高2の頃に実践した勉強法〜英語〜
こんにちは佐藤寛司です。
この記事では僕が高2のときに実践していた、東大に向けての勉強法を紹介しようと思います。
受験生の参考になれば幸いです。
全て書いてると長くなるので科目ごとに記事を分けることにしました。
この記事では英語について紹介しようと思います。
・使用した教材
忙しい人のために使用した教材と使用した時期について簡単にまとめます。
・具体的な流れ
詳しい使い方、使用目的などを知りたい方に向けて、おおよそ時系列でどのように勉強を進めたかを書こうと思います。
【使用した教材】
題名(使用時期)オススメ度☆☆☆☆☆
・キムタツの東大英語リスニングシリーズ(通年)★★★★★
リスニング教材の決定版だと思います。単語のレベルも高くスピードも速いので、これが聞こえれば相当なものだと思います。
・大学入試英作文実践講義(6月〜8月)★★★★☆
英作文の問題集として完成度が高いと思います。主に和文英訳の本です。自由英作はまた別の参考書が必要かなと思います。
・Change the World [standard](夏休み)★★★★★
マイナーですが素晴らしい長文問題集だと思います。市販でないのが非常に惜しいです。難易度が本当にちょうどいいです。
・基礎英文問題精講(夏休み)
高1の方を参照してください。
・英語要旨大意問題演習(秋)★★★★★
東大の第1問の対策をするとしたらこの本をおいてほかにないと思います。少なくとも僕が受験したときはそうでした。解答例にうならされるときもあって本当に良いです。
・大学入試最難関大への英作文(春休み)★★★★★
英作文の問題集の決定版だと思います。自由英作文も和文英訳もバランスよく載っていると思います。表紙のデザインがカッコいいのも気に入っていました。本のデザインでやる気が変わったりするので大事だと思います。
・速読英単語 上級編(高2末)★★★★☆
痒い所に手が届く単語帳です。二冊目の単語帳におすすめできます。僕は覚えるのが面倒になってきたので長文のところだけ読んで終わりにしましたが、しっかり暗記する作業もすれば単語はかなり強くなれると思います。
・英文和訳演習 上級篇(高2末)★★★★★
和訳って楽しいなって思える本です。僕は模試で細かい訳の減点が気になったので買いました。細部に至るまで解答例と一致しているかまで注意すると完璧な訳が書けるようになると思います。
・フェイバリット和英辞典(秋〜)★★★☆☆
英作文御用達の和英辞典です。ただ買った時期が遅かったので使いこなせなかった気がします。
・Life and Death(春休み〜)★★★★☆
洋書です。論説文ですが読みやすいです。単語力も付きます。ネイティブはこういう本を難なく読んでいるんだろうなあと想像するとまだまだ頑張らなければという気持ちになります。
【具体的な流れ】
高1の最後に東進のセンター同日体験を受験し、英語は190点取れたので東大の二次対策に集中することにしました。
去年から続けていたニュースリスニングと並行して、学校で毎日朝早くに「キムタツの東大英語リスニング」シリーズを進めました。かなりスピードが速く聞き取りづらかったのでいい練習になりました。
6月ごろに英作文の対策をするために、「大学入試英作文実践講義」を解きました。東大の自由英作文と異なり、和文英訳が大半を占めていたのですが、「頭の中の日本語をどう英語で表現すればよいのか」というコツは身に付いたかなと思います。
英文解釈に不安があったので、同月に「ビジュアル英文解釈」を買ったのですが、書いてある内容がそこまで目新しいものではなかったので不要だったかなと思っています。
夏休みは学校の課題になっていた「Change the World」を解きました。かなり歯ごたえのある長文が揃っていたので、重宝しました。惜しむらくは、それが市販でなく学校経由でないと買えないことです。
それが終わった後は、「基礎英文問題精講」の続きや、今まで使った長文問題集の復習をしていました。
夏休みに河合塾の東大オープンを受けてみたのですが、特に英語の出来がひどかったので秋からは強く二次試験を意識するようになりました。
そこで東大英語の第一問Aに毎年出題される要約問題の対策をするために、「英語要旨大意問題演習」を10月頃に買いました。
伊藤和夫先生らしい本質的でわかりやすい解説が書かれており、進めるごとに段階的に難しくなっていくような配列だったので無理なく進められました。
春休みにもう一冊英作文の問題集を解こうと思い、「大学入試最難関大への英作文」を使いました。英作文をやっていると、英語に訳しづらい日本語特有の表現がネックになるので、「フェイバリット和英辞典」を買いました。ただ問題集を解き終わった後はあまり使わなかったので少し勿体ない買い物だったかもしれません。
春休みは洋書を読むことにしました。難しい英文を読むことで、本番で難しい文章に出くわしても目の前の文章にパニックを起こすことがないようにしたいと考えたからです。
何を読むかが問題でしたが、ちょうどその時軽く倫理の勉強をしており、Peter Singerという倫理学者を知っていたので、その人の著作を読もうと思い、「Life and Death」という本を読みました。興味があったら調べてみてください。
一日8pくらいのペースで毎日読んでいたのですが、わからない単語が出てくるたび、辞書を引いていたので読み終わるまでに結構時間がかかりました。embryoなどの専門用語も出てきたので読んでいく中で単語量も増えたような気がします。
その本に取り掛かる前にジョン・ロックの「統治二論」の原典を読もうとしたのですが、英語が古く、自分の文法知識で対応できなかったので挫折したという苦い思い出があります。
高2は多分言語に目覚めかけた時期だったので、ラテン語の辞典とロシア語の辞典を買ったりしていました。結局言語熱は程なくして冷めたので、辞書は今でも本棚に大切に置かれています。
この頃には既に英和辞典の単語を全て覚えようとすることは諦めて、正当に単語帳を覚えようとしていたので、「速読英単語 上級編」を買いました。さらに模試の英文和訳での細かい減点が気になっていたので、3月頃に「英文和訳演習」を買って精密な和訳の練習を積みました。終わるのには高3までかかりました。
高2の勉強はこんな感じです。質問・要望等ありましたらコメントでお願いします。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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