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トミムラコタさんに大人の“描く楽しみ“を学ぶ

 『ギャルと恐竜』でバイブスをアゲているカニ座主、縁あって高円寺蟹ブックス主催のトミムラコタさんのお絵描き教室へ参加しました。事前課題もあってすごく真面目な講座かもしれない・・・と構えていたら、蟹ブックススタッフさん含めた参加者全員が、真夜中の本屋さんでお絵かき大会というホームパーティっぷり。トミムラさんのスケッチブックや使っている画材を見させていただいたり、絵のアドバイスを実際に描きながら教えていただいたり、気がついたらみんなペンを片手に絵を描きはじめていてあら不思議。

苦手な泡の表現のコツを教えていだだきました!

 そういえば絵を描いて楽しかったで終わったの、いつだっただろう。描ききったという達成感は昔からあったけど、描いている最中や描いたあとも楽しかったことはあまりなかったような気がする。絵を描くとなにが起きるかというと、うまく描きたい・描かねばになるあまり、いろいろ調べだす。それはいいことなんだろうけれど、私は絵を描いているんじゃなくて写経の修行をしているのかもしれない・・・みたいになってくる。頭でわかっても表現が追いつかなかったり、絵のいいね悪いねが始まったりして、なんだか疲れたなで終わっていた。
 なのでイベント中、トミムラさんが持った黒いマジックが、白い画用紙をのびのび走っていくのを見たとき、あっと思った。絵をうまく描くって、たくさんの勉強や技術センスの積み重ねあってのこと。でもそれ以上に、授業中ノートの片隅にラクガキするくらいの気持ちで、自分を許して描いていいんだということが、イベントを通して伝わって。大人感覚での“お絵かき楽しい“を得られた夜になりました。

頭がやわらかくなって、エウレーカもいっぱいに。


 締めくくりに、トミムラさんの合同展のお知らせです。

コンドウダイスケ / トミムラコタ 合同展「NEW FRIENDZOO」

期間:2023年8月17日~8月27日
場所:高円寺VOID(東京都杉並区高円寺北3-33-2 1F)
営業時間 13:00-20:00 
月曜定休 / 入場無料

 コロナ禍でなかなか実現できないでいた展示会を、やっと開けますとのことでした。手描きとは思えぬくらいの精密な曲線美から生まれたゆるいキャラクターイラストたちを、ぜひ会場でお楽しみください。私も今からとても楽しみです。



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