「殺せば解決」というテロリズムを是認する政府

以下、引用は記事より。

>なぜ無関係の人を殺したのか

拡大自殺するためである。

>死刑が執行されたことで、「事件に区切りがついて忘れ去られてしまうのが怖い」

人々が忘れれば似たような通り魔事件が繰り返し発生するので、その度にこの事件も思い出される。

>事件の背景に何があったのかを考え続けていきたい

背景にあるのは低水準教育。低水準教育は体罰容認で知識偏重。故に「死ねば解決」「自分は特別」「怒りの原因は他者にある」「自分が受けた教育は高水準教育」「己の知見こそ全で真」等と錯誤する共感力の低い愚者を育成。故に、人格障害に無理解な者が減らずネットイジメも起きやすくなる。

>(加藤氏の友人)僕は友達だと思っていたのに、なんで事件を起こす前に相談してくれなかったのか。その答えが聞きたかった

相談相手としては頼りなく期待できなかった、自分の弱いところを見せたくなかった、ネットでどんなトラブルを抱えているかまで知られなくなかった、相談していたら犯行を止められていただろうから相談できなかった、そもそも友達とは思っていなかった、等々が考えられる。
周囲の人間関係如何によっては凶行を未然防止できていただろうが、政府が本人を殺してしまった以上、「友人として何が出来たか」の答えは永遠に闇の中だ。これによってまた一つ、社会が学習し教訓を得る機会が奪われ、類似事件を防ぐ可能性が狭まった。犯罪者を殺すことで将来の誰かがまた犠牲になる、ということに思いが至らない国家・国民は不憫としか言いようがない。

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