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1年前から変わったこと。(プラム編)

前回コラムで告白した通り、かなり能天気でゆるく生きてきたプラム。当然お金のことにも無頓着で、結婚して5年、子供が生まれて3年たっても、ライフプランニングなにそれ?状態。

夫婦とも40代だし、病気になった時のためにそろそろ保険を厚くした方がいいのかね~とぼんやり考えていた時、タイミングよく夫先輩が同級生(保険屋さん)を紹介してくれました。


こうして我が家に現れたのが、「お金のことならなんでも聞いてください!」「プラムさんのお金、増やしましょう!」「これからの時代はお子さんがもらったお金を貯めずに運用した時こそ褒めるべきです!」と熱く語る保険屋さんかつ運用のプロY氏。初回こそ高額な保険を売りつけられるんじゃ?と待ち合わせに(自宅ではなく)カフェを指定するほど警戒(笑)しましたが、我が家にはない前衛的な考えと情報をいーっぱい持っていて、わからないことをわかるまで説明をしてくれる方だったので、少しずつ打ち解けました。

さっそく何のために保険に入るのかからヒアリングされ、世帯年収から預貯金までさらけ出し。生命保険って、安めの掛け捨てかちょっと高めの積立タイプか、どっちか選べばいいんだよね!くらいのスタンスでいたら、Y氏のノートPCから出るわ出るわ、多様化した各種保険。円建て、ドル建て、変額年金…、中にはそれ保険ていうかほぼ投資じゃん!みたいなものも。

プラムの祖父はお堅い市役所勤めながらバクチ的な買い物もしていた人。ただ少しセンスがあったみたいで、次々に株や土地を購入し、子孫にプチ財産を残してくれました。父はその血を継いだものの「(1億オールローンで)アパートを建てて経営する!」と高リスクすぎて少しも賛成できないことを言い出し、母と私と妹に全力で止められた、おそらくただのバクチ好き。

そしてその血を受け継いだプラムといえば…残り半分の母の血か?父を反面教師に?、儲け話は怪しい、利息なくても銀行預金、お小遣いは貯めてなんぼ、株はギャンブルだ!投資は詐欺だ!くらいに思考が偏り…。もちろんY氏の話にもいきなり拒否反応ビンビンです。それでも、年金はあてにならない、退職金は大手だけの夢の話、老後2000万必要?となれば、共働き超一般家庭の我が家は3人で食べていけるのか、当然不安。結局Y氏による資産運用講義を夫を差し置き、真剣に聞き始めてしまいました。

どんな国の貨幣もそれに伴う株も債券も、それぞれバランスを保って価値が決まる。そんな当たり前のことも、円世界だけで生きてきたプラムにとっては、つまりどういうこと??小学生レベルの質問を繰り返し、円預金だけではリスクになることもあるとようやく理解。いつまでも100円でジュースが買えるとは限らないよなぁ。コツコツ銀行に貯金してても、あの10万円はピザ1枚しか買えない価値になることもある?!えー、ドルなの?やっぱ今はドル?インフレ対策どうしたら?来るか来ないかわからない未来に、さっそく惑わされはじめる初心者プラム(笑)。


生命保険に入るはずが、毎週の自宅訪問でレクチャーされるうちに、なけなしの預金を運用しなくちゃいけない気になってしまい、国債や外国株、国内株などのバランスを示す金融ポートフォリオ(←しばらく作品集のことかと思ってたよ)とかいうものまで相談しはじめて。

すっかり保険の顔した資産運用に心が傾いていたのですが、たまたまY氏の訪問が1週空いたことで急に気持ちがクールダウン。とりあえず生命保険だけ入ることにして、運用は落ち着いて考えようと相成りました。あの資産運用へのワクワク感と盛り上がり、夫が引くくらい食い気味で話を進める自分に、爪先までしっかり流れる祖父と父の血を感じた2ヶ月の出来事でした。でも「初心者は分散投資がおすすめ」「近々の上がり下がりに一喜一憂せず長期的な視点で」など色々勉強になったし、お金のことを考えるいいきっかけになったかな。

この1年で変わったこと、それはお金や資産運用、そして保険屋さんの印象。
子どもが進学したり、住宅ローンを組んだり、それこそ介護や相続のことなど、想定内外のライフイベントが襲ってくるアラフォー時代。何にしてもお金は必要で、でもなかなか友人にリアルな数字や状況を説明しての相談はしにくく。保険屋さん(ファイナンシャルプランナー)頼りになります!相性はあると思いますが、もしお金のことで悩んだりわからないことがあったら連絡しようって思える人がいるのはありがたいです。


実はこの夏に転職する予定なので、次の会社では(みなさん、もうやられてます?)税金優遇があるというiDecoはじめようと思っています。お金が増えたらもちろん嬉しいけれど、子どもに少しでも教えられるようにまずは勉強のつもりで。運用や投資の記事や本を読んで何となくわかったような気になっているけれど、やっぱり実践あるのみですよね。



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