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やりたいことはトラックの中で見つけた〜FX編②〜

年が明け2020年。

よく覚えています。元旦はよく晴れていたと思います。三賀日が明けたらデモトレードから実弾トレード(実際のお金でのトレード)へ移行しようと決めていたので、玄関先で朝日を浴びながら、何か予感めいた感覚を感じました。『何かが変わる』『今までとは違う』という感じの朝でした。

そしてこの予感はある意味当たり、世界は変わりました。

新型コロナウイルスの流行です。

金融相場は荒れていました。

この頃はトラックに乗っていても気持ちここにあらず。初心者あるある状態です。常にスマホでチャートをチェックしたくなり、コンビニに駐車してはあれこれ考える。夜も気になってよく眠れなくなり、寝不足になったり。まさにあるある。土日は相場が休みなので心が極端に穏やかになります(笑)とはいえ、土日に何もしないという状態はただのギャンブルトレード。一週間のトレードを振り返って反省点や改善点を見つけ、月曜日に備える。

今となっては必要な経験、トレーダー誰しもが通る道と理解は出来ますが当時は初心者真っ只中、結果に一喜一憂してしまい、昨日笑えても今日は泣いているといった状態です。資金も増えたり減ったりを繰り返す。

正直つらかったです。

絶望と希望が毎日あるようなものです。心にも身体にも良くない状態です。それでも日々の労働は続けなくてはならないので精神的にも肉体的にも一番きつい時期でした。

しかしトレードは資格試験やYouTubeと同様に、諦めようとは思いませんでした。これは私にとってギターと同じく離れがたいもの、一生のスキルになると確信を持って感じていたからです。

FXを続けるのに避けては通れないのが世界の社会情勢、いわゆるファンダメンタルズです。金融関係のニュース、主要国の経済、政治ニュースは常にチェックが必要になります。

そしてFXは、まず自分に合った手法を探さなくては続きません。いわゆるテクニカルです。手法が固まっていないトレードはトレーナーのいない筋トレとでも言いましょうか。闇雲にバーベルを上げても怪我をするだけ。ギターもそうでしょう。ハードロックをやっていたけど実はジャズギターが合っていたとか、コードストロークしながら唄うほうがしっくりくるなど様々。

トレードもせかせか短期でやるのが合う人もいれば、中長期でじっくり待つのが合ってる人もいます。しかしその自分に合うトレード手法、ギタースタイルを見つけるまでが長いし、大半の人はその期間で嫌になってやめてしまう。資金も無くなります。まずは勝手に師匠を決めるのが一番です。この点は本当にギターと似ています。師匠の真似をとことんやって一歩でも近づける努力をする。

浮気してしまうこともあるでしょう。hideさんのギターをコピーする時期、布袋寅泰さんの時期。私はB'z松本孝弘さんでギター人生が始まったので色々なギタリストのスタイルを真似しましたが、ギターを持って25年、今では師匠はただ1人、松本さんです。

FXも同じです。有名なトレーダーさんは数多くいます。自分のフィーリング、トレード以外の人となり、雰囲気、話し方、全部ひっくるめて

「この人みたいなトレーダーになりたい」

「この人についていこう」

そう心から思えるトレーダーさんの手法、考え方を真似して自分のものにしていくことが大切です。

私も見つかるまでに2年かかりました。

つづく


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