白い花(詩)

春のはじまりに 息づく白い花よ
波間を作り出し 朝を照らし出していく

春風に揺れる 一つ一つの粒が
波間を作り出し 朝を照らし出していく

何もないほどに 限りなく広い空は
どこか不安だけど 自由に歩けそうだ

形を成しては 大きくなれ 少年よ
一つの幸せ 祈り強くあれ 少女よ


春風に揺れる 一つ一つの声が
波間を作り出し 街を照らし出していく

形を成しては 大きくなれ 少年よ
一つの幸せ 祈り強くあれ 少女よ

春のはじまりに 息づく白い花よ
群れをなして今 輝け 光になれ

何もないならば 何にも染めていけるさ
どこか不安だけど 自由に生きれそうだ