生命感

なんとも力強い、木彫りの仁王さまです。

山門です
大きな香炉からの煙に仏様の御利益が。もちろん追い線香させていただきます(^^)

山門をくぐり、お線香をあげて(ひと束100円納めます)煙が世界中に届くよう願って本堂へ。
 外国人の若いグループがお線香をお金も払わずに物を食べながら火をつけ香炉に入れていて、改めて他国の文化を尊重することの大切さを学びました。
 アメリカ、ヨーロッパの人たちはその辺にも気をつけている感じがしました。旅行なれしているのもあるんでしょうけど。

ここまできたらお戒壇巡りをしないといけません。本当に真っ暗と言う経験もほとんどできませんしね。前回触った記憶がない極楽の錠前(?)を触ってこなければ。しかしまぁほんとに真っ暗。自分の中に潜む訳のわからない恐怖感のようなものがチラチラと顔を出します。まぁ僕は直ぐに慣れるんですけど。あまりにも真っ暗なので真っ直ぐ立っているのかも怪しく感じます。面白い。今回は錠前も触り、ガチャガチャして折り返しのあと半分。全長50m弱だそうですが、もっと長く感じますね。
 そうそう、お戒壇巡りの時、僕の直ぐ後ろにいた同行者が変なことを言ってました。
「あまりに暗くてモタモタしてたら白いセーターの若い女性に追い越されたんだけど、君も抜かされた?」「僕は君が出てくるのを待ってたけど、僕の後に誰も出てこなくて君だけだったよ?」「おかしいなぁ、スタッフさんかなぁ」「お寺さんのスタッフが若い女性で白いセーターの訳ないし、お戒壇から出入りする理由が分からん、てか意味不明だわ」「いや、絶対白いセーターで白い花がたくさんついてるやつだったから」「だから真っ暗で光のないお戒壇巡りで、ものが見えるはずないってば」という会話をしたのでした。こわ〜。そして実は…と、さらに語り出したのが「極楽の錠前をガチャガチャやってたら、パッとライトが点いて後ろに居た男のひとが扉を開けて入っていったんだよ」ってそんな訳あるかーい!いったい何を見たんだ〜。あの暗闇で明かりをつけらた直ぐに分かるし、さらにその後ろの人が文句言うわっ。と言う見えないものを見る同行者なのであった…こわ〜。

御朱印いただいて、おやきを軽いお昼ごはんにしたらもう14時半。お宿はさらに1時間半のドライブで上諏訪へと向かいます(向かうと言うか戻ります的な)。諏訪湖畔のホテルに16時過ぎ到着。やれやれと手足を伸ばしてゴロゴロしたら18時の夜ご飯。

食事は年寄りに嬉しい「少し」がたくさん出てきます。もうコメをバクバク喰う!みたいな食事はできません(^^)。このあと焼き物としゃぶしゃぶが出て、締めのご飯、デザート。ゆっくり90分位かけての晩御飯でした。あとはホテル内に温泉があるので大浴場でのんびりするだけです。お参り合計3時間、運転7時間と言う酷いスケジュールで腰と背中が疲れました。

 翌朝、冒頭に書いたマイナス5℃の湖畔。残念ながら凍結してないです、全然。でも波しぶきで濡れたところと湖畔の石ころは地面に凍りついています。なので「あ、いい石見つけた!」と思っても拾えません。こんなに寒いと長時間石積むのも厳しい(いろいろ耐寒準備してない)ので手短にできるいつもの形です。日の出前の色を背景にしたいのに間に合わなくなっちゃう。
でも石も当然冷え切っていて霜がつくのかいつも以上にツルツルで苦戦します。表面凍ってるのかと思い指先で温めても効果なく指が痛いだけです。きっと霜が溶けたそばから凍ってる、そんな感じ。
どうにか形にすると後ろから日がさして来ました。ギリギリセーフ。

向こうの山に陽射しが。おはよう諏訪湖。

 それにしても寒い,寒い。急いで帰って冷え切った身体を温泉で温めて朝ごはん。

 画面の右外に豆乳の豆腐鍋があります。今日も上下諏訪大社と万治の石仏、甲府へ戻って金櫻神社と盛りだくさんなので早めにチェックアウト。

下社春宮から歩いて行ける万治の石仏(有名ですよね)。ここ大好きです。
これなんと言う名前なのか分かりますかー?龍ではなさそうだし、屋根にいないからシャチホコでもないし…青い目の宮彫りが印象的でした(下社春宮)

上社本宮にお参りしたらお昼ご飯にすることにしてたので、途中JAで野菜とお土産買って移動。この先は疲れてて写真が少ない笑

諏訪大社はまだマスク着用のお願いが掲示してありました

諏訪大社の上社本宮の樹齢千年と言う大欅と記念撮影。鳥居前にはお土産物屋さんや食堂がたくさんあり、リンゴを買っておやきとおでんを食べ、甘酒を飲み追加のお土産を買い、最後の金櫻神社へ2時間のドライブ。

金櫻神社への到着は午後2時過ぎ。静かで空気が凛としています。鳥居⛩横にある桜の木に黄金色の花がつくことから金櫻神社と呼ばれるそうです。甲府住民の同行者は曰く、甲府市民はこちらと身曾岐神社によく行くそうです(真偽の程は不明)。金櫻神社は金峰山が御神体だそうです(ここからずっと向こうだ!)。なので裏山を10分ほど登ると、金峰山をお拝む場所があります。反対側には富士山が…見える…はずなんですが…この日は見えませんでした。

小判色の花が咲くと言う桜の木。これが金櫻ですね。

してくねくねと山道を進むと昇仙峡です。今日は寄りません。途中、覚円峰が夕焼けに美しかったので撮ってきました。なかなか写真にするのは難しいです。

15時半、同行者を送り届け帰路へ。途中二度ほど休憩と食事をして大磯到着。

こんどはガッツリ石積みに行きたいと思います(^^)

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