やりたいことを見つけ、努力を重ねても一向に肉体労働生活に変化は起きない日々。
私は『根本的な問題』が別にあるんじゃないか。
と気づいたことは前述の通りです。

この頃は、脳みそも大分FX脳になり、エントリーポイントが来るまでは相場観を日々経済ニュースや、信頼できるトレーダーさんの配信などでインプットしながら待つ。

エントリーしているなら先の展開を考えて、どこで決済するかを考えるくらいでした。とは言えそれが労働を抜け出せるほどの利益になるかと言えばそんなことはなく、先にも言いましたが投資・投機はパワープレイ、資金量がものをいう世界です。

数十万円でやっているうちは出る利益も数千円、数万円。ギャンブルトレードではなく、真面目にトレードに取り組めば取り組むほど、資金が少ないうちは利益もお小遣い程度でした。
相場格言に「休むも相場」というものがあります。
四六時中FX脳でしたので、この辺で私は一度脳みそをリセットして、
『根本的な問題』に向き合おうと思ったのです。

とは言えもちろんナスダック、ダウ、ドル円、ユロドル、BTCくらいは常にPC画面に表示させながら生活していました。感覚は常に相場に向けています。それは今でもそうです。ただ、それまでの２年間のようにそれだけに集中してしまうと生活に支障をきたします。家族がいるとなおさら気をつけなくてはいけません。

家族との調和が取れてこそ、のFXです。

そしてこの時期、またしてもなぜかYouTubeのおすすめにとにかく目に入ってきたのが

「引き寄せの法則」
「思考は現実化する」
といった、少し拒否反応を起こしてしまいそうなイメージがあるいわゆるスピリチュアルな分野の動画や書籍です。
正直なところ、私も最初は疑念しか湧きませんでした（笑）
潜在意識とか顕在意識と言われてもなんのことやらまったく分からず、それを信じようとしてる自分すら恥ずかしい気がしました。
「俺もとうとうここまで落ちたか」
「そういうのにすがった時点で終わりだよな」
そんな思いもありました。

しかし四の五の言わず、とりあえずやってみる。それしか今の自分にできることはないと思い直し、YouTubeやAudible、Voicyといったアプリで運転中は耳から引き寄せの法則を吸収しました。
そして多くの引き寄せに関する発信者や著者の方の動画や本を読んだり聴いたりするうちに気がついたことがあります。
それは結局おっしゃる内容はほぼほぼ同じということです。
別にバカにしているわけではなく真実は一つだということです。
その一つの真実を人によっては難くしたり、分かりやすくしたり、近道したり遠回りして説明して下さっているだけなのです。

なので引き寄せに興味がある方へのアドバイスとしては、声が好きとか、経歴に共通点があるとか、なんかよくわかんないけどこの人いい感じ、とかそういうことでいいと思います。内容はだいたい一緒ですから。でもその「なんか好きだなこの人」っていうのがないと何ヶ月、あるいは何年と毎日その人の声を聴くことは出来ませんし、その人の話を100％腑に落として実践していくということは出来ないと思います。

大切なことはメンターは1人、多くても2人くらいに絞り、毎日そのメンターが言うように実践していくことです。これは今までの挑戦にも当てはめることが出来ます。FXなんかはその最たる例です。師匠とするトレーダーは1人ないしは2人にして徹底的にそのトレーダーの手法をある一定期間マネすることが勝つための近道です。

メンターや師匠トレーダーが言うことに対して自分の浅はかな初心者意見は一切必要ありません。
『守破離』
まずは徹底的に型を身につけることが大切です。
とにかくメンターの言うとおりにやること。
それからの私はメンター先生を絞り、トラック運転中に配信を聴き、休憩時間に動画を観て、著書を読み、染み込ませ、持ち歩いてトラック車内の目に付く場所に置いて運転することを続けました。

怪しいですか？（笑）怪しいっすよね。引き寄せとかスピリチュアルとか。でも今の感じでずっと人生行きますか？
起きたくない時間に起きて、行きたくない労働現場に行って、やりたくない肉体労働を８時間９時間やる人生で行きますか？

私は怪しいも何も瞬間感じただけであとは飛び込みました。
選択肢はないんです。何か変化の可能性があると感じたら、
やるんです。それしかないでしょ？やるしかないじゃん？
肉体労働を、ブルーカラーを抜け出すには。