◯上限
20歳くらいの頃は、自分にプレッシャーをかけて追い込んだ時に得られるものは無限にあるように感じていた。

しかし最近は、僕に限らず、人間が自分にプレッシャーをかけて得られるものは上限って大体決まってる感じがする(なんとなく100億円くらい？)けど、安心安全で得られるものには無限の平野が広がってるように感じる。

未来に対する評価が変わったということなのか、自分のやれることの限界がわかってきたということなのか、歳をとったということなのか、いろんな説があるんだけど、いわゆる「歳をとって諦めがついた」みたいな感覚とはなんかちょっと違う。

安心安全を、夢を諦めた結果としての憩いの場所と考えるのではなく、努めて意図的に作ることに大きな可能性がある気がする。安全ならばなんだってできる、みたいな。
夢も希望も別にいらないまま、安全なだけでその夢が達成されている状態にできるみたいな。何か作ろうと思った時に、何かを犠牲にしなくてもいいみたいなことだ。

「いいもの作れるはずいいものでなくてはいけない、何かよりいいものと自分で納得できなければならない」というモチベーションは大いに結構なんだけど、才能や能力にしか居場所がなくなってきてしまうから、結果プレッシャーになっていく。

綺麗事で、僕も全然できていない絵空事だ。最近は鬱がひどくて自分を痛めつけている時間が多いので、逆説的に希望について断片的に考えるようにしている。