秋の気配を感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
ちょうど気温が下がった日に制汗シートがきっかりなくなって、ちょっと運を使ってしまったような気がしているプラムです。
さてさて今回のお悩みはこちら。
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40代後半会社員女性、こどもなし。15年続いた婚姻関係を解消する予定です。

低収入を承知で自由業男性と結婚しました。しかし数年で夫が仕事を失い、求職活動をするも実を得られず、やがて無職のままだらだらと過ごすようになりました。
私はそんな夫に不満でしたが、性別を逆転して考えると、私は家事ができない専業主婦を配偶者に持つ夫なわけです。よくある話です。養うこどももおらず、あまり相手の人生に口出しはしたくありません。
とはいえ、夫に対する尊敬の念は薄れ、関心も薄れていきました。先日とあるきっかけを得て離婚を申し出たところ、夫はあっさりと承諾しました。

働いている人が無職の人よりも偉いわけではないはずです。男性の魅力とは仕事ができることだけではない。なのに仕事をせず、独身時代の貯金の運用で暮らしている夫が、どうにも腹立たしい。
人間の価値を生産性ではかってしまう私は有罪ですか？
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お役所がらみのマジなお悩みですね。
まず結婚すれば離婚することもあるある！大いにある！暴力や借金でなくても、夫婦でいることに違和感があったら解消したらいいと思います。

違和感を抱えたまま生きるのしんどいですもん。もし離婚後「やっぱり彼と夫婦でいたい」となったら、１００日間あければまた結婚できますしね。っと話がそれたので元に戻ります。

えっと、結婚後数年で旦那さんが職を失ったとありますが、もしかするとここ１０年くらいは相談者の方は「納得はしてないけど夫だし受け入れなくちゃ」と思いながら暮らしてきたのでしょうか。あぁ長い、長すぎる。私なら就活しなくなった時点でお別れしちゃいそうですが、相談者の堪忍袋は、袋そのものがビッグサイズで、緒も極太かつ金属ワイヤーばりの強度があるのでしょう。日々、いやでも大きく太くならざるをえなかったのかもしれませんね。

きっと旦那さんも、無職になった当初は「ちょっと面倒かけるかもだけど俺も頑張る」という気持ちがアリアリで、それがわかっていたから「ま、しばらく家のことでもやってよ」と毎日が続いたと。

でも１０年ですよ、生産性の有無だけ考えるならそんなに続かないはず。人って、自分と同じことができない人を見下げるタイプと、自分と違うことができる人を尊敬するタイプがいますよね。

相談者ご夫婦はどちらも後者で、稼ぐ稼がない関係なく、例えば自分より動物に優しいとか、自分より友達が多いとか、自分より洗い物が丁寧とか、なんでも対象になると思うんですけど、お互いへのリスペクトがあったのだと思います。

もともと
＞働いている人が無職の人よりも偉いわけではないはずです。男性の魅力とは仕事ができることだけではない。

と思っていたのだから、旦那さんが専業主夫としてきちんとやっていたら、お金を稼いでいなくても新しいリスペクトがうまれ、今もこれからも支え合っていたような気がします。

でも、家事のできない専業主夫？？それってなんの専業？？
てか家事をやる気はあったの？トライはしたの？
ただ家にいる夫。（かろうじて生活費は貯金の運用でなんとか出していたのかしら？）
仕事も家事もする自分。

完全に一人の方がいいじゃないかーーーーーい！！！！

健やかなる時も病める時も？でもそれってお互いに誓ったわけで、どちらかが発動しっぱなしじゃ神様だって許さないと思います。ごもっともの結論ですよ。

というわけで、プラム的判決は


そもそも人間の価値を生産性ではかってなくない？
１５年もよく頑張りましたね無罪

ここまで旦那さんのこと、さんざん言ってきておいてなんですが、相談者に寄りかかって生きてきた人が離婚するのはなかなか辛い部分もあると想像します。でもあっさりと受け入れた。

「もう私と夫婦でいたくないってことでしょ」と考えるでしょうが、これを彼からの「今までごめん。自由になってね」という最後の優しさだと思って、新しい人生にワクワクしてほしいです。