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アズール 瑠璃

アジュール(仏: azur)は、色の1つで、青系統の色を表す。ペルシャ語のلاژورد (lazhward) が語源である。この語は本来は現在のトルキスタンにある地名だったが、その地で産出する青色の宝石のラピスラズリを意味するようになり、さらに色名になった。

ラピスラズリ (lapis lazuli) は、方ソーダ石グループの鉱物である青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体の半貴石である。和名では瑠璃といい、サンスクリット語のヴァイドゥーリャないしパーリ語のヴェルーリヤの音訳とされる。深い青色から藍色を持ち、しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空のような輝きを持つ。

また顔料ウルトラマリンの原料として珍重されてきた。日本ではトルコ石と共に12月のほかに9月の誕生石とされる。 ラピスラズリ (lapis lazuli) は、ラテン語で「lazhwardの石 (lapis)」を意味する。ラピスはラテン語で「石」 (Lapis)、ラズリはトルキスタンにあるペルシア語地名 "lazhward"(ペルシア語: لاژورد‎、現在のアフガニスタン・イスラム共和国バダフシャーン州en:Kuran wa Munjan DistrictにあるSar-i Sang鉱山の古名)が起源。それがアラビア語に入って "lazward"(アラビア語: لازورد‎、ラーズワルド(日本で多く見られるカタカナ表記はラズワルド)に。アラビア語でラーズワルドは「瑠璃、ラピスラズリ」や「紺碧色・群青色」を指しアジュールの語源となった。

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