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パラグライダーの聖地・朝霧高原

南関東からは行きやすい、しかし北関東からは行きにくい、それが静岡。

いわゆる「首都圏」と呼ばれる東京や神奈川・埼玉など南関東からアクセスがよく、一年中いつでも飛べて、さらにフライト確率の高い朝霧高原は日本随一のパラグライダーエリアです。特に冬場はハイシーズンで各地から飛ぶ人が集います。タンデムフライトでは冠雪した富士山を見ながら飛べます!

「パラグライダーに興味がある」「一度でいいから自分も飛んでみたい」という人がいたときに私がまずオススメするのは(自分のホームエリアではなく笑)朝霧高原でのタンデムフライトです。

富士山まで届くかも?
(届きません)

エリアまでの道のり

関東からでも他からでも公共交通機関だけで行くのは難しいため、おすすめは車。関東からは中央自動車道or東名高速道路で2〜3時間です。

あまり運転したくない場合は、東京から東海道新幹線に乗って富士駅で下車or在来線に乗り継いで富士宮駅で下車します。富士宮駅からエリアまで路線バスがありますが、1~2時間に1本程度と不便なので駅前でレンタカーを借りるのがおすすめです。

名古屋からも東京からも、距離は同じくらい

テイクオフは富士山の目の前!

受付をするクラブハウス(スクールの建物)からランディングまでの車で5分は自分で移動します(車がなければスクール車に乗せてもらいます)。そこから離陸場(テイクオフ)に向かう車に乗せてもらい、30分ほどでテイクオフ真横に到着します。車を降りて数歩歩くと目の前に大きな富士山が見えて、テンション上がること間違いなし!

テイクオフから見た富士山
14km以上離れているのに、このサイズ感

テイクオフはしが崖状になっているのはちょっと怖いものの、十分な広さがあるので出やすいテイクオフといってよいでしょう。

ちょっと思い出話をすると、私がまだパラグライダーを初めて間もない時期に大会開催日=混雑する日に訪問したところ、数十人もテイクオフ待ちの人がいました。大会なのでみな真剣で殺気立っているように見えて、初心者の私はプレッシャーを感じてしまいました。「あの崖までに浮かばなくて落ちたらどうしよう」と要らぬ想像をしてしまったり…実際は問題なくテイクオフできたので要らぬ心配でしたが…

いつ行っても、沢山のパラフライヤーが飛んでいる

どこまでも広がる富士山の大パノラマを眺めながらフライト

タンデムフライトでも初心者の一人フライトでも、富士山を眺めながら飛ぶのは楽しいもの。さらに上手なひとは、富士山西側に広がる山脈沿いは強烈なサーマル(上昇風)を活用して高度を上げてひろ〜い範囲を移動します。誰でも楽しめる、まさにパラグライダーの聖地です。

上空から田貫湖を望む

とっても広々、安心のランディング

着陸場(ランディング)は広大。とてもとても広大。私が訪問したことのある日本のパラグライダーエリアの中で最も大きいです。テイクオフからばっちり見える安心感もよいです。

ランディングからも富士山が見える

フライト後はソフトクリームで一服。花鳥園もあるよ

夏は避暑地として人気の朝霧高原。高原といえば牧場。そんな牧場のすぐ横にショップのある「いでぼく」は、夏休みには行列ができる人気店です。牛乳やヨーグルトも美味しいですが、とりわけソフトクリームは生乳をたっぷり使ったリッチなお味。夏だけでなく秋も冬も春も、いつ食べても幸せになれるソフトクリームはフライト後のデザートにぴったりです。

通販でも人気、いでぼくの乳製品

もしタンデムフライトが早めに終わって時間があったら、フライトつながりで富士花鳥園で鳥を愛でるのもおすすめです。時間帯によってはバードショーも見られます。

猛禽類がたくさんいるよ

お世話になりました

朝霧には複数のスクール・エリアがありますが、この記事での訪問先はスカイ朝霧です。お世話になりました!


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