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日本病院会会長 ”「赤ひげ文化」から脱却すべき” と

医師である日本病院会会長がインタビューに答えて言われた言葉ですが、その意味するところは「医療従事者間で効率よく、仕事分担をすべき」という事のようです。

ここで否定的な意味で使われている赤ひげ文化とは

「自分の受け持った患者の具合が悪かったら病院に泊まったり、土日も様子を見に行ったりすることが、あたかも「親切で良い医療」とされて当たり前となってしまった文化」

と、述べられています。

確かに、主治医一人に任されて「24時間主治医は休みなし」という状態は、もはやデメリットで、分業と連携が海外医療ではごく当たり前になっています。

日本病院会とは?

ところで日本病院会とはどんな組織でしょうか?

医師の団体といえば一番有名なのは「日本医師会」だと思います。
日本医師会は病院の勤務医よりも「クリニックの開業医」が主体の団体と言えます。

一方、病院の団体はというと「四病院団体協議会」という4つの団体が中心になるようです。
4つとは「全日本病院協会」「日本病院会」「日本医療法人協会」「日本精神科病院協会」で、そのうちの一つが日本病院会です。

日本病院会の会員となっている病院は2,469病院(2022年11月時点)で、日本全国の病院数8,326(2021年1月時点)のうち約29.7%に相当します。

この割合が大きいのかよくわかりませんが、日本の中心的な病院組織4つのうちの一つであることは確かです。

その会長がこのような考えを持ち、発言をされたことはなかなか大きな意味を持つと思います。

しかし、なかなか変わらないのが日本の医療であり、日本の組織です。

未来のためにも、日本の医療を良い方向へシフトしてほしと思っています。

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