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私がブラウニーを食べたかった日

日曜日。
朝食も食べずにだらだら寝て過ごし、正午も過ぎて夫と家を出、ランチを食べる。

帰りにトイレットペーパーを買おうと薬局へ向かう道中、散歩がてら百貨店を横切る。
いわゆるデパ地下は目が楽しいので好きだ。クリスマスケーキ予約が始まったらしい。目新しいパッケージのお菓子。今はハロウィン版か。

ヴィタメールの一角目が止まる。夫はヴィタメールのチョコサブレが大好き。久しぶりに食べようとサブレを買うことに。ミルクかダークか、どちらにしよう、どちらも買って帰るか、などと話しながら並んでいると、会計をしている前のおじさんの買った商品が目に止まる。

パッションピンクのトレーに、どっさり盛ってあるブラウニー。見るからに美味しそう。食べたい。ブラウニー食べたい。
よほど私が食べたそうなのを察した夫。ブラウニーとサブレと両方買う。

家に帰りコーヒーを入れ、早速ブラウニーをいただく。重過ぎず、しっとりほろほろ、最高に美味しい。

しかし茶菓子にしては高級すぎる出費。
「なんでもない時にこんな良いお菓子買っちゃったね〜」という私に
「なんでもなくないよ、食べたかったでしょう」という夫。
なんて適当な言い草。夫は私に甘すぎる。でも、こういうところが、よい、とても。

高級ブラウニーを買うに値する時というのはどんな時か。来客時、記念日、ご褒美...
それと、私が食べたかった時、にも買っていい。
ひとつ枷を外せたような爽快感。ワクっとする気持ち。大切に、しようと思う。

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