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月様美の紫式部 vol.5

毎回、テレビなるものの前にて
鎮座いたして拝する月様美。
#光る君へ
備忘録。こうして残せることありがたし。
月が暦となるあたりがまたよき。

今回は物語の肝だなと思いつつ
古典エッセンスも溢れております🌟


来たわよー、道綱!
道長たちとは腹違いの兄弟。うん、上地雄輔さん、キャラ軽い感じで道綱っぽい(笑)
無邪気なのよ、道綱は。
ってことは、やっぱり道綱母ー!(財前直見さん)ちゃんと説明も入りました。『蜻蛉日記』の作者。
夫、兼家さま(段田安則さま)の愚痴(正妻ではありませんが)日記を残したお方。
夫の愛を感じられず、息子溺愛になるというのは、古い話ではありません。
それにしても、段田兼家の演じ分けがお見事です。

話の軸は政治的な部分であり、道長とまひろの物語であるのはもちろんですが、古典文学ファンには嬉しいエッセンスがたまらんです。

視聴率は多分、シン視聴率でしょう。
(私も10年ぶりくらいにみてます)

今回も秋山実資様チラリ光る✨

平安貴公子F4もなじんできて、それぞれのキャラが出てる!我はやっぱり町田公任さま推し!
で、文字上手の三蹟の行成がラブレター代筆を道長にもちかけたりなんかしちゃって。
でも断った道長の手(文字)は、温かみを感じます。
みんな月明かりも使って文字を書く。
書いて書いて書きまくる時代。

はたまた彼らの直衣姿(のうしすがた)も素敵で、上に着ている袍(ほう)の色とそれぞれの文様も必見!
儀式や朝廷出仕の際に着る束帯は位階によって色が決まっているけど、こちらは規定がないから、カラフルで文様も違う。
細かな所まで、楽しませてくれます。

細かい所というと、調度の数々も見逃せない。
板張りの床に
円座(わろうだ) 敷物
地敷 
御帳台…
挙げたらキリがないけど。

今回も
『源氏物語』的な設定は
満月の廃屋(夕顔)での密会
倫子様の猫ちゃんによる顔見せ 。
引き続き。

とにかく平安文学は闇。
物語は闇だったり、チラリだったり。
陰陽師が動かすというのも、闇でしょう。
灯が紙燭だったりするから、ユースケ晴明のシーンも怖さ増し増し。いいぞー!

そして、言葉の呪詛。
相手にかけるもあれば、
自分自身にかけてることもある。
「お前が…しなかったら」
「私が…しなかったら」は、もはや呪い。
いいとこついてくるなぁ。大石さん✨

で、来週予はいよいよ
#清少納言様
登場!こちらは陽だわ。

おまけのコーナーは「雅楽」「太平楽」
どの時代も遊びは 雅とはいえ「酒、歌、踊り」に変わりなく。

さて、遠州の小京都 森町では、今回紹介されている舞楽を神社の例大祭(4月)で見ることができます。 
#十二段舞楽
#小國神社
#天宮神社
#遠州平安さがし

毎度、平安熱上げ視聴熱上げてます、ウタコ🐙です。

遠州森町 天宮神社


遠州森町 小國神社


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