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遠くを見ろ! 半年後のわたしへ

インドア主体でパソコンや本ばかり見る生活が続くと、視線が自然と手元のほうにやることが多く、目線が下に・近くにいきがちです。更にいうと、経験則ですが、下ばかり見ていると心理的に情緒不安定になりがちです・・・

というわけで、正月休暇を満喫=のんびりインドアライフした結果、しっかり正月太りしたうえにここ数日メンタル不調だった私ですが、今日は久しぶりに飛べそうな天気予報だったので「ちゃんとテイクオフしてランディングできればそれでよし!」と決めてパラグライダーで遊んできました。

予想通り今日は良いコンディションで、高度はそこまで上がらないものの、適度な上昇風(2-3m/sくらい)を見つけやすい日で、私も1時間半ほど楽しくフライト。そして飛びながら大切なことを思い出しました。

パラグライダーで飛んでる最中は、自分の高度が上がってるのか下がってるのかを確認するために、遠くを見る必要があるんです。しかも上昇している空域を探すために、視線をきもち上にあげる必要があります。たぶんこれ、メンタルケアにはとてもよいんですね。

パラグライダーだけでなく自動車やバイクの運転にも船の操縦にも、さらには人生にも共通するものがあって、それは「目線を向けている方向に進む」ということです。「全体を見つつ、視点は自分が進む方向へ」とJAFのバイク・ワンポイント講座も言っていますし、人が目標を立てるのは心の目線=意識をそちらに向かわせるためとも言われます。

「あれにぶつかったら嫌だな」と思って「あれ」を注視していると、無意識に重心がそちらに傾き「あれ」に近づいていってしまいますし、特定の「あれ」ばかり見ていると全体像が見えなくなってしまい危険です。本やスクリーンを見るのは私の生活に不可欠ですしだいたいは楽しいことですが、手元にある特定の小さな空間ばかり見ていると目線が下がり視野が狭くなりやすい、結果的に目も疲れるし心も下向きになってしまいがち。

というわけで、パラグライダー中も、日常生活も、遠くを見ろ! 遠くを見るための工夫をしろ! と、いずれまたメンタル不調に陥るであろう半年後の私向けに、メッセージを残しておきます。


この記事を書くためにつらつらと検索してて見つけたX-Alpsでもお馴染みのパラグライダー選手アーロン・デュロガティのインタビューがかっこよかったので、貼っておきます。

パラグライディングを始めた頃の僕は、今のレベルまで上達すれば全てを理解できるようになるはずだと考えていたけれど、そうじゃないんだ。
小さなことを常に学んでいくことで、より長く、より遠くまでフライトして、より楽しめるようになるんだ。

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