この木なんの木、気になる詞~🙄

小林亜星らしい軽快なメロディに子供たちのハーモニーを乗せた、TVCMでも馴染み深い「この木なんの木」。歌詞も覚えやすいのだが、思い返してみるとその内容が少しおかしい。

>名前も知らない木ですから 名前も知らない木になるでしょう
>なんとも不思議な木ですから なんとも不思議な木になるでしょう

典型的な同語反復・トートロジーである。レトリックとしてはあり得るが、「私は人間ですから人間になるでしょう」とは普通は言わない(早く人間になりたい妖怪人間は別として)。
当初は記憶違いかと思い、芽吹いて葉や花が開いて実がなるように歌詞も「名前も知らない芽が吹くでしょう」「なんとも不思議な葉が茂るでしょう」と展開するのではなかったか等と考え倦ねたこともあった。

だが確認してみると、やはり同語反復。シンプルに繰り返すことで覚えやすくしたのかも知れないが、「AだからAになる」では文法的にも変だし意味が通らない。
ここでハタ( ゚Д゚)と思い当たったのが、歌詞に隠された単語があるのではないかということだ。

>名前も知らない幼木ですから 名前も知らない成木になるでしょう
>なんとも不思議な若木ですから なんとも不思議な老木になるでしょう

「なるほど、この機微を聞き手に想起させようという魂胆か」と一時は納得したのだが、これも良く良く考えると「大木になる頃には名前くらい付けてやれよ。いつまで悠長に不思議がってんだよ」とツッコミができてしまう。
他にも気になる箇所がチラホラ。

>見たこともない木ですから 見たこともない花が咲くでしょう

いや待て、咲いてから「あ、この花見たことある(゚ω゚)ああこの木の花だったんだぁ(゚∀゚)」てなる事もあるやろがいヾ(・ω・ )

>みんなが集まる木ですから みんなが集まる実がなるでしょう

いや待て、実には集まらない可能性もあるやろがいヾ(・ω・ )


まぁそんな細かいことは気にせずにハモれば楽しい歌ですから、皆で歌えば楽しい歌になるでしょう。

・・・ん?🙄


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