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夏の忘れ物

僕は昔から夏という季節に対し、過度な思い入れをいている節がある。
中学生のとき、8月も終わりごろになると、今年の夏もなにもせず終わってしまう、という奇妙な焦りを強く感じていた。
それはいまでも大きくは変わっていない。なにか特別なことをしたくなるし、どこか特別な場所へ冒険したくなる。
自転車に乗って空を見上げてみる。
青空が広がっている。
明日どこへ行こう。