さようなら、スクフェス。さようなら、私の青春。

お久しぶりです。蟹です。
本日、2024年3月31日、ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2(通称スクフェス2)がサービスを終了します。

スクフェスとは?

スクフェスとは、2013年からブシロードより配信されているスマホの音楽ゲーム、所謂音ゲーです。2023年にスクフェス2に移行し現在に至ります。
スクフェスが配信開始した2013年、ラブライブ!はテレビアニメ1期が放送開始。テレビアニメ化で大躍進(といっても、この段階ではまだ覇権ではなく良作くらいの評価。)を遂げたラブライブの勢いをそのままに配信されたスクフェスは、ラブライブに触れてこなかった層や音ゲーに触れてこなかった層を巻き込み大ヒットしました。これがきっかけとなったかは分かりませんが、その後続々と美少女音ゲーが配信を開始。今では一つのジャンルとして確立されました。

スクフェスの思い出

当時のトレンド

さて、スクフェスが配信されていた2013年当時、私は高校1年生。パズドラとモンストがスマホゲー二大巨頭として君臨していた時代でした。休み時間にスマホゲーの話をするのは日常茶飯事。前の日の夜に配信されたニコ生の最新情報を皆と共有しながら休み時間に実際にプレイして一喜一憂する場面はそこかしこで見られました。
そんな中、当時音ゲーに興味を持っていた私はスクフェスと出会います。キャラも知らなければ曲も知らなかったのですが、当時の音ゲーとしてとっつきやすさが段違いだったスクフェスに私はのめりこんでいきました。
どれだけとっつきやすかったのかですが、
・落ちてくる譜面を直接タップすることで直感的に操作できる
・タップすれば音が鳴るので正解のリズムが分かる
・他の音ゲーと比べてかなり落とされた難易度
・基本的に楽曲は全て無料で追加
・なんか知らんけど可愛い
これらは、様々な美少女音ゲーが配信されている今では当たり前の事ですが、当時はそんな事はなく。そもそもスマホの音ゲー自体ビーマニや太達などごく少数で、それらはスクフェスに比べると難易度が高く、またほとんどの楽曲が有料でした。「音ゲーやってみたいなぁ」で実際にやってみられる音ゲーはスクフェスくらいしか無い様な状態でした。
そんな訳で、どんどんハマり込んで休み時間も自分の席で堂々とシャンシャンする私。何となくそれを見ている友人。そういう日々が続くうちに、Deemoの配信開始と共にクラスで音ゲーブームが到来。クラスで少しずつスクフェスをする友人が増えていきました。

学校で市民権を得てしまったラブライブ

翌年2014年、ラブライブ第二期が放送されます。それをきっかけに、友人たちの多くが何となくクラスで話題に上がるラブライブに興味を持ち始め、アニメを見始めました。結果、どういうわけかラブライバーが爆増。ほかのクラスでも加速度的に広がってゆき、最終的に学年の多くでラブライブが一般的なコンテンツになり、ラブライバー高校と化してしまいました。これは、文化祭や体育祭のパンフの表紙がラブライブオマージュだったり、友人が他校生から「お前の学校ラブライバーばっかり」と言われたり、ヤバいレベルで流行ってしまいました。

スクフェスが上手いやつ

そんな中での私は特に何か古参オタクを気取る訳でもなく、ただひたすらイベント楽曲を周回して限定SR集めに勤しんでいました。成績が悪くて補習を食らってもトイレに行ってスクフェスしてました。そう言う訳で、私の立ち位置はめっちゃスクフェス上手いやつでした。勿論、私はそんな相当な腕前は持っていませんよ?。しかし、当時のスクフェスはEXPERTが最高難度。クリアすらできないような楽曲は皆無といってよく、私はBeat in Angel等の最難関楽曲以外をフルコン済みでした。
しかし、一番大好きな楽曲が未だにフルコンが出来ていなかったのでした。それが、Soldier game(通称ソルゲ)。真姫、海未、絵里のクール系3人の歌声と、ベースの低音がかっこいい楽曲であり、楽曲実装当時の最難関楽曲で、HARDですら下手なEXPERTより難しいという化物楽曲。乙女式のほうが難しいとか人により差はありますが、まさしくラスボスでした。あくまで凡人の私は、ライフの大半をソルゲにつぎ込み、ようやくフルコンした時には私は大学2年生でした。

ラブライブから離れてしまった時代

大学2年。その時の私は既にラブライバーではありませんでした。μ'sが休止して既に冷めかけ、同時に流行したアイドルマスターシンデレラガールズ(通称デレマス)の音ゲーに乗り換えてしまった私は、ほとんどラブライブにも、スクフェスにも関わっていませんでした。μ's休止後も、新ユニットAqoursが活動しラブライブ!サンシャイン!!が放送されていましたが、1期最終話で萎えてしまって、それ以降追いかけるのをやめてしまいました。
そして、ソルゲをクリアした後は、もう完全にスクフェスに触れなくなってしまっていました。

突然訪れる別れの時

そこからなんやかんやあり、社会人になりました。コンシューマーゲームは数か月に1本買ってきてやりますが、スマホゲームはもうほとんど手を付けなくなりました。スクフェス2になりますって言われたときだけ移行作業をし、ついでにちょっとプレイしてそれでおしまい。たまに思い出して、ちょっとやっておしまい。
そうやって1年も経たないうちに、別れの時がやってきてしまいました。もっと先の出来事だと思っていましたし、なんならまだ全然来ないと思っていました。そらそうですよ。二次元アイドルの二大巨頭の一角ですし、美少女音ゲーのパイオニアですよ。ずっとあると思うじゃありませんか。ラブライブと言うコンテンツがなくなる訳ではありませんが、ラブライブの発展に多大なる貢献をしたカテゴリがなくなる衝撃は凄まじいものでした。推しは推せるときに推せって言うけど、その言葉が自分に向かってくるのは初めてでした。
ラブライブは箱推しであり、特に推しキャラがいなかったので、なんとしてでも手に入れたいキャラと言うものはおらず、課金も1万円未満とごく少額しか行っていなかった私がサ終に何か言う権利など無いだろうとは思いますが、青春の1ページ、いや5ページくらいになったスクフェスに、せめて最後はありがとうの感謝を込めてさようならを言いたいと思います。

ありがとう、スクフェス。
そしてさようなら、スクフェス。
さようなら、私の青春。
いつかまた会う日まで。

Soldier gameフルコンした時のスクショ

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