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IUSと暮らす日常(生理のこと)

ふつうの社会人。平成元年に小学校へ入学し、大学入学と同時に性生活と避妊をスタートしたアラフォーです。
妊娠は希望せず、避妊についてトライ&エラーを繰り返したのち、2020年の春にIUS(子宮内避妊器具/ミレーナ)を装着しました。そこに至った経緯とIUSレポートを書いていきます。

◆装着後の痛みは?

装着後、クリニックから一人で歩いて帰れる程度に平気だったけれど、なんとなく異物感はありました。
ああ何か入っている。
ここにある。
痛くて痛み止め飲みたい、というほどではないけど。
例えるなら歯のあいだにピーナツのかけらがひっかかって取れない。我慢できなくはないけどチクチクあたって痛いっちゃ痛い。
みたいな。
次の日も異物感が続き、座る角度を調整したり寝る向きを変えたりして、無感覚ポジションを探していました。
中にあたっている感覚が、ある向きとない向きがあるような気がして。

しかし、それも翌日まで。
それ以降はとくになんの感覚もなく。
口の中もそうなんですよね。歯に詰め物をしたときの、今までと違うところにちょっとあたって気になるけど、次の日には慣れちゃってなんともない感じ。臓器も粘膜も慣れるんですね。

◆装着後の出血は?

装着は生理5日目だったため、その後は少量の出血が2、3日続いて、いったんストップ。
でもその数日後から少量の出血が続きました。
これも内臓が慣れるためなのか。

下着につかないよう、パンティライナーを使用し数週間。
ちょっと量が増えてくると、これは生理か?とナプキンを使用。
また量が減ってきたらライナー。
1か月のうち、出血のない日のほうが少ない状態が続きます。

◆定期健診はなにをする?

1か月後、検査のためクリニックへ。
変わりないですか? 脱落や痛みはないですか?
痛みはないです。けど、出血がちょろちょろ続きます。
そうなんですよね、それは、そうなんです。
やっぱりそうか……。

またも内診台に乗って経膣エコーで様子を見る。
正しい位置に、正しい向きで、おとなしく収まっているらしい。
じゃあいいのか。

痛みはないですか? なにか気になることは?
どちらも特にありません。と答えて、そうですかーじゃ次回は3か月後、ということでおしまいでした。

◆過多月経の治療効果は?

それからは少量、多め、少量、出血なし、というサイクルを1週間ずつ繰りかえすようなサイクル。
ほとんど毎日出血しているというのはなんだか、本当にこれでいいのか、と心配になってくる。

でも、この「多め」の出血が、以前の生理の量とは比べものにならないくらい少なくなりました。
以前のわたしは、1日目から「多い日用」のナプキンを使い、漏れる心配から必ず羽つき、夜はタンポンと「夜用」のナプキンを併用。5日目くらいからは「ふつうの日用」を使う、といった感じでした。

IUS装着後1回目、2回目の生理は、多い日は念のため「多い日用」を使うけど、交換するときにまだ白い部分が残っていることに驚きます。
夜も一応タンポンを使うものの、使用後、白い部分がほとんどで、これはナプキンだけでいいかも、と思うように。

3回目、4回目くらいには、もう多い日用いらないかな? ふつうの日用でいいかな? となって。
量のピークが、いままでは2日目だったのが4日目に来るようになった、というリズムに慣れるまでちょっと時間がかかって、ナプキン選びが難しかったけど、だんだんとリズムをつかんできました。

5回目、6回目くらいになると、もう漏れる心配がないから羽つきじゃなくていいか、となりました。
「ふつうの日用」どころか、生理の最初から最後まで「軽い日用」のナプキンで過ごせるように。
17cmの薄いやつ。
こんなの初めて買いました。

6か月たつ頃にはようやく、生理日以外の出血もなくなってきました。
周期が落ち着いたのは7、8回目くらいかな。
9回目以降はもう、不正出血なし、生理の1週間もパンティライナーで済みます。
なんて快適!

クリニックには3か月後、6か月後に検査を受けに行きました。
それぞれお会計は約2,000円。

次は1年後の検査。そしてその後は年に1回検査を受ける予定。
これで最長5年効果があるなんて。
ありがたい。

こうしてIUSを装着し月経過多が解消されたわたしは、もう一つの効果、避妊についても恩恵を受けるわけです。
それについては次の記事で。

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