高3の頃に実践した勉強法〜英語・文系数学・理科基礎〜

こんにちは佐藤寛司です。
この記事では僕が高3のときに実践していた、東大に向けての勉強法を紹介しようと思います。
受験生の参考になれば幸いです。

全て書いてると長くなるので科目ごとに記事を分けることにしました。
この記事では英語、数学、理科基礎について紹介しようと思います。過去問演習は別の記事にまとめるのでそれ以外の勉強の紹介になります。ですので、できるだけ科目をまとめることにしました。

・使用した教材
忙しい人のために使用した教材と使用した時期について簡単にまとめます。
・具体的な流れ
詳しい使い方、使用目的などを知りたい方に向けて、おおよそ時系列でどのように勉強を進めたかを書こうと思います。

【使用した教材】

(英語)

・英文和訳演習★★★★☆
和訳の楽しさが感じられる本です。もちろん和訳力も付きます。
難しい英文を解釈する能力を和訳によって鍛えることが目的だと思いますが、僕は細かい減点をなくすために、解答例と一字一句一致しているかまで確認していました。

・英語要旨大意問題演習★★★★☆
東大の第一問Aの対策に使えます。これ以外に有名な要約問題用の本が出ていないことからもこの本の素晴らしさがうかがえます。

・Change the World [Advanced]★★★★★
市販じゃないので、学校を通さないと買えませんが素晴らしい問題集です。痒いところに手が届くというか、さらにもう一歩の英語力を付けるのにうってつけだと思います。

・TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選 (Noblesse oblige)★★★☆☆
市販の長文問題集を漁っていたら、この本が難しいと評判だったので買いました。確かに難しいものもありましたがあまり印象に残っていないので、満足できなかったんだと思います。

・大学入試英作文実践講義★★★☆☆
高1だったか高2だったかで使ったものと同じなので省略します。

・大学入試最難関大への英作文★★★★☆
英作文問題集の定番みたいなものだと勝手に思っています。和文英訳に始まり、自由英作文も載っていて幅広いです。解説も気付きづらいポイントを押さえていたので役に立ちました。

・Man's Search for Meaning★★☆☆☆
洋書の中では短く読みやすいものかなと思いました。ただ単語が難しいです。アウシュヴィッツ強制収用所での経験を語ったエッセイです。倫理の教科書にも「夜と霧」という邦訳で載っています。

・Pride and Prejudice★☆☆☆☆
完全にミスです。英語が古すぎて英文学科とかに行かない限り必要ないでしょう。

(数学)

・壁を超える数学★★☆☆☆
普通の数学問題集です。正直なところ普通すぎて物足りませんでした。

・マスターオブ場合の数★★★☆☆
場合の数をしっかり理解したかったので使いました。それなりに役に立ったと思います。

・ハイレベル精選問題演習数学1+A+2+B★★☆☆☆
まとまった数学問題集です。演習量を積みたかっただけなので特に不満はありません。

・マスターオブ整数★★☆☆☆
整数問題をその場の思い付きではなくて、方法論に則って解くための参考に使いました。結局最後まで自分の考えはまとまりませんでしたが、難しい整数問題は揃っています。

(理科基礎)

教科書のみ

【具体的な流れ】

高2の終わりに東大入試同日体験を受けたので、高3からは本番を見据えた演習を中心にしました。まだ知識のインプットが完了していなかった世界史・地理を除いて演習形式の勉強が続きます。

さて、英語ですが学校の授業にはほとんど頼らないようになり、自分で問題集を進めていました。まず「英文和訳演習」の続きを進め、6月からもう一度「英語要旨大意問題演習」をやり直しました。

それが終わったら、夏休みは課題とされていた「Change the World [Advanced]」と、過去問演習として「東大25か年英語」を解き進めました。

25カ年はなぜか年度ごとにまとまっておらず、問題のタイプごとに並べられており、しかもそれも年度がバラバラになっていたので、最初は要約問題を解き、次に文補充という順番で進めました。結構な分量があったのですが、手許に残っているスケジュール表では夏休みの間に終わったことになっているので不思議です。多分飛ばし飛ばしで解いていたんだと思います。

8月に難しい長文問題集を解きたくなったので、「TopGrade 難関大突破 英語長文問題精選 (Noblesse oblige)」を買いました。これが秋ごろに終わったので、次は英作文の対策として「大学入試英作文実践講義」と「大学入試最難関大への英作文」を解き直しました。高3は解き直しをすることが多かったです。新しい問題集に手を出すのが億劫になっていたということもあります。

リスニングはニュースリスニングを続けつつ、たまにTEDを聴いたりしました。ニュースは内容によっては最初から最後まで聞きとおせるものも出てきましたが、TEDは専門用語が多くまだ全然聞き取れませんでした。

あとは東大の第五問対策として洋書を色々読んでいました。Man's Search for Meaningという本を秋に読みました。短くて比較的読みやすかったと思います。それが読み終わったので、11月にJane AustinのPride and Prejudiceを読み始めました。これは文法が古いのか、小説独特の言い回しなのか非常に難解でした。理解していないものを300p近く読んでいたのは今思えば正気の沙汰ではなかったんですが、東大の同日体験のひどい結果がトラウマになっていたんだと思います。それにそこまで対策にもなっていなかったと思います。

Moby Dickなど他にも似たような洋書を何冊か買いましたが結局どれも難しかったので、最終的には読むのを諦めました。後は過去問対策をしていました。詳しくは別の記事に書きます。

数学は軽く問題演習をしていました。「壁を超える数学」を春の間に解き、夏休みに入る少し前から「マスターオブ場合の数」を解き始めました。

夏休みの途中から「東大の文系数学25か年」を解き始め、夏休みが終わるまでには一通り終わらせたと思います。すでに解いたことのある問題も多かったのでいまいち本番の練習になった気がしませんでした。年度ごとにまとめられていなかったこともその理由の一つだと思います。やっぱり過去問は年度ごとにまとめてほしいものです。

10、11月に「ハイレベル精選問題演習数学1+A+2+B」を解きました。1、2月に「マスターオブ整数」を解ました。本当に適当に問題集を買って解くというだけのシンプルな勉強ですが、既にある程度めどがついていたからこそだと思います。やはり高1までの基礎的な問題をがっちり固めることが一番の近道だと思います。

理科基礎は授業中に行われる問題演習と教科書の読み返しを繰り返していました。それ以外は本当になにもしていません。試験本番も簡単な問題だったのでこれくらいの気の抜けた勉強でよかったと思います。

今回の記事はこれくらいになります。過去問対策は別の記事にしっかりまとめる予定なので、少し物足りなかったかもしれませんが、参考書選びに役立ててほしいと思います。

特に高3になってから解き直しているような本はどれもおすすめです。

質問・要望等ありましたらコメントでお願いします。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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