牧 兼充

早稲田大学ビジネススクール准教授。

牧 兼充

早稲田大学ビジネススクール准教授。

マガジン

  • 科学技術とアントレプレナーシップ

    大学を中心とした研究機関から創出される科学技術は、新事業創造のための「知」の源泉です。この授業では、(1) 研究機関において科学技術に関する「知」がいかにして産み出され、(2) またその産み出された「知」からいかにして、ベンチャー企業を含めた産業が創出されるのかについて、様々な角度から、先端的な研究や事例をご紹介していきます。

最近の記事

牧兼充: 2023年10月の主な活動

最近、自分の業績管理のためにやったことを定期的にまとめているのですが、月に1回まとめたものをアップロードした方が、良い広報になるとも思うので、その内容をまとめておきます。 [10月の活動実績] メディア掲載 日経ヒューマンキャピタルオンライン、「「スターサイエンティスト」がイノベーションを創出する」、2023年10月30日 日経リスキリング、「なぜライオンが休日ハック?出向起業に挑む33歳社長」、2023年10月 27日 BioJapan 2023主催者セミナー「【

    • ゼミ修了生へ贈る言葉 (2023.3.31)

      教育とは学校で学んだことをすべて忘れた後に残るものである  アルベルト・アインシュタインの言葉で、「教育とは学校で学んだことをすべて忘れた後に残るものである」というものがあります。卒業する皆様にはぜひこの言葉の意味を深く考えて欲しいと思います。皆さんが、ゼミ活動で学んだことを全て忘れた後に残るもので、今後の人生で活かしていけるものは何ですか? ゼミ活動を通じて、心に残る「フレーズ」はありましたか? ゼミ活動で”knowing”, “doing”, “being”の3つの観点

      • 2022年振り返り

        2022年もあっという間に終わってしまいました。2022年は、今まで以上に仕事の内容も広がって、ますます忙しくなった1年でもありました。色々な機会を下さった皆様に御礼申し上げます。 今年1年を振り返り、10代出来事ということでまとめてみたいと思います。 1. 新著「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」発売2018年くらいから構想して、執筆していた私にとって単著の処女作となる「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」が3月にようやく発売になりま

        • 吉内裕行さん、有里さん 乾杯のご挨拶

          随分前ですが、ゼミ卒業生の吉内さんの披露宴で乾杯のご挨拶をさせていただいて、そのスピーチをアップしていなかったので、こちらに。 吉内裕行さん、有里さん 乾杯のご挨拶 ただいまご紹介に預かりました早稲田大学ビジネススクールの牧兼充でございます。新郎のビジネススクール時代のゼミの担当教員にあたる者です。 まず、吉内裕行さん、有里さん、そしてご親族の皆様、この度はご結婚おめでとうございます。我々のコミュニティでは、吉内さんのことをよっしーと呼んでいますので、今日もよっしーと呼ば

        牧兼充: 2023年10月の主な活動

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        • 科学技術とアントレプレナーシップ
          15本

        記事

          研究室の紹介ビデオ

          研究室の活動の紹介ビデオを作成しました。

          研究室の紹介ビデオ

          ゼミ紹介

          大学のパンフレットに掲載するために、ゼミ紹介の文章をアップデートしました。全日制グローバル、夜間主総合、それぞれのゼミのご紹介です。 [全日制グローバル] イノベーションとアントレプレナーシップ (Innovation and Entrepreneurship) 担当教員:准教授 牧 兼充 本ゼミでは、「技術経営」と「アントレプレナーシップ」の融合領域を扱います。企業においてイノベーションを生み出すための手法や、新事業創造のために必要なアントレプレナーシップに関する知識

          ゼミ紹介

          オンライン授業の設備に関する資料

          WBSのオンライン授業に関わる設備について、外部組織の広報資料などにも載せてもらっているので、ご紹介を兼ねてそのリストを掲載しておきます。 【11-902,903:Zoom Rooms(メディアプラス)】 【Neat Boardリーフレット(NECネッツアイ、情報登録要)】 【Neat Board導入事例動画(NECネッツアイ)】 【WBS DX推進PR動画】 (【DX委員会関連でのWAS社ブログ記事】)

          オンライン授業の設備に関する資料

          松田さん披露宴

          サンディエゴ時代からずっとご一緒していた松田弘貴さんの披露宴について、乾杯のご挨拶をしたので、そのスピーチの内容をシェアします。 松田 弘貴さん、彩さん 乾杯のご挨拶  ただいまご紹介に預かりました早稲田大学ビジネススクールの牧兼充でございます。新郎のサンディエゴ時代の友人にあたる者です。 まず、松田 弘貴さん、彩さん、そしてご親族の皆様、この度はご結婚おめでとうございます。  簡単に松田さんとの思い出話をさせていただければと思います。松田さんとは留学中のサンディエゴで数

          松田さん披露宴

          ハイブリッドワークの働き方 - 辻 紗都子さんの修士論文のご紹介 -

          夜間主総合ゼミ4期生の辻さんの修士論文が、内容・発表共にとても良かったので、対外的に公開できるように本人に準備してもらいました。 最終プレゼンテーションの発表は以下からご覧いただけます。ご本人が所属するメディアプラス社の会議室から配信していて、今の時代の先端ともいうべきオンライン・プレゼンーションを実現していると思います。 本人の修士論文のサマリーは以下の通り。 ハイブリッドワークは企業の働き方のスタンダードになるか? ~COVID-19パンデミック後の日本企業従業員を

          ハイブリッドワークの働き方 - 辻 紗都子さんの修士論文のご紹介 -

          システム思考をアントレプレーシップ教育に活かす

          最近、グローバルな観点から、アントレプレナーシップ教育を見たときに、アントレプレナーシップ教育に携わる教員のディシプリンがここ3年くらいで変わりつつあるように感じることがあります。 5年くらい前までは、デザイン思考を含めたプロダクト・サービスデザインをリーンスタートアップ的に試す、というような手法が強かった。でも今はどちらかというとデザイン思考+システム思考+Behavioral Scienceにフォーカスが移りつつあるように思います。 その背景には、新規事業を立ち上げるとい

          システム思考をアントレプレーシップ教育に活かす

          新著「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」出版のお知らせ。

          3月25日に新著が出版されます。ご興味のある方はぜひ以下のURLより、ご購入いただけますと幸いです。 https://amzn.to/3L4w7cG [新著の概要] 現在、米国を中心に世界では「イノベーションの経済学・経営学」に関する研究が盛んである。起業家はいかにしてどこから生まれるのか、なぜ起業家は特定の地域に集積するのか、科学技術はベンチャー企業の育成にいかにして役立つのか、といった実務に役立つ疑問について、さまざまな研究成果が生まれている。本書では、特に科学技術によ

          新著「イノベーターのためのサイエンスとテクノロジーの経営学」出版のお知らせ。

          「起業チームの創造性を高めるワークショップ」 - アジア・チーム・イノベーション・チャレンジ参加者募集中

          シンガポール国立大学と共同で、アジア文化圏におけるチームのイノベーション行動の違いに関する分析を行う研究プロジェクトを実施しています。起業を準備しているチーム (3-6人)に1時間程度のクリエイティビティに関するワークショップに参加していただき、その結果を分析します。参加していただいた方には謝金が支払われ、分析結果をフィードバックします。ワークショップは日本語・オンラインにて開催され、チームごとに日程調整をさせていただきます。日本の起業チームの特性の国際比較を行うことは、日本

          「起業チームの創造性を高めるワークショップ」 - アジア・チーム・イノベーション・チャレンジ参加者募集中

          Google発のワークショップ

          最近Googleの方とアンコスシャスバイアスの排除や心理的安全性の構築などをGoogleが社内研修をどのようにしているのか、というお話しをさせていただく機会がありました。 Googleの開発したワークショップはなんとその概要が公開されているのですね。面白そうなので、いずれゼミなどで実践してみたいと思っています。 アンコンスシャス・バイアス 心理的安全性 どちらのワークショップもかなり深く色々な情報が集められていてとてもおすすめです。

          Google発のワークショップ

          "Capital Formation"という考え方

          WBSでは、Phil Wickham氏を客員教授をお迎えして、Venture Capital Formationという授業を開講しています。 この中ではCapital Formationという、個々人のイノベーションを生み出すためのキャパシティを広げていくためのエクササイズが行われています。このCapital Formationは、スタンフォードの授業で開講されているもので、その内容をWBSに持ってきていただいています。 このプログラムは、The Kauffman Fel

          "Capital Formation"という考え方

          アジア・チーム・イノベーション・チャレンジ参加者募集

          こちらは、締め切りを4月12日に伸ばし、より新しい詳細は、以下のURLにまとめています。 https://note.com/kanetaka/n/n411bab7a6298 シンガポール国立大学と共同で、アジア文化圏におけるチームのイノベーション行動の違いに関する分析を行う研究プロジェクトを実施しています。起業を準備しているチーム (3-6人)に1時間程度のクリエイティビティに関するワークショップに参加していただき、その結果を分析します。参加していただいた方には謝金が支払わ

          アジア・チーム・イノベーション・チャレンジ参加者募集

          2021年を振り返って - 今年の10大出来事 - (2021.12.31)

          あっという間に2021年も終わろうとしていますが、なんとなく毎年の暮れに1年間を振り返って、自分の中での10大ニュースをまとめているので、今年もやってみようと思います。 こうやって振り返ってみると、今年は、コロナ禍で活動が制限されながらも、だからこそ、新しいことにたくさんチャレンジして、活動の幅が広がった1年でもありました。 1. HyFlex授業 今年の1年を振り返って真っ先に思い出すのは、HyFlex授業への挑戦だったと思います。コロナ禍の中で対面授業を復活させつつ

          2021年を振り返って - 今年の10大出来事 - (2021.12.31)