僕がなぜ文一から計数工学科に進学したのか?前編

どうもこんにちは、佐藤寛司です。
今日は何となく振り返りの意味も込めて進振り談義でもしようと思います。

僕が理転したことで驚いてる方もいるようなので、理転の理由を中心に書いていきたいと思います。

まず簡単に進振りとはなにか説明します。東大は日本では珍しいリベラルカレッジで、入学後2年間は全学生が教養学部に所属し、各々の興味に従って教養を深めます(東大内部ではこのシステムに対する不満が結構あったりする)。そこで学んだことを踏まえ、3年次以降どの学部学科を専攻するか決めることができます。これが進振り(正確には進学選択)です。
もちろん各学部学科には「何人まで受け入れます!」という定数がありまして、それより多い志望者が出ると残酷な選別が行われます。この選別の基準は(平均点と呼ばれる)教養学部での成績です。
進振りで検索すれば多分色々出てきますのでご参照あれ。

さて本題です。

東大に入学してから約一年半かなり大幅に志望学科が変わりました。
入学前は経済学部に入って、就職に有利そうなインターンだの留学だのサークルだのをして典型的なエリートコースみたいなものを描いていたんですよ実は!

じゃあなんで経済に行きやすい文二ではなく、文一にしたのかという話ですがまあそれは単純に文一の方がレベルが高いと思ったからです。レベルの高い科類に合格した方が、周囲の評価とか周りの学生のレベルとか色んなメリットがあると思っていました。行けるなら進路に関わらずより上を目指してしまうというのは受験戦争の弊害だったかもしれません。
今は文二にすれば良かったなと思っています。もっと言うと理一にすれば良かった…

そんなわけで、経済を志望していた僕ですが
入学直後に、理転を意識し始めまることになります。その理由は巷でブームになっていたVRとか人工知能とかです。まさに人工知能ブーム真っ盛りで、僕もそれに結構興味を持っていました。数十年後には現在の職業の半分がなくなるとかなんとかで、僕が思い描いていたエリートコースも本当に安泰か不安になってきました。もしかしたら単純に流行りに乗っかりたがりなミーハーだっただけかもしれません。

そんなわけで、これから職を失わない仕事は人工知能を作る仕事だと思い、人工知能を扱っていそうな学科を一通り調べてみました。そこで、計数工学科(略して計数)との初めての出会いを果たしたわけです。

しかし実はそのとき一番興味を持ったのは計数ではなく電子情報工学科(略して電情)でした。計数という場所が何をやるのかはっきり分からなかったので、よりはっきりしている電情が良さそうだと判断したわけです。

他にも機械情報工学科(略して機情)や、精密工学科(略して精密?)も調べましたが、そこはロボットみたいなガッツリ機械を触る系のようだったので機械に苦手意識があった僕はやめておくことにしました。

そんなわけで、密かに理転を決意したのが1年の4~5月のことでした。
しかし理転というのは言うほど簡単ではなく、ガッツリ数学やら物理やらを勉強してきた理科生にまずは追い付かなければなりません。
そのために東大の教養学部では要求科目という制度が設けられています。要求科目は各学部学科が設けた進学に必要な科目のことです。「少なくともこれくらいのことは学んでくれないと困る」という目的だと思います。
例えば、理学部数学科(通称理数)は微分積分学や線形代数学などの講義の単位を取得しなければ進学できません。理学部はこの要求科目が異様に多く、文科生にはかなり進学が難しい状況です。逆に工学部はこれが少ないので僕のような人でも進学できます(勉強しなくていい訳ではない)。

横道に反れすぎた気もしますが、とりあえず電情目指して理系科目勉強しないとなあと思い始めたのが東大入学後の僕です。

6~7月は夏休み前の試験勉強をぼちぼち始めた頃でした。一応僕も文一の端くれなので法律の勉強をしていました(文一は法学部進学者が多い)。当然周囲には司法試験を目指して勉強している人もいました。友人から聞いた話によると、司法予備試験に合格し、法科大学院を経ずに司法試験に合格すると初任給が1000万のようです。とりあえずお金が欲しい僕は法学部に進学して弁護士になるのもありかなあと心が傾いてしまいました。

そもそも僕が高校の時に文理選択で理系を選ばなかったのにはいくつか理由があって、その一つは理系は僕なんか目じゃないくらいの天才がゴロゴロいて、その中で僕にできる仕事があると自信が持てなかったことでした。

その時の弱気がまた顔を出して、やっぱり理転なんてするもんじゃないみたいな気持ちが出てきました。

それで法学部に志望を変更して、予備試験に大学生活を捧げて勉強するか、安定志向で公務員を目指すかとか色々考えました。

志望学科がふらふらしているところで試験期間が終わり、大学生活初の夏休みを迎えました。

意外と書くことが長くなりそうなのでとりあえずここまでで終わります。

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佐藤寛司

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