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川島秀一編『渋沢敬三 小さき民へのまなざし』(アーツアンドクラフツ、2018年12月刊)

 204頁に1枚の写真がある。宮古島での上布製作の二、、、、円筒状の機織り具 マキダに縦糸を巻いている写真で、貴重な写真である。

 初出は1933年「南島見聞録」『祭魚洞雑禄』郷土研究社。


台湾から船で西表島に着き、石炭を積み込む苦力が台湾人400人。炭鉱労働者2000余名は監獄部屋で内地との連絡も取れず、生ける屍である。労働問題を超越しており、問題を詳論することを避け、ただ事実をありのままに記し、かつ何事か為されねばならぬと深く感じていることだを述べて、この問題から離れようと思う、、、としている。

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■2018年12月27日から1ヶ月間、資料整理・書籍の整理をしていると、過去に購入した書籍で、この内容を示しているものがある。

→ 『西表島・宇多良炭坑 萬骨碑 建立記念誌』(2010年)である。