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「ケンタッキーダービーを買う?ホームラン級のバカだな!笑」海外馬券予想コーナー♪

やぁみんな!
元気に競馬やっているかい?
僕のGWは地方競馬に金を巻き上げられて瀕死状態だよ!

前回のケンタッキーダービー発売で見事カテゴリー2(昔日本が使ってた降着ルール)の煽りを受けて天国から地獄を味わった人間の予想を是非見ていってね!

・クラウンプライドどうすんの?問題

まず前提知識として、ケンタッキーダービーは基本的にケンタッキー産馬しか勝てない。サラブレッドの生産はフロリダやルイジアナ、ニューヨーク周辺や西海岸の一部でも行われているそうだが、比率でいえばアメリカ総生産数の約6割がケンタッキーに集中している。最近ではカリフォルニアクロームが約50年ぶりぐらいにCA産で勝利している程度に、そもそも他地区生産の勝ち馬がいない。カナダ調教馬でいつしか滅茶苦茶な大穴を開けたマインザットバードですらKY産。日本産馬もカテゴリーとしては欧州産馬らと並んで「その他大勢」に当てはめられる。ちなみに、みんな大好きラニはケンタッキー産馬。
UAEダービーを勝つとロードトゥーケンタッキーポイントをガッツリ貰えるので、権利を得てしまった以上は超大手馬主とはいえ思わず憧れを抱かずにはいられないのだろうか?
このレース経由はそもそも掲示板すら載ることが難しく、あのドバイWC馬サンダースノーさんですら発馬拒否したり、ディスクリートキャットのようにケンタッキーは使わず、全く別の場所で米国G1を勝つなど適性云々よりもローテーションや中間調整の問題が大きいと思われる。
今年は某媒体が当馬の助手さんの手記を掲載しており、変わりやすい気候やトラック一本での調整の難しさを述べていた。比較的色んな経験がある日本馬はまだマシな方で、これでは欧州系が活躍しないのも無理はないなと感じられる。是非とも読んでみて欲しい。
馬作りについて著者は完全に素人なので、個別論点で良い悪いを指摘することはできないが、これだけ難解な調整過程と長期のレース間隔を見てしまうと正直人気を勘案せずとも馬券的妙味は無いに等しい。うまく馬券になったら「頑張ったな、馬券ハズレちゃったけど。ガハハ。」ぐらいの割り切りがこの手の番組には必要なのかもしれない。

クラウンプライド 日本産
Messier オンタリオ産
Simplification フロリダ産

・半分は枠番で決まる

新型コロナのせいで開催が秋になったり、失格馬や降着が出たりとここ数年のレースはちょっと色々アテにはならないのだが、基本的に頭を取りに来る馬は「内枠過ぎず、外枠過ぎない」がセオリーだ。
まずは枠番抽選である程度選別が可能となる。包まれやすい1,2番枠と17番枠から外は死に枠に近いので、ヒモはともかく頭は計算しなくていい。外枠での優勝は近年アイルハヴアナザーとビッグブラウンの2例で、この2頭は年明けから使い出しは重賞勝ち含め無敗。しかも共に2冠馬。
前回の日本発売で、勝ち馬降着から繰り上がりのカントリーハウスはレース内容としては1着入線馬に完敗していることから20番枠という遠さには相当な壁がある。今年は年明けから無敗の馬が外枠にはいないので変に曲げず素直に好枠を貰った馬から順当に想定した方が良いだろう。クラウンプライドはこの枠なら上手くゲート出たら逃げた方がいい気がするんですけどね。

・良馬場は使っているレースの格、重馬場では先行力で人気馬の収拾を図る

この時期アメリカ中西部は天候が変わりやすく、春のチャーチルダウンズは開催の半分が馬場に水が浮いているコンディション。はっきり言ってアメリカの主催者はどこも皆適当なので、何を以て馬場が良(表記はFast)か重(Wet FastもしくはSloppy)と判断しているのか、ぱっと見では全く分からない。ただし、秋に行われるブリーダーズカップや西海岸の大レースとは異なりパサパサのダートで実施することは稀なので、なるべくキックバックを受けず楽に先行できる位置でレースを進めることが勝利の最短距離と言っていい。(レース映像を見る限り本当にFastなのか怪しい年もあるが)先行力がある人気馬ほど悪くなる馬場は歓迎で、テンが怪しい馬は出負けからの後列コンボを食らってしまう可能性がある。必ずしも逃げる必要はないが、1コーナーまでのとてつもなく激しい位置取りに負けないだけの脚が重要になる。
→前走ルイジアナダービーでは敢えて控える競走を見せたEpicenterだが、戦績をみれば展開次第で逃げることもできる。内枠なので馬場悪化の場合、包まれるぐらいなら主導権と考えている可能性は充分にある。

一方で良馬場についてはテンにおいてそこまで極端な有利不利はない(結局ごちゃつく時は馬場関係なしに不利受ける)ので、枠番という第一関門を無事通過した有力馬たちの計算は脚質よりもむしろ前走、前々走で使ったプレップの中身が重要。
タピット産駒に多く見られるテンでズブいタイプはどうするの?という血統的な疑念は確かにあるのだが、この辺は所詮前半出入りの激しさによって着順自体変わるので、結局は馬券の好みの問題になる。
ケンタッキーダービーを勝ち負けしている馬の多くは前走重賞を1着で順当に勝ちあがりした馬で、そのまま本番でも掲示板に載るケースが目立つ。前評判の良い馬は頑張っているよ。
また、ホーリーブルSやレベルS、タンパベイダービーやファウンテンオブユースといった前々走で顔を合わせた面々が、ケンタッキー本番で鉢合わせになり、共に活躍するパターンがあったりする。このような場合は着順関係なしに前哨戦での出走メンバー自体が高レベルの可能性があるので、馬券的には是非ともまとめて抑えたいところだ。
今年はガルフストリームパークのホーリーブルステークスを使った馬が4頭出走している。後述するフロリダーダービーを勝ったホワイトアバリオもいるので注目。

前々走ホーリーブルS
White Abarrio
Mo Donegal
Simplification
Tiz The Bomb

・南地区のプレップレースがアツい。

近年はフロリダやルイジアナといった暖かい地域のプレップを経由する馬が優勢だ。当然勝つのが好ましいが、強い馬同士が走っている番組は惜敗でも本番の巻き返しがある。
昔は地元を発って徐々にケンタッキーに近づき本番というスタイルが主流だったようで、間隔を開けずに地元ダービー勝ち→ブルーグラスとかウッドメモリアルを流してチャーチルダウンズへというローテーションが散見された。
今は調教技術や調整の嗜好が変化していることから、地方ダービーからの直行が主。ブルーグラスSやウッドメモリアル経由に近年目立った活躍馬がいないのはこの影響もあるか。
筆頭はフロリダダービー。このレースを勝って本番も勝つのが理想形。戦績もピンが並ぶようなタイプに過去の勝ち馬は多い。ホワイトアバリオは三走前にチャーチルダウンズの重賞で3着に敗れてはいるものの、初遠征の影響か、道中かなり変なレースをしてしまっているのでこれは度外視できる。自分の形が作れれば結果は付いてくるだろう。
ほぼ同率で勝ち馬を出しているのがサンタアニタダービー経由なのだが、現在係争中で国内謹慎状態のボブ・バファート厩舎が好んで使うローテーションがこの地元SAダービー叩いて本番という流れなので、転厩馬の2頭(メッシェーとテイバは共に元バファート)をどう扱うかが問題となる。特に後者のテイバは、戦後一度も出ることが無かった「明け3歳初出走のダービー馬」のジャスティファイよりも更に1ヶ月遅いデビューの馬であることから、個人的にはこんな頻繁にレコードブレイクする馬が出てたまるかという心情だったりする。
近年はサンタアニタの馬場問題や開催日数のゴタゴタがあったせいで西岸地区の勢いは落ちている。前師の件も含めてあまり良い材料がないだけに、西岸全般的に過度な期待は禁物か。
他のローテーションはアーカンソーやルイジアナのダービーが挙げられるが、前者は1着か着外か、後者は善戦する名馬は多いが肝心の本番では微妙という色合いがはっきりしている。アーカンソーダービー馬のサイバーナイフは捲り一本頭狙いの脚質、ルイジアナダービー馬のエピセンターはちょっと内枠が過ぎるので立ち回りに難儀して2〜3着?という絵が描けてしまうのは私だけだろうか。

・結論
◎ホワイトアバリオ
○サイバーナイフ
▲エピセンター
△モードニゴール
△メッシェー
△チャージイット
△ティズザボム
△シンプリケーション
△バーバーロード
※ただし雨が降って馬場が悪化した場合はエピセンターの頭固定流し

予定の買い目
◎○▲ー◎○▲ー印全(42点)
◎=▲2頭マルチ相手印全(42点)
良馬場なら
◎ー印全ー印全(56点)
不良馬場なら
▲ー印全ー印全(56点)
140点買って外したらホームラン級のバカやろ笑
まぁでもそれほど難解だし、また外すのも嫌なので頭を決めてヒモを手広く行きます。
それではグットラ〜ック👍

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