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女性のゆらぎと仕事のカンケイ(ライチ編)

こういう話題はほんっとうに、個人差が大きいんですよね。
マンゴーさんのような、ホルモンバランスの嵐もよくわからず…。
なので、私の話が誰かの参考になるとも思えないとはいえ、ひとつのケースとして。

40代後半、もともと生理痛もさほどなく、PMSも気分の上げ下げが多少あるなー程度。
からだと穏健に付き合ってきた方だと思っておりました。
ところが、そんな私でも女性の器官が存在を主張することがあるんですね。

一昨年の秋、区で実施の子宮頸がん検査(エコー・内診)を受けました。
すると左右両方の卵巣が腫れているとのことで、その場で再検査の指示。何の自覚症状もないので、ほぇっっ?と寝耳に水でした。
中年女性の卵巣腫瘤、良性の場合が多いとはいえ、悪性の可能性もあります。

そもそも女らしさに欠ける性格と体型なので、今まで冗談で、自分のことを「女のオッサン」と呼ばわったこともありました。
わし、卵巣取ったら100%オッサンになっちゃうじゃん?その晩はちょっと泣きましたねえ。

なのにヘラヘラと3ヶ月くらい放置して、地元の婦人科へ再検査に行ったのは暮れでした。
さらに精密検査が必要となって、大学病院へ紹介状を書いてもらい、CTだのMRIだの、さまざまな検査に通う日々が始まりました。

ラッキーだったのは、必要な検査設備のある大学病院がとにかく近かったこと。もしも乗り換えを何度もするような場所だったら、相当いやでしたね。

そして、担当医がいい意味でノリが軽くて、質問もしやすく、会うのが楽しみになるキャラクターだったのも良かった。
診察のたびにものすごーく、2時間3時間待たされましたが、先生が朝からパンも食べていないくらい忙しいと聞くと、ま〜少しくらい我慢すっか!と思えました。

ほぼ良性だろうといわれつつ、片っぽだけ取っといた方が良いとの診断で(説明ははぶきます!)、昨年6月に手術・入院。腫瘤が大きく、内視鏡手術では済まず開腹に。
がっかり気味の私を、「深めのビキニだったら見えないくらいの傷にするから」と、担当医が励ましてくれました。
いや〜ワンピース水着しか着ない年ですよ!


2週間で順調に回復し退院しました。
ありがたいことに私、生まれてこのかた病気や怪我がほとんどなくて、入院は初体験でした。

同室の患者さんの中には、がんの化学療法中で、ゼリーすら喉を通らず、夜も眠れずに苦しんでいる方もいました。朝、歯磨きの時に挨拶すると、「ここには何度も入院にきているの、いい病院よね」とニコニコ話される年配の方も。改めて、健康は失いかけてはじめてわかる宝だなあと痛感しました。

手術後そろそろ1年になりますか、私の性格は相変わらずですし、体型も自然な老化以外はなく、オッサン化はしておりません!

そしてワンオペになってしまった卵巣が妙にはりきっていて、毎月生理があるという。てっきり2ヶ月にいちどになると思っていたので(←なりません)意外でした。

これから、更年期の症状が出てくるんでしょう。その昔、50歳前後の母が理不尽かつ感情的に絡んできて険悪な母娘バトルを繰り返していたことを、今や懐かしく思い出します。

では、次の完熟メンバーにバトンを渡しまーす!


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