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WANDS「Little Bit…」の楽曲・歌い方・歌詞を徹底解説!

どうも!WANDSマニアYouTuberの金やんです。
WANDSファンの中でも人気の高い「Little Bit…」。
にもかかわらず、調べてもあまりこの曲に関する記事はあまりありません。
なので今回は、楽曲から歌い方や歌詞まで徹底解説してみました!

「Little Bit…」の基本情報

「Little Bit…」は、1993年10月6日に発売されたWANDS3枚目のアルバム『Little Bit…』に収録されているタイトル曲。
「恋せよ乙女」「愛を語るより口づけをかわそう」というヒットシングル2曲と、4thシングル「時の扉」のカップリング曲「声にならないほどに愛しい」を含む全7曲収録なので、規格上はミニアルバムです。
売上は95.2万枚ですが、ミリオン認定されています。

このアルバムは4月17日発売の前作『時の扉』(アルバム)から、僅か半年の短いインターバルでリリースされました。
1993年はWANDSにとって最もリリースの多い年で、シングル4枚とアルバム2枚リリース+ビーイングコラボシングルまで出しているんですよね。
「世界中の誰よりきっと」の大バズりに乗って、この機を逃すなかれ!と怒涛のリリースでヒットを連発し、トップアーティストに駆け上がりました。

ミリオンセールスを記録したアルバムですし、ファンの中では「Little Bit…」という楽曲は当たり前のように知られていると思いますけど、ヒットシングルしか知らない人にとっては馴染みのない曲かもしれません。

もっとメジャー曲の解説してくれ!と思われる人もいると思いますが…単純に大好きだから歌いたかったんですwすいませんw
結構前にコメントでリクエストして頂いていたこともあって、久しぶりの歌い方完コピ動画の題材に選ばせてもらいました。
リクエストしてくれた視聴者さん、ありがとうございます!

あ、ちなみにアルバムのジャケットは、東京駅八重洲口赤レンガ側で朝6時頃に撮影されたものらしいです。
遭遇したファンがいたどうかわかりませんけど、いたとしたら発狂して階段を転げ落ちたことでしょう。んなこたない。

楽曲解説

「Little Bit…」の作曲はギターの柴崎浩さんなんですけど、柴さんのバラードはまじでハズレなしで名バラードばかり!
「ありふれた言葉で」も「KEEP ON DREAM」も大好きです。
2曲は以前カバーさせてもらったので、シバラード3曲目の「Little Bit…」は完コピで挑戦しました!(2曲もいつか完コピで再挑戦するつもり)

この曲は始まり方がちょっと変わってますよね。
波の音にカモメの鳴き声という「環境音」から始まります。
そして「ツツツツツツツツツ…シャン」というリズムがイン。
次に優しい音色のシンセとギターが入ってくるイントロアレンジです。

環境音が入っているだけで、情景がパッと情景が浮かびやすくなりますし、歌詞の世界も想像しやすくなるんじゃないでしょうか。
上杉さんは横須賀出身なので海が近いですし、もしかしたら上杉さん案なのかも?と思ったりしました。

わかりにくいですが、波の音はBメロまで入りっぱなしになっているんですよね。
サビ直前のロングトーンからサビでバンドインという流れで、静かな雰囲気から一気に盛り上がるので、サビがガツンと耳に入ってきます。

そして、「ツツツツツツツツツ…シャン」というリズムなんですが、これまたわかりにくいですけど、曲を通してほぼずっと入っています。
イントロABメロサビ間奏後奏までずーっと。
一部入ってないと思われる部分もありますけど、原曲を耳を凝らして聴いてみてください。
おそらくですけど、ずっと同じリズムを入れていることで曲の統一感を出す狙いがあったりもするんじゃないかと思います。

それからこの「ツツツツツツツツツ…シャン」は、後にベストアルバムに収録された未発表曲「ささやかな愛情」に使われています。
楽曲解説で語っているので、気になる人は要チェックやで。

ちなみに、アルバムには「DON'T CRY」というロックバラードが収録されていて、上杉さんは「この曲を作れたことがアルバムの制作で1番大きかった」と語られたそうです。

「DON'T CRY」はギターサウンドが前面に出たアレンジになっているので、ロック志向が強くなっていたこの頃の上杉さんは、同じバラードでもシンセサウンドが前面に出た「Little Bit…」よりお気に入りだったのかもしれませんね。

歌い方解説

モノマネの仕方ではなく、以下の歌唱テクニックに着目して上杉さんがどのように歌っているかを解説をしています。

解説に使用しているテクニック
①泣き(わざと声を裏返す) 
②抜き声(息を抜く声)
③太い母音(母音を太く発声) 
④しゃくり(音程を下から持ち上げる)
⑤フォール(語尾を下げる) 
⑥ビブラート(声を揺らす)
⑦切る(フレーズを区切る) 
⑧ブレスアウト(語尾で息を吐く)
⑨子音強調(子音を強く発音) 
⑩フェイク・こぶし(メロディーに変化を加える)
※⑨⑩はより細かく解説するために、今回からテクニックに加えました。

※⑦切るはテクニックというより、上杉さん自身の歌クセによるところが大きいと思いますが、細かく再現するためにテクニックに入れています。

また、声質の再現ができていないということをコメントでよく言われるんですけど、歌唱テクニックに着目した歌い方の再現を目標としています。
勿論できるだけ寄せられるよう努力していきますが、ご理解頂けるとありがたいです。

この曲はバラードということもあり、上杉さんの声質の良さが存分に発揮されていますよね。
低音域の響き、中音域のふくよかさ、突き抜けるような高音域。
どこを取ってもいい!
上質な皮張りシートの高級車に乗っているかのような心地良さがあります。

それに加えて歌唱テクニックもふんだんに盛り込まれていて、上杉さんの歌唱力の高さが感じられる曲です。
動画を見てもらえるとわかると思いますが、歌い始めから終わりまで随所にテクニックが使われているので、気を抜く暇がありません。
頭からつま先まで神経を集中して演技をしているバレリーナのような…ってもういいですかねw

歌い方は全てを一気に再現するのは難しいので、部分部分で取り入れていってもらうだけでもいいと思います。

ポイントはサビで盛り上げる部分以外は、全体的に優しく発声することですね。
上杉さんというと太い声をイメージしがちだと思いますけど、この曲は優しく歌う部分から声を張るサビで抑揚があった方が上手く聴かせられます。

ビブラート自体ができないという方もいると思うので、そういう方は語尾を抜き声にしたり、フォールを入れたり、ブレスアウトしたり、他のテクニックを入れるだけでも聴こえ方が違ってきます。
そして、サビの直前からしっかり声を入れていき、サビでガーンと声と気持ちを入れて歌いましょう。

動画内でも説明しているように、上杉さんは抑揚の付け方が非常にうまいです。
声量があるので声の押し引きだけでも違いますし、そこに様々なテクニックを加えてあるので、この曲を練習すれば他のバラード曲でも応用が効くかと思うので、試してみてください。

解説編では、上杉さんの歌唱法をワンコーラス徹底的に解説しています。
少しでも上杉さんのように歌いたい!という方々のために、ご本人がどう歌っているかという解説をすることでお役に立てたらと思って解説をしているので、是非見て感想コメントもらえると嬉しいです!

上杉さんはLIVEではめちゃくちゃ声を張り上げて歌っているのがカッコいいんですけど、あれをマネしようとすると喉が終わるので本当に気をつけてください😇

豆知識というか、これは何故かわからないんですけど、サビの「溶かして」「優しく」の部分の歌い方が違うんですよね。
1番サビ「とかーして〜」、2番サビ「やーさしく〜」、3番サビ「とーかして〜」となっている。

1番と2番で差をつけるのはまだわかりますが、3番は1番と同じ言葉で伸ばす部分が違うのはどうしてなんだ…?
誰か教えてください!w

ちなみに、この曲のサビはメロディーに付随したハモリではなく、合唱のような独立したコーラスワークとなっています。
完コピ歌唱編の動画では、そこも出来る限り再現しているので原曲と聴き比べてみてください。(歌ってみたは歌詞解釈の記事にリンクがあります。)

いやはや、やっぱりWANDSはどの曲でも毎回完コピに挑戦するたびに、上杉さんの凄さを痛感します。
でも、分析して歌ってみることで僕自身のスキルアップにも繋がっているので、今後も楽しみながらやっていきます!

それから、今回動画で使用した歌唱法解説のPDFファイルを試験的に販売します。(記事の1番下)
カラオケなんかでわざわざ動画を見直すのも煩わしいと思いますし、携帯に保存してサクッと見れるといいのかなと。

長くなってしまったので、歌詞の解説は次の記事へ!

歌い方解説ファイルダウンロードはコチラから!

携帯に保存して見れるので、練習をする時にあると便利だと思います😄

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