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水産業への理解を持とう!

はじめに

鳥取県は日本海に面しており、豊富な水産資源に恵まれている。実際に、境港、御崎港、賀露港を訪れた。

まぐろとブランド化

6~8月にかけて、境港では多くの生まぐろが水揚げされる。カニで有名な境港だが、生マグロの水揚げ港が日本一になる年もある。私はこの事実について境港を訪れて初めて知った。そこで、私のなかで水揚げ量が多いのならば「ブランド化」すればよいのではないかと思った。実際に、ブランド化のことを漁港見学ツアーの案内人に尋ねると、消極的であるそうだ。

ブランド化の光と影

その理由は、鳥取の人も買えるようにするためだからだ。ブランド化するとその資源の価値があがり、販売価格も上昇することが一般的だ。そうすると、鳥取の人は生まぐろに手が伸びづらくなってしまう。しかし一方で、漁師の方々は水産資源のブランド化には積極的であるように感じた。昨今では、漁獲量も減少しており、限られた資源にどうやって付加価値を見出すかが課題だそうだ。付加価値をつける方法の1つにブランド化がある。実際、鳥取県周辺で獲れるズワイガニが松葉ガニとしてブランド化されている。したがって、ブランド化は、ブランド化した資源に対する地域のなかでも事業者と消費者の間での乖離を引き起こす要因になり得ることを色々な方のお話を伺って感じた。

まとめ

水産業者には明るい側面と暗い側面があることが今回分かった。一方で今日、いつでもどこでも手軽に海産資源を入手できる裏には、水産事業者の苦労があることを理解しておく必要がある。私が今回のアンバサダー企画を通じて水産事業者に対する理解ある者になられたのは大きな前進だ。



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